高清水山地・城端駅─つくばね森林公園─縄ヶ池─高落場山【School days revisited】
- GPS
- 08:17
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 1,250m
- 下り
- 1,236m
コースタイム
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 8:25
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
小杉541─548高岡609─713城端 <かえり> 城端1616─1717高岡1724─1731小杉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
都久波禰神社からつくばね森林公園間の道は、意外にマトモだった。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
半袖シャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
スパッツ
サングラス
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感想
先月、1985年の高校総体山岳競技の会場だった南保富士を、当時のコースを再現すべく泊駅から往復したけど(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4219016.html)、今回、1987年の高校総体山岳競技の会場だった高落場山を、当時のコースを再現すべく城端駅から往復して来た。1987年5月30日・31日の2日間で歩いたコース(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3492848.html)を、日帰りで歩き通したワケだけど、しょーじき、疲れた(苦笑)。
高校3年時以来35年ぶりにこのコースを歩くにあたって一番心配だったのは、麓の都久波禰神社からつくばね森林公園までの区間の歩道が歩けるかどうか。記録が少なく、今も歩けるかどうか心配だったけど、『ヤマレコ』のライヴァル(苦笑)『YAMAP』にゴールデンウィークにこのコースを歩いたばかりだという女子高校生の記録を発見! このコースは高校生しか歩かんのか!?…と思ってしまうけど、高校生のネェチャンが顧問のセンセイに文句も言わずに歩いてるんだから、マトモなコースに違いない!(笑) 決行日は35年前とほぼ同時期の5月28日とした。ホントはもっとヤブ山かつロングコースの山に行くつもりだったけど、6日前にフルマラソン完走(完歩ともいう…苦笑)したばかりだったので、軽めのほうのこっちを選んだ。結論からいえば、こっちを選んでて正解だった(苦笑)。
まだ5月だけど陽射しは完全に真夏のそれになっており、なるべく涼しい時間にスタートしたい…と考えて小杉駅から高岡方面の一番列車に乗ったけど、城端駅の到着は7:13。駅前の公衆トイレで用を足してから駅前の国道304号に沿って城端の街のなかを進む。なるべく日陰を歩くため、道路の東側の歩道を往く(苦笑)。35年前に高校総体山岳競技の開会式と閉会式が行われた旧・城端町役場(現・城端行政センター)前を通過してから近道するため国道304号を離れ、林道(地名です)にある都久波禰神社を目指す。都久波禰神社に向かって歩いてると、目の前の山のなかに明らかに芝生広場的な広がりがみえる。原山牧場あたりだろう。都久波禰神社の前を通って、工事のため鉄板敷きになってる道に入る。登山道の入口と当たりを付けていた林道(林業作業道です)の入口は厳重に封鎖されていて、こっちには入れない。さて、困った…。地形図に徒歩道記号が分岐する場所まで進むと、果たして小径があった! ただし、防獣ネットが張られてて、向こう側がよく分からない。覗いてみると、先に道が続いてるよう。とりあえず駅から1時間近く歩いてるので、ここで休憩とし、靴紐を結んでスパッツを装着。防獣ネットのゲートから向こう側に進み、道を往く。前日に雨が降ったせいか湿り気が多い道。すぐに道が二股に分かれるので、沢状の右手の道を嫌って左側の道を選択。しかし、結果はハズレ…。ぬかるんでても沢状の道を往くのが正解。ひと登りすると一旦林道に出て、しばらくは道なりに林道を往く。送電塔を通過し、林道が舗装路に変わった先で歩道が右手に分かれてくので、そっちに入る。ひと登りするとまた林道に出て…と、しばらくは林道に出たり歩道に入ったりを繰り返す。やがて林道のほうがクルマが全く通らないのか草ボウボウになり始め、ひとが歩いた箇所のみ草が生えていない「林道だけど歩道」状態となる。完全に林道を見捨てる箇所さえ見逃さなければ、問題なくつくばね森林公園まで歩けると思う。この歩道を歩くのは高校生と好事家だけかと思ってたら、高齢の登山者3人とすれ違った。ヤブも危険箇所もほぼ無く、知る人ぞ知るルートになってるんだろう。防獣ネットのゲートから50分ほどの歩きで標高600 mを超えていたので、つくばね森林公園までノンストップで歩いたけど、途中から空腹に悩まされることに…。つくばね森林公園には9:38に到着。いなり寿司12個喰って休憩してると、カーラジオを大音量で流すクルマが1台到着。運転してたオッチャンにどこに行くのか訊かれたので、縄ヶ池に向かうと伝え、実際に縄ヶ池に向かって出発。
