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Yamareco

記録ID: 431346
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東海

朝日岳(寸又三山)登山道整備に同行

2014年04月19日(土) [日帰り]
 - 拍手
yosi-yama その他14人
GPS
09:15
距離
6.5km
登り
1,288m
下り
1,288m

コースタイム

06:55 朝日岳登山口⇒ 08:30 尾根⇒ 09:25 合地ボツ⇒ 
10:00 展望所⇒ 11:30 栗山沢の頭⇒ 11:50 朝日岳 12:25⇒
12:40 栗山沢の頭⇒ 13:35 展望所⇒ 14:00 合地ボツ⇒ 
14:00 尾根⇒ 16:10 朝日岳登山口
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2014年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
第二東名高速道路新静岡SAスマートICで高速道路から下りて静岡県道209号線〜県道207号線と進みました
国道362号線に入り曲がりくねった狭い道をひたすら進み、川根本町千頭に出て県道77号線に入りました。
寸又峡温泉入口付近の水車のモニュメントがある広い第三駐車場に車を置きました。
コース状況/
危険箇所等
 まだ暗い早朝自宅を出発したので周囲の景色が分からず高速道路を下りてから狭い道を不安と心細さを感じ車を走らせてきました。
 寸又峡温泉の水車のモニュメントがある広い台駐車場で地元の人に朝日岳登山口を訪ねると、偶然にも「これから登山道の整備に行く」と言うので同行させていただく事にしました。
登山道整備の為特別に林道通過を許可されたようで、車で寸又左岸林道(一般車通行止)を通り朝日岳登山口に向かいました。
 ゲートから10分程上がり広くなった右カーブに朝日岳登山道案内板がありすぐ先に登山道入り口がありました。
 登山道は勾配が急でいきなり細尾根があり、さらに切れ落ちている所が続き厳しさを感じました。
 トウゴクミツバツツジが咲き新緑が芽吹き始めた木々の間から、展望が一部開け大間ダムが見え一息入れました。
 登山道に架かる障害木や倒木を切ったり、カラースプレイで木や石に目印を付けたりして登り「尾根」に出ました。
 しばらく尾根伝いに登り崩壊地跡をトラバースしてうす暗い人工林の中にある「合地ボツ」1232mに着きました。
 再度尾根伝いの道になり「展望所」までは比較的緩い勾配の登山道でした。期待していた「展望所」ではガスの為見えるはずの景色は真っ白で何も見えず、目の前のピンクの花びらを開いたアカヤシオが不満を慰めてくれていました。
 高度が上がるにつれてガスが濃くなり、寒さで木が吸い上げる水が飽和されず水滴になり雨のように枝から落ちてきました。
 「栗山沢の頭」まではこの山一番の急勾配の登山道になり過ぎると雪が残るシラビソの緩やかな勾配の原生林に入り、間もなく朝日岳山頂に着きました。
 山頂はシラビソの原生林とカラマツの人工林の境にあり、一部切り開かれた方角には富士山が見えるようですが他には展望はありませんでした。
 気温約5℃と手がかじかむ寒さ中で昼食を採り、目残しの障害木を切りながら来た道を戻りました。
 急勾配の下りは登りよりかなり足に負担が強くかかり時間がかかりましたが無事登山口に到着しました。
寸又峡第三駐車場
南アルプス山岳図書館 観光案内所 トイレがありました
2014年04月20日 14:56撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/20 14:56
寸又峡第三駐車場
南アルプス山岳図書館 観光案内所 トイレがありました
スまた左岸林道ゲート(通行止)
今日は特別に許可を採り入れるようでした
2014年04月20日 14:56撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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4/20 14:56
スまた左岸林道ゲート(通行止)
今日は特別に許可を採り入れるようでした
朝日岳登山道案内板
今日のリーダーが本職の建築の腕前を披露して作成したようです
横に登山ポストがありました
2014年04月20日 14:57撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/20 14:57
朝日岳登山道案内板
今日のリーダーが本職の建築の腕前を披露して作成したようです
横に登山ポストがありました
朝日岳登山口
2014年04月20日 14:57撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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4/20 14:57
朝日岳登山口
ストレッチをしてから出発しました
2014年04月20日 14:57撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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4/20 14:57
ストレッチをしてから出発しました
朝日岳登山口でリダーの再度注意事項などを聞いて出発しました
2014年04月20日 14:58撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/20 14:58
朝日岳登山口でリダーの再度注意事項などを聞いて出発しました
いきなり細尾根を登りました
2014年04月20日 14:58撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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4/20 14:58
いきなり細尾根を登りました
岩が露出していたり両側は木が生えていますが切れ落ちていました
2014年04月20日 14:59撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/20 14:59
岩が露出していたり両側は木が生えていますが切れ落ちていました
展望が開け大間ダムが見えました
2014年04月20日 14:59撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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4/20 14:59
展望が開け大間ダムが見えました
木の根が露出して登山道の勾配が増してきました
2014年04月20日 14:59撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/20 14:59
木の根が露出して登山道の勾配が増してきました
ロープを固定しています
2014年04月20日 15:00撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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4/20 15:00
ロープを固定しています
尾根に出ました
この道標もリーダー作
2014年04月20日 15:00撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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4/20 15:00
尾根に出ました
この道標もリーダー作
ペンキ印もはっきりとスプレーし直しました
2014年04月20日 15:00撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/20 15:00
ペンキ印もはっきりとスプレーし直しました
トウゴクミツバツツジが咲く尾根道を登りました
2014年04月20日 15:01撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/20 15:01
トウゴクミツバツツジが咲く尾根道を登りました
大きな木の朽ちた切り株
2014年04月20日 15:01撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/20 15:01
大きな木の朽ちた切り株
岩が出てきてさらに道は険しくなりました
2014年04月20日 15:01撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/20 15:01
岩が出てきてさらに道は険しくなりました
崩壊地跡をトラバース
2014年04月20日 15:01撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/20 15:01
崩壊地跡をトラバース
合地ボツ 標高1232m
合地は尾根が交わった所
ボツは少しへこんだくぼみのようです詳しくはわかりません
小さい石碑がありました
2014年04月20日 15:02撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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4/20 15:02
合地ボツ 標高1232m
合地は尾根が交わった所
ボツは少しへこんだくぼみのようです詳しくはわかりません
小さい石碑がありました
ペンキ印を付けるリーダー
2014年04月20日 15:02撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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4/20 15:02
ペンキ印を付けるリーダー
朝日岳への矢印
印鑑みたいです
