朝日岳(寸又三山)登山道整備に同行
- GPS
- 09:15
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 1,288m
- 下り
- 1,288m
コースタイム
10:00 展望所⇒ 11:30 栗山沢の頭⇒ 11:50 朝日岳 12:25⇒
12:40 栗山沢の頭⇒ 13:35 展望所⇒ 14:00 合地ボツ⇒
14:00 尾根⇒ 16:10 朝日岳登山口
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道362号線に入り曲がりくねった狭い道をひたすら進み、川根本町千頭に出て県道77号線に入りました。 寸又峡温泉入口付近の水車のモニュメントがある広い第三駐車場に車を置きました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
まだ暗い早朝自宅を出発したので周囲の景色が分からず高速道路を下りてから狭い道を不安と心細さを感じ車を走らせてきました。 寸又峡温泉の水車のモニュメントがある広い台駐車場で地元の人に朝日岳登山口を訪ねると、偶然にも「これから登山道の整備に行く」と言うので同行させていただく事にしました。 登山道整備の為特別に林道通過を許可されたようで、車で寸又左岸林道(一般車通行止)を通り朝日岳登山口に向かいました。 ゲートから10分程上がり広くなった右カーブに朝日岳登山道案内板がありすぐ先に登山道入り口がありました。 登山道は勾配が急でいきなり細尾根があり、さらに切れ落ちている所が続き厳しさを感じました。 トウゴクミツバツツジが咲き新緑が芽吹き始めた木々の間から、展望が一部開け大間ダムが見え一息入れました。 登山道に架かる障害木や倒木を切ったり、カラースプレイで木や石に目印を付けたりして登り「尾根」に出ました。 しばらく尾根伝いに登り崩壊地跡をトラバースしてうす暗い人工林の中にある「合地ボツ」1232mに着きました。 再度尾根伝いの道になり「展望所」までは比較的緩い勾配の登山道でした。期待していた「展望所」ではガスの為見えるはずの景色は真っ白で何も見えず、目の前のピンクの花びらを開いたアカヤシオが不満を慰めてくれていました。 高度が上がるにつれてガスが濃くなり、寒さで木が吸い上げる水が飽和されず水滴になり雨のように枝から落ちてきました。 「栗山沢の頭」まではこの山一番の急勾配の登山道になり過ぎると雪が残るシラビソの緩やかな勾配の原生林に入り、間もなく朝日岳山頂に着きました。 山頂はシラビソの原生林とカラマツの人工林の境にあり、一部切り開かれた方角には富士山が見えるようですが他には展望はありませんでした。 気温約5℃と手がかじかむ寒さ中で昼食を採り、目残しの障害木を切りながら来た道を戻りました。 急勾配の下りは登りよりかなり足に負担が強くかかり時間がかかりましたが無事登山口に到着しました。 |
写真
感想
今回は偶然に、願っても無い地元寸又峡の登山者と朝日岳に登れるチャンスに恵まれました。
南アルプス山岳図書館で行っていた登山道整備出発前のミーティング最後の方に入れてもらい、快く歓迎され同行させていただきました。
山に関して今まで知らなかった事やちょっとした足の運び方、他の山の情報などを教えてもらい地元の山を熟知している登山者と朝日岳と登れたのはラキーで勉強になりました。
文化遺産で騒がれている山や誰もが知っている人気の百名山は国や県からの資金のバックアップがあり自然を失いかねるほど整備されているように感じます。
反面あまり知られていないマイナーの山は、地元山を愛するボランティアの人達の力で登山道の整備や登山者の安全が保たれているんを今回しみじみと感じ関係者に感謝します。
朝日岳へのアプローチは主要幹線道路から遠く山深く入るので、交通の便が悪く訪れる登山者は少ないようです。
その分山は静かで繁殖期を迎えた鳥のさえずりキツツキが木をたたく音が聞こえ、昔の人達が山仕事の作業道に使用していた道が今はそのまま登山道になり周囲は自然そのままのようでした。
朝日岳山頂付近の自然そのままのシラビソの森は、大木が朽ちて倒れた木にコケが生え森が循環して生きているようでした。
その森ににガスがかかり残雪とあいまって幻想的になり見ただけでも登って来たかいがありました。 標高差はかなりあり急峻な登山道は人工物はロープが所々あるのみで自然に富でいて心地よい自然を楽しめる山でした。
朝日岳に登坂中メンバーの一人が木につかまった瞬間木に架かっていた石が膝に当たり、しばらくは登山を続行していましたが大事を取りリーダーの指示で地元の人を一人付けて途中から下山しました。
下る途中から一人、足がつり始めたのか速度が遅くなりやはりリダーの指示で地元の人が前に付その人の速度に合わせ何とか登山口まで下がることができました。
同行してくれたみんなにお礼を述べて時間が遅くなったので温泉にも寄らず帰りました。
コメント
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yosi-yamaさん、こんばんわ 。
去年から朝日岳・沢口山を狙っているのですが、雪があったりヒルの季節だったりして、なかなか行けてません 。
今年こそは と思ってますが、雪がとけるころにはヒルの出番ですね 。
(雪山装備を持っていないので、雪山以外を楽しんでます)
しっかり整備してくれてる写真を見て「今年こそは!」と思いました。
43番の写真ですが「寸又(すまた)」をわかっていれば読めますが、一見すると「オス」にも見えます 。
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