ドリーネ(どりーね) / シンクホール, 摺鉢穴, 石灰穽
最終更新:2023-01-27 08:19 - jj1xgo
基本情報
石灰岩地域に発達するすり鉢状の窪地。カルスト凹地形の1つ。
山の解説 - [出典:Wikipedia]
シンクホール()あるいはドリーネ(, )は、石灰岩・ドロマイト地域で地下に空洞が発達し表層が崩落して生じる陥没孔である。地下水による浸食、あるいは何らかの化学的な変化によって、地下にある岩石または空間が崩壊し、地表にまで到達する大きな穴が開く。カルスト地形においてしばしば起こる。
鉱山跡や採石場跡が陥没した時など、人工的な構造物に由来するものもシンクホールと呼ばれる。カルストに由来するシンクホールと区別するため、英語ではドイツ語に由来する「Pinge」と呼ばれることもある。
湖沼や海にも発生する。海面下のシンクホールはブルーホールとよばれる。ユカタン半島の低平な石灰岩地帯に見られる陥没穴はセノーテと名づけられており、地下水が溜まった天然の井戸・泉となっている。また、道路に埋設した上下水道管が壊れて漏水し地盤が崩れて発生する場合や、高層建築物建設に伴う掘削によって地下水が抜け地盤沈下を起こすことで穴が開く場合があり、これらもシンクホールとよばれることがある。
大韓民国では、近年人為的な要因から発生するシンクホールが増えており、社会問題となっている。