2014年04月20日 15:02撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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4/20 15:02
朝日岳への矢印
印鑑みたいです
展望所からは寸又三山の前黒法師岳や沢口山が見えるはずですが今日は真っ白
2014年04月20日 15:03撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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4/20 15:03
展望所からは寸又三山の前黒法師岳や沢口山が見えるはずですが今日は真っ白
展望所の目の前に咲いていたアカヤシオツツジ
2014年04月20日 15:03撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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4/20 15:03
展望所の目の前に咲いていたアカヤシオツツジ
開花しているのはここだけでした
2014年04月20日 15:03撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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4/20 15:03
開花しているのはここだけでした
少し登るともう一か所、展望所がありました
2014年04月20日 15:04撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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4/20 15:04
少し登るともう一か所、展望所がありました
アカヤシオツツジは蕾が大きくなっていて来週ぐらいが見頃のようです
シロヤシオツツジはアカヤシオが咲いた後から咲くので開花はまだまだです
2014年04月20日 15:05撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/20 15:05
アカヤシオツツジは蕾が大きくなっていて来週ぐらいが見頃のようです
シロヤシオツツジはアカヤシオが咲いた後から咲くので開花はまだまだです
緩やかな尾根道
2014年04月20日 15:05撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/20 15:05
緩やかな尾根道
ガスが濃くなりました
2014年04月20日 15:05撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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ガスが濃くなりました
キツツキが虫を取るためにあ朽ちかかったきに穴をあけ木の糟が下にたくさん落ちていました
2014年04月20日 15:06撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/20 15:06
キツツキが虫を取るためにあ朽ちかかったきに穴をあけ木の糟が下にたくさん落ちていました
プレートを覆い始めた木
2014年04月20日 15:06撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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プレートを覆い始めた木
栗山沢の頭手前の急登
2014年04月20日 15:06撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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栗山沢の頭手前の急登
栗山沢の頭
2014年04月20日 15:07撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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栗山沢の頭
役目を終えて倒木
2014年04月20日 15:07撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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役目を終えて倒木
水滴
2014年04月20日 15:08撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/20 15:08
水滴
登山道を塞ぐ倒木
2014年04月20日 15:08撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/20 15:08
登山道を塞ぐ倒木
風で倒れたのか
2014年04月20日 15:08撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/20 15:08
風で倒れたのか
朝日岳手前のシラビソの森には雪が残っていました
2014年04月20日 15:10撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/20 15:10
朝日岳手前のシラビソの森には雪が残っていました
朝日岳山頂に着きました 標高1826.6m
2014年04月20日 15:10撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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4/20 15:10
朝日岳山頂に着きました 標高1826.6m
南アルプスのヤマヤ
2014年04月20日 15:11撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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南アルプスのヤマヤ
朝日岳山頂
三角点は見逃してしまいました
北側は人工林でした
2014年04月20日 15:11撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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4/20 15:11
朝日岳山頂
三角点は見逃してしまいました
北側は人工林でした
木の回りは雪が融けていました
2014年04月20日 15:12撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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木の回りは雪が融けていました
シラビソの天然林
2014年04月20日 15:12撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/20 15:12
シラビソの天然林
山頂から来た道を戻ります
2014年04月20日 15:13撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/20 15:13
山頂から来た道を戻ります
ガスった時にはありがたい目印
山頂付近の尾根は広く平らで迷いやすいと感じました
2014年04月20日 15:13撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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4/20 15:13
ガスった時にはありがたい目印
山頂付近の尾根は広く平らで迷いやすいと感じました
見納めのシラビソの天然林
2014年04月20日 15:13撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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4/20 15:13
見納めのシラビソの天然林
登る時より大変な下り坂
2014年04月20日 15:13撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/20 15:13
登る時より大変な下り坂
カラマツに寄生した植物名前は忘れました
2014年04月20日 15:14撮影 by  DSC-HX10V, SONY
4/20 15:14
カラマツに寄生した植物名前は忘れました
トラバース道まで下がって来ました
2014年04月20日 15:14撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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トラバース道まで下がって来ました
芽吹きの春
2014年04月20日 15:14撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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芽吹きの春
トウゴクミツバツツジ
2014年04月20日 15:15撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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4/20 15:15
トウゴクミツバツツジ
御苦労さんでした
無事戻れました
2014年04月20日 15:15撮影 by  DSC-HX10V, SONY
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4/20 15:15
御苦労さんでした
無事戻れました

