白山 俺たちの楽しみ方 平瀬から
- GPS
- 11:04
- 距離
- 38.7km
- 登り
- 2,534m
- 下り
- 2,595m
コースタイム
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
白山白川公園線(林道)閉鎖ゲート前の空きスペースに車を停め、取付き迄の13kmを自転車で行く。 MTBならパンクの心配はあまり無いが、ロードタイプやママチャリタイプはパンク要注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
林道ゲート → 取付き 公園線はきれいにされているので問題なし、路面への多少の落石注意。 取付き → シールハイク 自転車を降りた所から北側の斜面へ取付き、ひと尾根越えると雪が見えてくる。 その沢筋の右岸を遡上するように行けばよい。 シールハイク → 台地取付き 沢筋右岸を行くと小滝が2か所出てくるので、その二つ目を超えたあたりから右手の沢へ乗越す事を考えなければいけない、遡上してきた沢は急峻になり、左へ折れていくので行き詰る。 右手の沢に乗越たら、そのまま左手の斜面を見ながら登行する、すると正面に険悪な谷とその向こうの山が見えるあたりで、自分の遡上してきた沢は左手に上がっていくから、そのまま沢沿いに遡上する。 そのまま少し進めばコブラツリーとみんなが呼ぶランドマークが見える。 台地取付き → 主峰取付き コブラツリーを右手に見ても左手に見ても、前方には白山の御前峰と剣ヶ峰の双耳峰がドンと見える。 スキーヤーズライトの稜線を辿れば、双耳峰の鞍部に乗り上げる最短ルートに成る。 スキーヤーズレフトの転法輪谷の沢底を辿れば、御前峰の南面への近道だ。 風が強かったり、天候に不安が有れば転法輪谷が良いし、今回の様に晴天で風が無ければ、右手の台地稜線が涼しくて良い。 主峰取付き → 山頂 双耳峰のコルから御前峰山頂へは雪が切れているので、シートラ&ブーツアイゼンが良いだろう。 今回の山行では、graveltrekが登行中に帽子を飛ばしてしまい、帰路でそれの回収をしなければならなかったので、御前峰ではなく大汝峰を登頂する計画に変更した。 下山 好きなように滑ればよい。 |
その他周辺情報 | おおしらみず温泉 |
写真
感想
この山行に記録を求めてはいない、あえて困難さや過酷さを望んでもいない。ただこの山を全身で感じて自身の内なる声に従って行く、それが俺たちの山の楽しみ方。
今年まだ行けて無かった白山、雪が有るうちになんとかせんといかん。
白川村平瀬から白山公園線を自転車で取付き迄行き、そこから白山を目指すというルートも盛んにレコで紹介されいているので、そこを使って今年も行ってみよう。
石川県側の市ノ瀬へは、大きく迂回していく事に成るので我が家からはとっても遠くて、行きづらいのだ。
午前2時にtooさんと待ち合わせ、MTB2台を車に積んで白川郷を目指す。
林道ゲート前に駐車できればそこでMTBを下ろす段取り、車が停められなければ道の駅まで下る事にした。
我々が一番乗りだったので、ゲート前に邪魔にならない様に車を停めてスタート。
graveltrekの電動MTBでtooruohさんをけん引して、通常2時間近くかかる行程を50分で通過。
道路わきのフェンスの上にMTBを持ち上げ駐輪して、シートラーゲンで歩き始める。
ひと尾根越えて北側の沢筋に降りれば、すぐに雪が出てきてシールハイクが始まる。
左手の斜面を見ながら進むと小滝が2つ出てくる、それを越したら右手の沢へ移動して、そのまま上部を目指す。
沢沿いに進めば例のコブラツリー基部に到着する。
今日は天気も良いし風も弱い予報なので、転法輪谷右手の稜線を詰めて御前峰と剣ヶ峰のコルを目指す。
コルからは御前峰まで板を担ぐ必要があるが、帰りは山頂東側の急斜面を滑り降り、そのまま転法輪谷を帰ればよい。我ながら良いルートを考えた(笑)
ところが、双耳峰のコルへの急斜面を登高中に、帽子を飛ばしてしまった。拾おうとすると風に吹かれて下部へ落ちて行ってしまった。取りに降りる元気はない。
無線でtooruohさんに「帰路で帽子を回収したいが、計画変更しても良いか?」と聞くと、「了解」と返事。すいませんがお願いします。
ルートを大きく変更する必要が有ったので、今日は御前峰ではなく大汝峰を目指すプランに変更したが、賑わいを見せる御前峰に比べ人気のない大汝峰は静かで良かった!!
