【和名倉山(⇔二瀬尾根)】DIVE To GReeeeeN!

2022年06月10日(金) [日帰り]

• GPS: 06:30
• 距離: 18.7km
• 登り: 1,743m
• 下り: 1,738m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:22
• 休憩: 0:06
• 合計: 6:28

距離 18.7km 登り 1,743m 下り 1,754m

6:11 秩父湖バス停
6:27 大洞川吊り橋
7:40 反射板
8:18 8:19 造林小屋跡
9:32 北ノタル
9:45 9:46 二瀬分岐
9:56 10:02 和名倉山
10:13 10:14 二瀬分岐
10:23 北ノタル
11:13 11:14 造林小屋跡
11:41 反射板
12:26 大洞川吊り橋
12:42 秩父湖バス停

天候

晴れ/ガス→ドン曇り/雨　案外悪くなかったなぁ
気温は終始10℃前後　風もほぼ無し

アクセス

利用交通機関：

自家用車

二瀬ダム駐車場をお借りしました / 無料
埼玉大山寮を過ぎたところのPを使ってもよかったのですが、こっちの方がトイレあるし、ダムの上歩けるし…

コース状況／危険箇所等

全体的には思ってたよりは整備されていてわかりやすい感じでした。
昔はヤバだったんだろうな。
テープもうるさい位付いてたので、今日よりガスガスになっても何とかなりそうかな。
遠景はマジで何にも見えない。ストイックな山…！

■大洞川つり橋
秩父山寮からつり橋までは普通に登山道です。観光でもサンダルとかはやめた方がいいかも。
つり橋自体はしっかりしている。たしかこのつり橋心霊スポットだったよね？
■二瀬尾根登山口〜反射板
急登！危険な感じはしませんが、いきなり準備運動無しで急登なので、僕のようにオーバーペースでガシガシ登ると後で泣きを見ます。見た。
■反射板〜造林小屋跡
平坦地。ですが、たまにちょっと緊張感のある個所もあります。
崩落地の倒木越えは思ったより難儀した。
林業遺構がいっぱいあって萌え萌え。このあたりから苔パラダイスです。
■造林小屋跡〜北ノタル
序盤は沢沿いを登っていく。急登と平坦地が交互に来ます。
体力的には登山口から反射板までの急登よりは遥かにマシでした。植生も素晴らしい。
■北ノタル〜山頂
ハイパーご褒美タイム。北ヤツもかくやの苔とシラビソの美しい森。
若干わかりにくいところもありますが、まぁGPS使ってれば大丈夫でしょう。
山頂もとても居心地のいいところでした。晴れてたからかもしれない。

その他周辺情報

すぐ近くに道の駅大滝温泉があって便利です(今日は手洗いの洗濯がたくさんあったので直帰)

写真

6/10 6:09

山体デカすぎの和名倉山を眺めながらスタートします！天気も思ったより良さげ！

6/10 6:24

ポクポクあるいて埼玉大秩父山寮へ。ここから入山します！

6/10 6:27

大洞川つり橋。
しっかりしているが木板がよく滑る！

6/10 6:53

せっせと登ってたのでここまで写真なし。
まあ普通の植林の急登です。キツいけど危険はなし。

6/10 7:06

デカ木がありました。
実は既に結構疲れてしまっています。大丈夫か？

6/10 7:24

ガスに日が差して...最高！！

6/10 7:40

ひーひー言いながら反射板跡にちゃく！

6/10 7:40

進む方向。平だ...！

6/10 7:40

元ヤカンがぶら下がってました。

6/10 7:44

倒木も苔むしていて雰囲気よい！

6/10 7:45

苔が凄くなってきた！
こういうのを期待してきてるんだよ今日は！

6/10 7:47

ガスに突入。
幽玄な雰囲気で全然ok！

6/10 7:50

レールが片側だけ。
在りし日を想う。

6/10 7:52

綺麗だよなぁ。ガス＋新緑はかなり好き。

6/10 7:52

木々の向こうから何者かが出てきそう。

6/10 7:54

崩落地へ。
ここも踏み跡しっかりで特に迷わず。
積雪期はヤバそうだなぁ

6/10 8:03

うぉー！今年初のギンリョウソウさん！！
今日の天候だと見られる感じしてたんだよな！

6/10 8:06

平坦地ですが、ちょいちょいワイヤーがブービートラップみたいになってるのでちょっと注意。

6/10 8:15

これ！！！見たかったやつ！！！！

6/10 8:16

最早ジブリの世界観なんだよ。

6/10 8:18

造林小屋跡はなんとなく面影はあるような？
物資の残置加減から少しだけ...

