岡田雅行の刻印
「岡田雅行独力ニテ運搬セシ者也」
釈迦が岳仏像は大正13年に岡田雅行事鬼マサが単独で下北山村から持ち上げたものです。伝説は色々と有りますが、細かく分解され送り持ちと言う方法で何度もピストンしながら持ち上げました。
他に、馬の背の不動明王、千手岳の千手観音、大日岳の大日如来等があります。
新田次郎の「強力伝」は白馬岳ですがこちらにもありました。
2005.9.27の記事添付します silver
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ┃ 知られざる奈良の魅力を語る“ ”/今回は「釈迦ケ岳に釈迦如来像を担ぎ上げた“鬼マサ”」の巻 『世界遺産登録記念フェスタ2005』を開催中の吉野大峯。世界遺産・吉野大峯のホームページ
http://www.nanwa.or.jp/sekaiisan/other_pages/root/hiking.html では、登山&ハイキングコースをいろいろ紹介しているので、秋の行楽の参考にしてほしいものだね。 そんななか、今回紹介したいのは、仏教の開祖・釈迦の名をつけた名峰「釈迦ケ岳(しゃかがたけ)」(1,799m)へ登る〈旭登山口道往復コース〉。十津川村からだと意外にラクに登れるので初級者にもおすすめなんだ。
続日本百名山にも数えられる釈迦ケ岳は美しく、山頂からは大峰山脈が一望できるのもうれしい。さらに山頂では釈迦如来の大ブロンズ像(台座を含めての高さは3.6m)があなたを迎えてくれるんだ。この像を“鬼マサ”と呼ばれた強力(ごうりき)、岡田雅行(おかだまさゆき/1886〜1970年)が一人で担ぎ上げたというから驚きだね。強力とは登山者の荷物を担ぎ山案内する人のことをいうんだけど、鬼マサは、身長188センチ、体重約120キロ。役行者が大峯を開い てから一番の強力とうたわれた人物なんだ。 鬼マサが釈迦如来像を担ぎ上げたのは大正13年(1924年)の夏のこと。当時は空輸するヘリコプターなんてなかった時代だから、山頂に上げるには力自慢の強力に頼るしかなかったんだね。ところが、釈迦如来像の寄進者は、加えて、釈迦ケ岳南隣の大日岳(1,593m)に大日如来坐像、釈迦ケ岳北方の岩峰・橡(トチ)の鼻に蔵王権現像の計3体の像を上げてほしいといったんだって。全重量は数百キロにも。
いくら分解して担ぎ上げるといっても、相当な仕事量。さらに危険をと もなう登山だけに、ほかの強力はすっかり尻込みしてしまった。さすがの鬼マサもすぐには首をタテにふらなかったらしい。「男と見込んで」との頼みに鬼マサも熟考の末、決断したという。このとき、鬼マサ38歳。心技体ともに強力としての絶頂を極めていた時期だったんだ。馬車で吉野郡下北山村の前鬼口(ぜんきぐち)まで運ばれ、そのあとは鬼マサに託された仏像と資材。鬼マサは、釈迦ケ岳まで約8キロの道の りを何度も往復してすべて運びきったという。いくら分解されていたとはいえ、釈迦像の台座は135キロあったというから、運ぶ鬼マサの形相はまさに鬼のようだっただろうね。
この偉業をたたえて、釈迦如来像の台座には「岡田雅行独力ニテ運搬セシ者也」と刻まれているんだ。
鬼マサは剛腕だけじゃなく、登山家としてもたいへんすぐれていたらしく、吉野熊野国立公園指定に生涯を捧げた岸田日出男を案内した際には、水補給の場所とアテにしていた川が干上がっていたけれど、それをものともせず、川床を素手で掘って、水を湧き出させたという逸話も残っている。 釈迦ケ岳に登り、鬼マサこと岡田雅行の偉業をぜひ目の当たりにしてほしいものだ。 そして、釈迦ケ岳登山の帰りには、近くの奥吉野発電所にも立ち寄りたいところ。上部の瀬戸ダム(石や岩石を主材料としてつくられたロックフィルダム)と下部の旭ダムの高度差530mを利用して発電。総出力は120万6千キロワットで、ほぼ奈良県全域の電気需要をまかなうことができるんだぞ! すごいね! ただ、いきなり行って見学することはできないから、見学希望日の1週間前までに予約をしてね。 奥吉野発電所見学予約 詳しくは
http://www.icee.gr.jp/sisetudb/prev.php?id=823 釈迦ケ岳、奥吉野発電所……ほかにも見どころはいっぱい。 秋の大峯はサイコーだよ。 @@@ @@@@@ @ ・ @ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ ┃ 奈良県からのつぶよりニュース 0 0 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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