雪のない大汝峰に無理やり板のまま登り記念写真を撮る、この写真の為にスキー板は欠かせないから必ず山頂まで履いていく、持って行く!
tooさんとカップらーんを食べながら「今シーズンのスキーも今日で板納めかな?」なんて話しながら1時間も遊んでいた。
風で飛ばされた帽子を、帰路で回収した。幸いどこにも行かずにその場に待っててくれた、良かったワw
帰りコブラを過ぎて樹林帯へ差し掛かると、後ろから引かれるようにスピードが出ない。tooさん俺を引っ張るなよ!と後ろを見るが、tooさんも板が滑らなくて苦しんでいる様子。
あんまり状態が酷いんで、途中で板を外してソールをみたら何かのヤニがべっとり付いている、どうやらブナの木の新芽の萼片に含まれるヤニの様だ。
シールを貼ったかのように坂を上がれる状態で笑える(泣)
帰りの林道で「コゴミ」を少しいただき車へ帰った、なんか知らないがやたらに時間が掛った山行だった(笑)
昨年の白山東面山行でお会いした、電動自転車の3人パーティーの方と、今年もばったりお会いしてびっくり。graveltrekのMTBは特徴が有るのでお相手の方々が良く記憶されていて、話しかけて下さった。
ありがとうございました、来年もお会いいたしましょう(笑)
山スキーシーズンに一回位は行っておきたい白山。東海の山スキーヤーにとってはアクセスのいい東面台地、ロケーションも抜群だ。graveltrekさんのハイパワーMTBに文字通り引っ張られて取り口までMTBで林道走行。テクノロジーの進化とともにアプローチ方法は変わるwww。
林道から乗り上げた台地はかろうじて雪が繋がる感じで、チョット面倒くさい場面もあったが、徐々に歩きやすくはなる。今日は御前峰と剣ヶ峰のコルを目指して台地上を進む。風が当たらない所は暑いくらいだ。雪は適度に緩んでシールハイクで問題無くコルまで登り上げた。アクシンデントで行き先を急遽、大汝峰に変更したのだが、先行の登山者がお一人いただけで、静かな山頂で良かった。僕たちの方がうるさかったも知れないwww失礼しました。
大汝峰山頂から滑り込んで、コルまで少し歩いて、コルから台地に滑る込む。こちら側は、山頂からの雪が切れていて誰も来ないので、貸切の広大オープンバーンになっている。雪質も斜度も気持ち良くて、graveltrekさんは昇天モードでスキー滑降。だんだんと雪が重くなってくる頃、下界に戻ってきたようだった。
台地を滑って軽く終わりかなと思っていたが、ブナの萼片のヤニ攻撃にあって四苦八苦する。まあ、これも山スキーかな。知人によるとスクレーパーとクリーナーを持って行くのは常識だよとのこと・・・知らんかったわ、幾つになっても勉強です。
なんにしても今日も楽しかった!graveltrekさんありがとう。
コメント
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私は御前峰より山頂が広く人も少ない大汝峰が好きで、今回も小一時間休憩してしまいました。翠ヶ池辺りを進むお二人が登って来たら出発しようと思っていましたが腰が上がらずご一緒になりました。お話に出た平瀬での不明者は同郷福井県の56歳の女性でした。市ノ瀬ルートよりタフなルートのようで無理されたのですね。無事に見つかればと願っています。
せっかく静かな大汝峰をお楽しみの所、私達が騒がしくして申し訳ございませんでした。
我々も人が多すぎるのが苦手で、御前峰の混み具合はどうも。
行方不明の方の捜索に、ヘリコプターが大分飛び回って居ました。
早く見つかると宜しいですね。
また何処かのお山でお会い出来ると嬉しいですね、ありがとうございました。
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