僧ヶ岳
- GPS
- 06:22
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,184m
- 下り
- 1,175m
コースタイム
- 山行
- 5:29
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 6:14
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
第四発電所に通行禁止のA型看板があるが脇をすり抜けて奥まで行ける。 ダートを数キロいくと片貝川第五発電所を過ぎてすぐに登山口前。 5台ほど駐車出来るスペース有り |
コース状況/ 危険箇所等 |
登り始め〜標高1200m:樹林帯の急坂。ロープ設置多数。短いものを含めると50くらい有ったと思う。 1200m〜伊折山 草や木で隠れてあまり意識されないが片側が切れ落ちた尾根沿い。谷筋に雪が残り、所々残雪を渡る箇所も。伊折山の山頂標識は上10cmが雪の上に出ていた。 伊折山〜成谷山 樹林帯の尾根道。徐々に残雪が増える。成谷山山頂標識も上10cmが雪の上に出ていた。傾斜の緩いひらけたところで残雪があるとルートに迷いそうになる。一部傾斜がきついところは登りでアイゼン装着するが、夏道も大分でていたので途中で外す。以降下りの行程も含めてアイゼンは使わなかった。 成谷山〜僧ヶ岳 尾根道、三分の一ほどが雪上歩き。夏道もだいぶでているが、山頂は雪の上。頂上標識もまだ雪の下だった。 |
写真
装備
個人装備 |
食料
地図
コンパス
保険証
飲料水(1L)
スポーツドリンク(1L)
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
医薬品
タオル
携帯電話
雨具
時計
非常食
熊鈴
ヘッドランプ
ロールペーパー
ザック
タイツ
Tシャツ替え
長袖ジャケット
車
ズボン
グローブ
ハット
靴
カメラ
コンロ
コッヘル
ナイフ
アイゼン
|
---|
感想
新しくできた黒部の道の駅に行った際、雪形に目を奪われた僧ヶ岳。駒ケ岳の縦走も含めて登れないか初挑戦。
まだシーズン初めで足が慣れていないので、初っぱなの急登は地形図を見て予想していたものの中々堪える。
稜線に出ると谷筋に雪が出てくる。やがて標高が上がると残雪上を歩く機会が増えてきた。雪山はやらないのだが、今年は雪が多かったらしく5月末でも伊折山手前から残雪上を歩く箇所が出てくる。この日このルートを歩いていたのは自分が最初だったらしくトレースがなく、比較的樹木が少なく開けた箇所では行く手がわからず、ルートを登録しておいたGPS時計とにらめっこしながら歩いた。途中林間でやや斜度があって雪がつながっている箇所では、登山口でザックに放り込んだアイゼンを装着して歩いた。実はアイゼン使用しての山行は初めて。いつか白馬岳の大雪渓を歩きたいのでその練習も兼ねて挑戦して見たが、斜面ではやはり心強い。ただ、慣れていないと靴が重くなり、それなりに疲れるのと斜度が上がると雪がつながっておらず夏道が多かったのもあって途中で外した。(くだりでは雪が緩んでいたのでアイゼンはしまったままとなった。)
トレースがない中、尾根筋の残雪上ではちょっと古い足跡が残っていたように見えて辿っていたのだが、しばらくいくうちにどうも人のものではないことに気づく。輪郭が鮮明ではないのではっきりとはわからないが、人の拳ほどの大きさの足跡というとやはりクマか?邪魔したらごめんよ。と思いながら歩いていた。登っているときは足跡は数日前のものだろうと思っていたのだが、下りの際に自分の登った足跡の溶け方を見るとどうも昨日あたり稜線を登っていたようだ。山頂近くになると道から逸れて行ったのか足跡は無くなっていたが、山頂に宇奈月ルートから登頂した方の人影をみたときは本当にホッとした。
山頂は雪に覆われていた。先着していた男性の方と少し山行話をし、駒ケ岳まで行きますか?と言われたが、なれない雪道を登り返すのと最後の急坂下りがしんどそうなことから、今回は駒ケ岳までは足を伸ばさないこととした。男性も駒ケ岳まではいかず、先に引き返されたのでしばらく山頂を独り占めする。
雲は多めだったが空気がすんでいて眺望が素晴らしかった。後立山や南側の山々の山頂は雲に隠れていたが、富山湾がものすごく近くに見える。雪の上からすでに夏に近い下界がはっきりと見下ろせるのはなかなかオツな経験だった。
山頂で雪の上に腰掛けておにぎりをぱくついたが、いかんせん雪上ではケツが冷たく、やや風もあったので寒くなり、沸かしたお湯で少し体を温めるとそうそうに下山することとした。
山頂直下で4人組のパーティーとすれ違った以外に3名ほどとすれ違い、おかげで雪上のトレースが増えていたので下山時はルーファイが容易だった(それでも成谷山付近では違う尾根筋にいきかけたが。)
稜線を外れてからの下りの急坂は想像以上に脚にきた。登山口から標高1300mまでに短いものも含めて50近くロープが設置されており、登りはあまり使わなかったが、下りでは膝が笑い始めたために多用させてもらった。ブナの落葉の積もった感じといい大笠山のフカバラ尾根を彷彿とさせられた。ロープがないと地獄のようなルートになると思う。設置された方に感謝。
シーズン初め足慣らし第二弾のつもりで登った僧ヶ岳はその役割としては十分で、残雪期登山に近い雪歩きと急坂の投降のおかげで目一杯筋肉痛になった。それでもこの時期に登る山も良いもんなんだと思わせてくれる素敵な山だった。いつか駒ケ岳までのピストンもやってみたい。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する