感想

  今回は偶然に、願っても無い地元寸又峡の登山者と朝日岳に登れるチャンスに恵まれました。
 南アルプス山岳図書館で行っていた登山道整備出発前のミーティング最後の方に入れてもらい、快く歓迎され同行させていただきました。
 山に関して今まで知らなかった事やちょっとした足の運び方、他の山の情報などを教えてもらい地元の山を熟知している登山者と朝日岳と登れたのはラキーで勉強になりました。
 文化遺産で騒がれている山や誰もが知っている人気の百名山は国や県からの資金のバックアップがあり自然を失いかねるほど整備されているように感じます。
 反面あまり知られていないマイナーの山は、地元山を愛するボランティアの人達の力で登山道の整備や登山者の安全が保たれているんを今回しみじみと感じ関係者に感謝します。
 朝日岳へのアプローチは主要幹線道路から遠く山深く入るので、交通の便が悪く訪れる登山者は少ないようです。
 その分山は静かで繁殖期を迎えた鳥のさえずりキツツキが木をたたく音が聞こえ、昔の人達が山仕事の作業道に使用していた道が今はそのまま登山道になり周囲は自然そのままのようでした。 
 朝日岳山頂付近の自然そのままのシラビソの森は、大木が朽ちて倒れた木にコケが生え森が循環して生きているようでした。
 その森ににガスがかかり残雪とあいまって幻想的になり見ただけでも登って来たかいがありました。 標高差はかなりあり急峻な登山道は人工物はロープが所々あるのみで自然に富でいて心地よい自然を楽しめる山でした。
 朝日岳に登坂中メンバーの一人が木につかまった瞬間木に架かっていた石が膝に当たり、しばらくは登山を続行していましたが大事を取りリーダーの指示で地元の人を一人付けて途中から下山しました。
 下る途中から一人、足がつり始めたのか速度が遅くなりやはりリダーの指示で地元の人が前に付その人の速度に合わせ何とか登山口まで下がることができました。
同行してくれたみんなにお礼を述べて時間が遅くなったので温泉にも寄らず帰りました。

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コメント

整備お疲れ様です
yosi-yamaさん、こんばんわ

去年から朝日岳・沢口山を狙っているのですが、雪があったりヒルの季節だったりして、なかなか行けてません
今年こそは と思ってますが、雪がとけるころにはヒルの出番ですね
(雪山装備を持っていないので、雪山以外を楽しんでます)

しっかり整備してくれてる写真を見て「今年こそは!」と思いました。
43番の写真ですが「寸又(すまた)」をわかっていれば読めますが、一見すると「オス」にも見えます
2014/4/20 20:29
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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