【洛北作戦】鞍馬寺〜貴船山【戊22.9】

2022年05月15日(日) [日帰り]

• GPS: 03:38
• 距離: 10.2km
• 登り: 966m
• 下り: 999m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:28
• 休憩: 0:10
• 合計: 3:38

距離 10.2km 登り 966m 下り 1,005m

8:34 鞍馬駅
8:57 8:59 鞍馬寺
9:12 9:13 大杉権現社
9:20 9:22 奥の院魔王殿
9:33 貴船側下山
9:37 9:38 貴船神社
9:45 貴船神社結社
9:55 9:56 貴船神社奥宮
11:13 11:14 貴船山716ピーク
11:24 11:25 貴船山三角点
11:27 樋ノ水峠
11:51 11:52 大岩夜泣峠分岐
12:04 貴船口下降点
12:12 貴船口駅

天候

薄曇り　時々日が射す。

アクセス

利用交通機関：

電車

往路：叡山電鉄鞍馬線鞍馬駅
復路：叡山電鉄貴船口駅

コース状況／危険箇所等

鞍馬、貴船と言えば京都で有名な観光地。その裏山は歩きやすいだろうと、以前歩いた愛宕山と同じ気持ちで入山したら、鞍馬はともかく、貴船はアドベンチャー要素いっぱい。というか道ではなかった。まあ、主ルート歩いていないからだが。

写真

5/15 7:37

今回は京都を訪れる。太陽は出ているが北側は曇りがち。これならどこを歩いても同じ空だろうと、洛北へ向かう。

5/15 8:30

鞍馬駅下車。

5/15 8:33

鞍馬寺の山門をくぐる。入山料300円。有料の所は京都一周トレイルから外しているのかしら。

5/15 8:35

木々の緑が瑞々しく、また、厳粛な雰囲気。さすが京都のトップクラスの観光地と言うべきか、大河ドラマに便乗するようなことが全くないのが好印象。

5/15 8:36

空は雲が多いものの晴れ間に期待できそうだ。

5/15 8:39

幹の太い巨木が神域の荘厳さを高めている。

5/15 8:45

岩清水が溢れているのは最近雨がちだからというだけでもないだろう。

5/15 8:54

鞍馬寺本堂。祈り方について何か変な流行りがあるのか、女性達が皆手前の石敷きの所で祈りを捧げていた。

5/15 8:55

境内にある箱庭、瑞風庭。

5/15 8:55

奥の院へ。

5/15 9:03

むむっ、鞍馬山のピークまで行こうと思っていたが、しめ縄が張られて進めないようになっている。

5/15 9:06

他の山頂に至ると思われる道もこの通り。これを勝手に乗り越えて行く者がいるとすれば、恐ろしいことだ。

5/15 9:09

大杉権現社。もしかして、このぶっ倒れているのが、その大杉？

5/15 9:11

貴船の方に降りて行く。

5/15 9:17

奥の院と言うと山の頂上にありそうなものだが、鞍馬寺の奥の院はピークを越えて下った先にある。

5/15 9:21

このような救助標識が等間隔にある。東京の高尾山や御岳山よりも小ぢんまりとしたやまだが、それでも遭難者が出るのだろうか。

5/15 9:23

道中、地質岩質の説明板が多くある。様々な地層が複雑に入り組んだ山のようだ。

5/15 9:30

貴船に下る。こちらも観光客がそこそこいる。

5/15 9:30

もう川床の用意はされているようだ。晴れて陽気な日には客も多く入るのだろう。

5/15 9:31

貴船神社。こちらも貴船川の流れと相まって瑞々しい感じがして良い。

5/15 9:32

ちょうどシャガの花が咲いている。

5/15 9:35

多くの人が参拝している。

5/15 9:42

貴船神社結社

5/15 9:50

奥の奥まで進んで、

5/15 9:52

貴船神社奥宮と御船形石を拝して回る。

5/15 9:54

ちょうど修学旅行の季節。私も中学時代に来たが、7箇所回れというタスクが課されて余裕のない行程だった。

5/15 9:58

つつみヶ岩

5/15 10:09

地理院地図では破線が引かれている尾根に乗る。

5/15 10:10

苔生しているのは水気の多さ。足元もしっかりしていない。下手すると転落しかねない。

5/15 10:15

そして、この倒木の多さ。これを乗り越えて行くのは尋常なことではない。令和元年台風第15号後の房総山行よりはマシだったが、とても通れる状態ではない。

5/15 10:21

越えた倒木の数はいちいち数えていないが、20本は超えているだろう。

5/15 10:28

倒木区間を抜けたら今度は柵に行く手を阻まれたので、柵沿いに回り込む。

5/15 10:37

もう道なき道を歩いている感じ。というか道が無いと言っても良い。

5/15 10:57

貴船の722mピーク部分

5/15 11:04

ようやくまともな道に出た。

5/15 11:06

すぐ傍が私有地。こういうことを考えると、無闇に変なルート取りをするのは良くないのかもしれない。

5/15 11:10

貴船山

5/15 11:18

広い空間に出るが、こういう所は本当に進むべき道が分かりにくい。

5/15 11:21

貴船山三角点峰。先ほどのピークとこの三角点峰の区間は本当に難度高し。谷筋に下る道の方がハッキリしていて、こちらに来る道は分岐すらわかりにくかった。

5/15 11:24

倒木が大量にある樋ノ水峠

5/15 11:24

また倒木を乗り越えないといけないのか・・・とゲンナリしていたら、下るルートではきちんと処理されていた。

5/15 11:32

それでも何か所か倒木や、

5/15 11:36

比較的新しめの落石痕が見られた。

5/15 11:48

大岩夜泣峠分岐

5/15 11:53

貴船の実践ルートでもこの難度か。他の北山の破線ルートはいったいどうなっているのだろう？恐るべし、京都の山。大人しく京都一周トレイルで満足するのが安全か。

5/15 12:01

当初予定では二ノ瀬駅まで歩くつもりだったが、もう十分歩いた気がしたので貴船口駅に下ることにする。

5/15 12:08

下山開始から10分足らずで下山。

5/15 12:09

なかなか密度の濃い山行となった。京都の山は東京の山と比べると難度がかなり高い。今後、心してかからねばなるまい。

撮影機器：

Canon PowerShot SX740 HS Canon

感想

narodniki

前回流れた京都山行を、大型連休の混雑も過ぎ去ったということで実施。

早朝、京都駅に着き、西本願寺で晨朝法話に参加。
その後、思ったほど晴れていない空を見上げながら、大文字山の方に行くか北山の方に行くかマクドで朝食をとりつつ考える。
結論は、東に行っても西に行ってもさほど天気は変わらないだろう。当初予定通り鞍馬へ。
途中、まだ降りている人がおり、前で降りる人が掃けるのを待っている人がいるにもかかわらず電車に乗り込んでいく生徒に一種のカルチャーショックを受けつつも、そんな俗な街中から、今日のはずれの山里へ。終点の鞍馬まで来れば、辺りにいるのはほとんど観光客だ。

有名な観光地だから京都一周トレイルの一部になっているのかと思っていたが、全く外れているらしい。とすると、京都一周トレイルは山でない区間も結構あるのだろうか。
「愛山料」を300円支払って山門をくぐる。観光地然としているのは門前だけで、入山してしまうと、そこは厳粛な世界。2流観光地においてよく見られる大河ドラマ便乗商法など一かけらも見当たらない。ただただ純粋な山。
そのことが私に深く感銘を与えた。