6/10 8:19

小屋跡の道標のすぐ先の沢沿いを登ります。
直進すると面倒なことになりそうだったので注意。

6/10 8:20

沢めっちゃ綺麗。

6/10 8:23

この辺りからまた苔が一段とパワーアップしてきま！！

6/10 8:24

これも何かの遺構？なんだろう。

6/10 8:38

急にガスが切れた！

6/10 8:48

植生もまた変わりました。
基本的に全部森のルートですが、色々な種類の森が見られていいな。

6/10 8:54

めっちゃ天気良くなってきた！
ガスでもいいけど、やっぱり日差しは嬉しい！

6/10 9:07

なんとシャクナゲ！
この辺りはシャクナゲの株がたくさんだったのですが、咲いてたのは少しだけ。

6/10 9:08

散っちゃったのかな？

6/10 9:09

ずーーーーっとトラバースだったので、尾根に出てちょっと興奮する。

6/10 9:10

！！
やっと山頂が見えた！（右の杉で隠れてますが）
結構歩いたのにまだまだ遠いな！

6/10 9:30

北ノタル手間に突然の草原！
ここめっちゃいいな、昼寝したい（寝不足）

6/10 9:32

そしてここからがハイライト！！

6/10 9:33

やばいやばい、や、ヤバいこれは！

6/10 9:34

あまりにも苔パラダイス過ぎて全然ペースあがらず。テンションは爆上がりしている。

6/10 9:36

陽射しも入って最高のタイミングで来れた！
プッシュして登ってきて良かった！

6/10 9:36

たまんねぇ〜！

6/10 9:37

ここ歩くために1500m登るのは苦にならないね。
凄いじゃん、和名倉山！

6/10 9:45

ニヤニヤしながら二瀬分岐へ。また森の毛色が変わる。

6/10 9:48

ここだけ一瞬ヤブっぽかった。漕ぐほどじゃないけどややウザい程度。

6/10 9:54

山頂付近。
このエリアに入ってからシラビソの香りがヤバい。
飛ぶ、トンでしまう...！

6/10 9:56

あ、見えた。
山頂感皆無〜！

6/10 9:57

でもめちゃ心地いい空間でした。
住みたい。

6/10 9:57

仁田小屋尾根方面。
こっちはもうちょっと余裕もって登れるようになってから。

6/10 9:59

ここで一本入れて、天気の良いうちに帰ります！

6/10 10:00

普段撮らない三角点の写真を撮ってる時は、僕の中で特別な山に登ったとき。

6/10 10:04

帰路へ。
苔も接写しちゃう！

6/10 10:24

北ノタルでも一息いれます。
ちょっと足が怪しくなってきたw

6/10 10:32

ガスガスゾーンに再突入です！

6/10 10:34

登りでも苦労したけど、このあたりの連続する倒木がかなり体力を削ってくる。
跨ぐには高く、潜るには低い絶妙な邪魔さ。

6/10 10:59

暗くなってきた！
あんまり写真では伝わらないですが！

6/10 11:29

崩落地エリアもガスがひどくて先が見えない。
登りで通ってなかったら迷うぞ。

6/10 11:30

この崩落地の倒木が曲者でした。
登りは下から巻いて、下りではロープとステップを使ってみましたが、どっちもあんまりしっくり来ない感じ。

6/10 11:42

反射板先にスコップバケツ。
これは遺構かどうか微妙！まだ使ってそう！

6/10 11:44

雨がパラついてきましたが、それはそれとして綺麗。

6/10 12:23

生還。
ラストの反射板からの下りがキツ過ぎてダメかと思いました。下りで足が止まったのは初めて。

6/10 12:23

ここ、オブローダー第一人者のヨッキれん氏が珍しく死を覚悟しながら歩いてた廃道の入口。
記録が2012年のものなので、もうマジで通行不能になってそうだな。

6/10 12:42

無事二瀬ダムまで帰還！
うわ〜、つ、疲れた...！たの...楽しかった！

撮影機器：

iPhone 12 Pro Apple

装備

MYアイテム

こむそう

重量：1.48kg

個人装備

アクエリ水割り等 2.5ℓ(1.2ℓ消費) 真水 0.5ℓ ザック重量7キロ

感想

こむそう

「でっかいなぁ〜」と、いつも眺めるだけだった和名倉山。
そうデカい、デカすぎるのだ！
目視でもデカいが、地図で見るとよりデカい。
なので僕の足では行ける気がしなかった。
でも今年に入ってからは、数字的には行けるかも？という希望も少しずつ見えてきた。

しからば行くしか！まぁダメだったら引き返せばいい訳だし！どうせ遠景は見えないので、梅雨も気温的な意味でプラスに働くはずである！
...という感じで行ってきました和名倉山。

