高野七口:大峰道(中の橋〜天狗木峠〜小代下、千手院橋〜奥の院〜中の橋)【和歌山県、奈良県】
- GPS
- 05:24
- 距離
- 22.6km
- 登り
- 620m
- 下り
- 1,008m
コースタイム
- 山行
- 8:55
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 9:06
(盥圈蔽罎龍P〜小代下BS)
中の橋駐車場 620 ― 県道53号分岐点 631 ― 桜峠 640 ― 天狗木峠の野迫川・高野山・大塔分岐点 715 ― 県境 721 ― 雲海の眺望点 723 ― 上の三叉路 752 ― Caféほうぼう 812 ― 昭和食堂 824 ― 高野豆腐伝承館 828/848 ― 野川弁財天 849/参拝/854 ― 標識「今井」 912 ― アモン谷橋 920 ― 野迫川大橋 925 ― 市町村境界 928 ― 中原集落への新道 950 ― 安楽寺 956 ― 八幡宮 1003/1006 ― 山の神 1021 ― 再び県道53号に復帰 1044 ― 小代下バス停 1051
▲丱后電車
小代下 / JR五条駅 1159+6 / 1257+3 奈良交通バス
五条 / 橋本 1303 / 1319 JR和歌山線
橋本 / 極楽橋 1329 / 1409 南海高野線
極楽橋 / 高野山 1414 / 1419 南海鋼索線
高野山 / 千手院橋 1424 / 1436 南海りんかんバス
J盥圈弊藜蟇ゞBS〜中の橋P)
千手院橋(東)バス停 1436 ― 奥の院十一町石 1441 ― 奥の院入り口 1446 ― 奥の院弘法大師御廟 1509/1514 ― 中の橋側入り口 1527 ― 中の橋駐車場 1528
●行動時間 4:31+0:52=5:23
天候 | 曇り、小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
(和歌山家=中の橋駐車場) 中の橋―天狗木峠―柞原―小代下 (小代下=<奈良交通バス>=JR五条駅) (五条駅=<JR和歌山線>=橋本駅) (橋本駅=<南海高野線>=極楽橋駅) (極楽橋駅=<南海ケーブル線>=高野山駅) (高野山駅前=<南海りんかんバス>=千手院橋) 千手院橋BS―奥の院―中の橋 (中の橋駐車場=和歌山家) ●登山口へのアクセス ○中の橋駐車場 ・高野山は「有料」の断り書きのある一部の駐車場以外は無料。ここも無料駐車場。公称183台入るそうな。確かに広い ○小代下BS ・JR五条駅から奈良交通バスで約1時間。1,260円。一日3往復のバス便は、近鉄大和八木駅とJR新宮駅とを結ぶ“日本最長の路線バス”として有名。ただし、本数が少なく、利用できるようにプランを造るのには一苦労 ・付近には駐車場は見当たらない (いずれの記述も2022.6現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○中の橋〜天狗木峠〜柞原〜小代下 ・すべて舗装県道を行く。途中にはセンターラインがないくらいの道幅もあるものの、通過交通が少ないのであまり危険を感じるものではなかった ・道標は全くない (いずれの記述も2022.6現在) |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ・コンビニは高野山にもあるが24hではないので注意を要する。飲食店も高野山内には多数 ・小代下には食堂があり鮎やアマゴの塩焼きなどが食べられる。雑穀餅もあるようだが、覗いたときには見えなかった。なお、付近にはコンビニ等はない ・本コースの途中、野迫川村柞原や中には食堂やカフェがある。営業日は主に休日となっているようだ ●日帰り温泉 ・笠田駅近くにかつらぎ温泉「八風の湯」がある ・小代下から近いところでは、大塔温泉星乃湯、桜の湯(五條市西吉野町永谷)など (2022.6現在) |
写真
感想
○中の橋〜小代下
今日は午後からの天候が思わしくない予報。急遽変更でかねてプランニング済みの「高野七口大峰道」へと向かった。二日続けて短距離プランを使ってしまい、短いものはネタ切れになりそうだ。