つくばね森林公園から縄ヶ池駐車場までは車道歩き。カエルがゲコゲコ鳴いててうるさい(苦笑)。たくさんのクルマが停まってる縄ヶ池駐車場から縄ヶ池へ下りると、ちょうど除草作業の最中だった。すでにミズバショウの見頃は終わってしまった群生地を抜け、縄ヶ池のほとりで休憩。竜の背中道入口から高清水山方面を目指して登って行く。ひと登りすると、さっきまで居た縄ヶ池を見下ろすようになる。ここの登りは結構急で、いなり寿司12個喰ってそんなに時間も経ってないのに、またも空腹に襲われる。6日前のフルマラソンが事実上の自己ワーストだった不甲斐なさから体重を絞るため食べる量を最近減らしたけど、おそらくその影響だろう。尾根を登り切って林道に出ると、高清水山登山口の標識が立ってる。当初は35年前には行かなかった高清水山にも行くつもりだったけど、今のコンディションだと無理と判断し、予定どおり高落場山へ向かう。しばらくは下り基調の林道歩き。高落場山登山口の標識で一旦休憩。この日は暑かったけど、基本、林のなかの歩きなので直射日光を浴びながら歩く箇所は少なかった。それでも水分ロスは多いようで、持ってきたコカコーラ700 mlボトルはここで全部飲み干す。つくばね森林公園の自販機で調達可能だし(苦笑)。
高落場山登山口から高落場山頂上まで標高差は100 mくらいしかないのに、アップダウンが多いので、なかなか着かない…。三方尾根分岐やブナ原生林コース分岐を通過し、ぞうさんブナや兜ブナなど奇態を誇る木々をみながら先を進み、9ヶ月前に歩いた(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3472201.html)若杉集落跡─唐木峠からのコースと合流し、12:11に高落場山頂上に到着。頂上では4人くらいの登山者が休憩中。谷を挟んだ真向かいに金剛堂山がよくみえる。金剛堂山の左側の雪を頂いた高峰は立山連峰だと思ってしまうけど、どうやら焼岳や槍穂のようです。雲が多く、ハッキリとそれと分かる姿ではみえなかった。そろそろ暑いのでもうカップ麺はやめよう…ってことで、今回はモンベル『ガーリックリゾッタ』喰ってから、12:31に頂上を出発。
下りは、つくばね森林公園に降りるので、ブナ原生林コース分岐まで戻る。兜ブナやぞうさんブナのほか、来る時には気付かなかったブナコブ君を見遣ってからブナ原生林コースに入る。三方尾根分岐からのコースと合流するとすぐに霊峰白山遥拝所があり、その名のとおり、神々しい白山の姿が拝めた。その先の登山道は滑りやすい急坂。尻餅ついてズボンを汚したくないひとは、登山道の右手に林道が接近して来た時に移っておいたほうがいいかも…。急坂になると下るのも早く、木々の向こうにつくばね森林公園が見え始め、駐車場前の高落場山登山口に下り立った。13:27につくばね森林公園に到着。上りの時に言葉を交わしたオジサンがまだ居て、「アンタ、さっきも居たよね!」と声を掛けてきた。縄ヶ池から高落場山を廻って来たというと、ビックリしてた。さらに城端駅まで歩いて帰ると聴くと、「ここから12 kmあるから…」と計算を始めそうだったので、都久波禰神社への歩道を使うのでそんなに時間はかからないと説明した。つくばね森林公園の自販機で缶コーラ買って飲んでから、都久波禰神社への下りに出発。
その前に、「つくばね山頂上へ←100 m」という看板の存在が気になったので、行ってみる。ここ最近に無理矢理ヤブを切り拓いたような道を往くこと100 m、「つくばね山 757 m」の標識が鎮座してた。展望を楽しみたいひとは、これを登ってくれ!…と言わんばかりにハシゴが木に立てかけてあったけど、登らずに引き返す。「つくばね山頂上へ←100 m」という看板の裏を確認したら、「2021年10月」って書いてあった。出来たばっかじゃん!(苦笑)
展望台とつくばねキャンプ場を確認してから、都久波禰神社への歩道に入る。登りは1時間以上かかったけど、流石に下りは早く、50分ほどで都久波禰神社に到着。都久波禰神社からは往路を忠実に城端駅まで戻る。往きと違うのは、太陽の向きの関係で道路の西側を歩いたこと(苦笑)。15:42に城端駅に到着。
35年前に歩いたコースをほぼ忠実に再現したワケだけど、一番情報が無かった都久波禰神社─つくばね森林公園間の歩道は今も健在だった。ヤブも危険箇所も無い歩きやすい道。ただし、案内表示が一切無いので、地形図や『ヤマレコMAP』は必携ですね。1泊2日の日程だったコースを1日で歩くのは、ダイエット始めて6日目の身にはシャリバテでキツかった!
1986年の高校総体山岳競技の会場だった金剛堂山にはすでに再訪してる(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2454442.html)ので、ワザワザ行きません!(笑)
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