花ハンター7 海からフナバラソウに会いに行く
- GPS
- 07:19
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,071m
- 下り
- 706m
コースタイム
- 山行
- 4:51
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 6:04
- 山行
- 0:47
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 1:32
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りは平尾台地区おでかけ交通(バス)で吹上峠からJR石原町駅へ500円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所、難しい場所特になし。 とはいえ私的核心部は塔ヶ峯で、遭難するかと思った。 密教の祭壇があってもおかしくない鬱蒼とした森を成していて、入るのに躊躇する。踏跡がないわけではないが、明瞭というほどでもなく、道のようで道でない。ピンクテープを頼りにするものの、細い木々が密集した森の中にあって全体的に景色が似ているため目が慣れてしまい、さっき見たものと今見たものの違いを発見するのが容易ではない。低山だし何れ何処かに出るだろうと高を括って彷徨くと、遭難してしまうかもしれないと不安に駆られる。 目印のテープはピンクだけでなく赤だったり白だったり、木の幹に巻きつけてあれば枝にそよいでいたりと様々なので面食らうけれども、冷静に「人工物」を探せば迷わない。 |
その他周辺情報 | 1、スタート地点 朽網駅横にセブンイレブンあり 2、ゴール地点 吹上峠の広い駐車場の傍らにバス停あり 上り下りの違いなくひとつだけ マイクロバスに乗車 3、キャンプ場 目白鍾乳洞キャンプ場、1,000円/泊 水場なし 小屋番さん不在の17~9時は茶ヶ床園地の公共お手洗いを利用 オートキャンプ可能 奥に行くほど景観良好 4、茶ヶ床園地 お手洗い(水洗だが紙なし)と東屋はあるが自販機なし 駐車場は20台くらいの広さで9時前には満車 5、その他 石原町駅には自販機あり、無人駅で券売機は現金のみ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
ゲイター
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
ハイドレーション
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
|
---|
感想
屋久島を思い出す。平尾台に行く前からそう思っていた。行ってもやっぱりそうだった。
登り坂でザックの重みに体力を削られた直後に、水晶山こっちの道標が現れ、喜んでザックをデポしてピークに向かうと、そこは蝶々たちの楽園だった。
一本道をゆるゆる下ると、眺望はないに等しいけれど、静かな森に包まれたピーク。足元はよく伸びた青草が茂り、手のひらくらいの大きな、そして様々な模様の蝶々が飛び交っていた。
虫は苦手なので撮影する気はなかったが、全然逃げない蝶々たちなので、ちょっと撮ろうかなと色気を出したら直ぐ逃げた。
一番登山らしかったのは貫山の山頂への直登で、それ以外はなだらかで平和なコースだった。
とは言うものの、やはり個人的に難所は存在して、それが塔ヶ峯だった。只事では済まないような、人を寄せ付けない雰囲気があって本当にここ行かなきゃダメかしら、と心が折れかけた。
塔ヶ峯というラビリンスは、細く背の高い木々と蔦と、そして巨岩で構成されたジャングルを成していて、これまで歩いた道とは全く様子が違っていた。虫も、鳥の鳴き声もない世界。
半ベソで目印を頼りに進み、なんとかラビリンスを脱出出来たときの開放感は計り知れない。
平尾台は何処から見ても美しく、鳥たちが終始歌っていた。鳥たちの姿を捉えることは出来ないけれど、茂みの何処かに視線を集中させる、恐らく野鳥観察の方をお見かけする度に、そちらの方角にいるんだろうなと思う。
当初の予定にはなかったけれども、折角撮影したお花たちのお名前を知りたくて、急きょ平尾台自然観察センターを経由してバスに乗る帰路に変更した。
自然観察センターに向かう途中で、ヤギさん一家の出勤に遭遇する。ほのぼのした情景を目にして思わず笑みがこぼれる。先行するハイカーさんのおひとりが、腰回りにぶら下がるプラスチックの何かをヨスケくんに食べられていた。一家を傍らで見守るオーナー様に平尾台は放牧地だったのかと質問したところ、今は誰もやっていないが、昔は牛を放していたと教えてくださった。
ヤギさん一家と別れてすぐ到着した自然観察センターは、集合待ちの沢山のハイカーさんで大賑わいだった。受付で、植物に詳しい方いますかとお声掛けすると、わたしでよければと、なんとも親切丁寧にお花たちをひとつひとつ調べてご回答下さったので、こちらも興味深くあれこれ質問するうちに、あっという間に一時間が過ぎてしまい、急いでバス停に移動した。
これから行く山々にもこのような学習施設があれば、できる限り寄ることにしよう。
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