朝まだ早い中の橋駐車場に到着。すでに到着済みのクルマも見られる。皆さん観光にしては早起きだ。山っぽい格好の人はあまり見ない中、車道を行くコースへと向かう。国道371号、県道53号と進む。県道53号は高野町と奈良県野迫川村とを繋ぐ県境の道だが、逆にそれ故なのか、クルマ通りが少ない。天狗木峠までにすれ違ったのは一台のみだった。
峠の先で県境を越え下りに。すぐに雲海展望地点。今日は雲海ではないが、大峰に至る山々が水墨画のごとく折り重なっている。雄大な景色だ。
県道を下降。やがて野迫川村の“上集落”の三叉路へ。野迫川村は山奥の村で、小さな集落が点在している。谷越え山越えであちらこちらの集落が繋がっているようだ。この三叉路も今来た一本以外は、野迫川村中心部へ向かうものと今井集落を経て大塔村に続いているものとだ。その大塔村への道を進み続ける。
公民館で休憩。そしてまた県道を行く。
途中にはこぎれいなカフェや、昔懐かしそうな食堂もある。驚いたことに、食堂はこの早朝にもかかわらず開いていた。どちらの店も休日中心の開店のようだ。
その先の「高野豆腐伝承館」で本格的に休憩。予定よりも1時間以上早く着いた。伝承館は今日はお休みのようだ。覗いてみると「今日は選挙のためお休み」とある。少ない要員での村運営なのであろうか。
野川弁財天を覗き、先へ。相変わらず予定よりもどんどん早くなる。
このまま進んでも終点小代下バス停で待ちぼうけになってしまう。なんせ五条に向かうバスは日に3本。予定の12時前のバスの一本前は10時前だ。さすがに今さら二時間前のバスには間に合わない。
五條市大塔に入り最初の集落中原には名所があるようだ。ちょっと県道を外れて中原集落を経由することにした。
西側の分岐点からの道は新道らしく、急坂を上ると中原集落に到着した。安楽寺というお寺があるが、ここは閉まっている。長寿の桜があるようだが、残念ながら季節外れだ。一夜不動というところもあるようだが、ちょっと遠そうだ。これはまた機会があるときにしよう。
ネットによると、ここはすでに住民がひとりだけになってしまったとのこと。ただ今日は、畑仕事をしている方が複数名見える。
安楽寺や集落を後にして八幡宮や山の神を目指す。八幡宮は思いのほか大きなもの。山の神はよく見かけるシンプルなものであった。
つづら折りを進み最後は中原開拓からの道を合わせて県道に復帰。貯水池なのか中原川なのか区別もつかない湖畔を歩き、中原橋を渡るとそこが小代下バス停。
バスには早すぎる到着だが、持ってきたお昼ご飯を食べ、貯水池を眺めながらゆっくり休養した。
○バス、電車、電車、ケーブル、バス
ものすごい乗り継ぎで中の橋へと戻る。三角形の二辺を…というのは遠回りに対する常套フレーズだが、今日は四角形の三辺をいくような迂回だ。それでも二時間半くらいで着くのだから、歩いて戻るよりは早そうだし、楽ちんだ。
ところが、接続がよすぎるため乗り継ぎは分単位になるのだが、最初のバスがそもそも6分遅れで到着。気をもんだが、結局は3分遅れで駅に到着し事なきを得た。
南海高野線では、ちょうど観光特急「てんくう」にあたり、特別な車両に乗ることができた。限られた区間、その持ち味を活かそうという趣旨だと思うが、残念ながら本日の乗りは今ひとつ。おかげで贅沢に座っていくことができた。
○千手院橋〜中の橋
バスで千手院橋に到着すると、小雨。傘を要しないレベルのいわゆる“0mm降雨”状態。我慢してその中を奥の院を目指す。
途中には著名人の墓。といっても史実の方々の墓が次々と現れるから驚く。広大さにも驚く。なにか特別な力が作用しているようにも感じてしまう。
そして奥の院。弘法大師の御廟に参拝。とても神聖な雰囲気を醸し出しており、それこそ今もそこには弘法大師が息づいているように錯覚してしまう。
なにか心洗われた気分になり、駐車場へ。
これもお大師さまのパワーなのだろうか。
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