案の定メタメタにキツくて、まぁ大変な山ではあったのですが、キツさを補って余りある最高の苔とシラビソの森！！
行って良かった...！

和名倉山も四方八方から登りたい山なので、また技術体力気力を付けて、色々なルートに挑戦したいです。死なない程度に。

■
僕は山に入る日の朝食は1000kcalを目安にドカ食いして、行動中はあんまり食べないことが多いのですが、今日は気合いを入れようとして二郎系油そば（カップ麺）を食べてしまいました。
これが凄い裏目で、一日中とんでもない胃もたれと自分のニンニク臭に苦しめられることに。
しかもよく考えたらあんまり二郎系好きでもなかった。
胃もたれで固形物は入らないし、急登で喘いでる時にフワッと香る自分のニンニク臭...地獄ッ...！

今度から朝食は良く考えて食べようと思いました。

コメント

kazu5000🌲

com-souさま、二瀬尾根での和名倉山！お疲れさまでした〜🎵
速いですね〜。私なんて頑張っても8時間位掛かります。

さて、北タルから二瀬分岐にかけてのシラビソの苔むす森の美しいこと。
残念なことに、山梨県側から和名倉山に登る方々は、あの美しい森を知らないままに「和名倉山の山頂からは何も見えない！」とか、「二度と登る必要の無い山だ！」だのと仰ることが多いようです。まぁ、こんなに素敵な和名倉山の魅力を知る人が増えると人気のある山になってしまうので、ガッカリする人が多いのは喜ばしいことなのかも知れませんけど。。。てか、私も和名倉山に住みたい！

♯25の写真、恐らく炭焼釜の跡でしょうか？私は複数回二瀬尾根を歩いていますが初めて拝見しました。次回歩く時には注意深く探してみようと思いました。

苔むす森と林業遺構、ナウシカやらラピュタの世界観を感じる和名倉山登頂、お疲れさまでした〜 (^▽^)ﾉ

こむそう

kazu5000様、コメントありがとうございます！
いや、しんどかったですマジで！久々にふくらはぎも攣ったし、下山のラスト100ｍダウンは太ももが爆発するかと思いました…！

でもほんとに、ほんとにすっばらしい森ですね、北タル〜分岐間の苔シラビソ地帯！
皆様のレコですごいとは知っていたのですが、ちょっと想像をはるかに超える美しさでした。
山頂付近の森もいいですが、せっかくここまで来たらあそこの森も見てもらいたいですね
でもでも確かに、大人気の山と同じくらい人が入るようになっちゃうのも違うような…！いまの寂峰こその魅力もありますからね！住みたい！
♯25はやっぱり炭焼き窯ですかね〜？たしか沢筋を登って、徒渉したところにあったと思います！

kazu5000様方の先日の↑八百尾根 ↓戸場尾根(仮)のルート、大変興味深く拝見しました！
あんなヤバそうなルートにも林業遺構が…！僕が行けるのかはかなり怪しく、行くとしても相当先になるかと思いますが、素晴らしいレコありがとうございます！いいもの見せてもらえました！

Yuma_JJ

com-souさん！！！
わーなーくーらー！！お疲れ様です！！！しかし速いっすねww
北ノタルまでほぼほぼずーっと登りで、そこからのあのシラビソと苔の幸せな森、からの爽やかなカラマツ林……たまらない以外の何ものでもないですよね😻
また行きたい……😻
跨ぐには高く、潜るには低い絶妙な邪魔さ…めちゃくちゃわかります…去年の3月それに何度も苦しめられながら将監小屋を目指したことを思い出しました…😂
仁田小屋尾根もナシ尾根もヒルメシ尾根も歩いてみたいです…🥺
和名倉山山頂に住みたいですよね…でも１つ。和名倉山に住むと和名倉山が見えないので、それが寂しいというか何というか……笑

何はともあれ、お疲れ様でした、ゆっくり休んでください✨

こむそう

JJさん、コメントありがとうございます！
これは速いっていうか、下山時にもはや踏ん張りが効かなくて重力に任せて落ちてたのでその分が…！

ほんと、特に今日は湿度たっぷりガスの中で喘ぐように急登をやっつけて、その先に急に広がるシラビソと苔のパラダイス、その瞬間日差しも急に入って…すごい演出でした！すき…ッ！
二瀬分岐周辺のカラマツ林もよかった！カラマツの森は明るくていいですよね！
僕もそのうちテント背負って和名倉→飛竜→雲取の縦走をしたいので、その下見もあったのですが…あの倒木はザックが重いとマジで大変そうだ…！
和名倉山の(っていうか奥秩父の)バリはどれも魅力的なんですが、どれも特大ヘビー級の重さを感じてなかなかチャレンジしにくいっすねｗ僕もいろいろ歩きたいんですが！
周辺の山からは結構どこからでも見えて、常に存在感を発揮している和名倉山が見えなくなっちゃうのは寂しいですねたまに三峯の方に行って眺めることにしましょ！ｗｗ