高塚山 1621m 300名山
- GPS
- 05:19
- 距離
- 50.1km
- 登り
- 3,679m
- 下り
- 3,683m
コースタイム
天候 | ガス--視界数十メートル 下り 小雨・ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は一本で良く整備されていて、要所要所に案内板が有り解りやすい。 注意:林道南赤石線が五樽沢コル登山口から15分(山犬段から30分)位の所で完全崩落しており通行不能。私は、五樽沢コルから林道に下り林道で山犬段登山口へ向かったが、山犬段登山口後30分位の所で引き返す事となった。 林道崩落通行不能の表示が山犬段登山口と五樽沢コルに必要と感じる。登山道管理者が誰で、何処にお願いしたら良いか教えて戴きたい。 |
感想
99 ナベ山便り(なべさんだより)・・・99号
2014年4月20日(日)静岡県 曇ガス後雨
高塚山(たかつかやま) 1621m 300名山 始まる
プロローグ
ゴールデンウイークの4連休を利用して九州残りの300名山の湧蓋山、大船山、傾山3山を登る予定である。2013年10月12日(土)安平路山で200名山達成してから半年以上山に行っていない。体が超鈍っている。事前トレーニングに近くの300名山に行こうと昨夜選んだのが高塚山である。
今朝の天気予報の降水確率は午前20%、午後40%で三重まで雨雲が張り出し、九州は雨で雨雲が東に向かっている。午後は雨だと覚悟する。
朝5時前に起きて準備で有る。1621Mだから雪が残っているだろうとアイゼンを探すが、何処に閉まったか解らない。自宅を探しまわり、事務所を探しても無い。妻に聞いたら、「奥の倉庫に何か箱が有った」との事で、そんな所に有るか?と思いながら探すと、有りました。箱の下に埋もれていました。さすが、妻である。「家の事は妻に聞け」である。
地図をコピーして、メール見て(あれ、4月13日の登山写真に雪が無い?アイゼン探しに1時間程費やしたのが無駄と知る。)食料買い出し、ガソリンを入れてやっと出発で有る。
林道崩落引き返し
これは車では絶対無理、人だから通れると思いながら歩いて行く。
15:56 道が完全に崩落し、山斜面に崩落地が喰い込んでいる。上が50m、下が見えないが80m近くえぐられ、急峻な斜面が百数十m続いている。向かいに平らな道路が見えるが、通行不能。さて困った。
ガレ場の周りを巻いて行けないか挑戦してみる。足場の泥岩は脆く崩れやすく、手で剥がすとボロボロ取れてくる。捕まる岩があてにならない。足場の岩が崩れて落ちたら命が無い。一人だから救助は望めない。崩落跡沿いに5mほど登ったが止める。
他に巻く所がないかと、直ぐ裏側の窪地を登り始める。10m弱登ったが、此方も崩れやすく、ボロボロの泥岩を崩し足場を確保しながらの岩登りで、見上げる上はまだ続き、登れそうにもない。宙ぶらりんになる前に引き返す事としボロボロの斜面を林道まで下る。近道をしょうとバリケードを無視してきたが、私の判断ミスである。
私の能力では先に行く事が出来ない。大きな敗北感を味わう。
16:10 引き返すしかない。ぐずぐずしていると暗くなる。ライトは持っていない。ガスの暗い夜道は動けない。
七面山下山中の野宿を思い起こさせる。
七面山山頂で陽が落ちて下り始めたが、ガスで参道が見えず、小雨も降り出し休息所(屋根有り、宿泊準備無し)板長椅子の上に横になり一夜明かし、翌朝40分で下の駐車場に着いたと言う、苦い記憶が蘇る。
夕暮れは近い。トレーニングなどとのんきな事は言っていられない。足早に引き返す。
16:22 五樽沢コル登り口
林道から登り返す。下りは楽であるが、登りはきつい。途中細い倒木で杖を造る。
16:40 五樽沢コル
1時間10分のロスタイムで有る。コースタイムで山犬段まで1:15で有り、18時近くなる。暗くなる前に車に着く必要が有る。
エピローグ
今回は、「高塚山に登り、林道に下り登山口に帰る」と言うガイドブックのコースタイムは3:25。グレードはすべて1で簡単に登れる山だと舐めていた。
全行程視界数十メートルのガスの中で有る。道は少し荒れてはいるが、案内板が要所に設置され一本道で解り易かった。濃霧は別として、この程度のガスで有れば迷う事は無いと思われる。下りは小雨となり、天気は予想通りで有った。しかし、当初予定コース(近道)で楽をしようと、木のバリケードを無視して林道に下った。結果、登山口まで後30分位の所で林道が崩落し引き返す事と成った。この苦い経験も何かの役に立つであろう。
九州登山の為の3時間半の軽いトレーニングのつもりが、5時間20分の足早ハードトレーニングに変わったのである。なまった体で突然のハードコースになった訳であるが、木曜当たりまで疲労感は残ったものの筋肉痛で動けなくなるようなことはなかった。まだ体は動くと実感した次第である。
距離50kmとありますが14km(ピストン距離11km)と思われる。
高低図も可笑しい。
ソフトの入力ミスと思われる。
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