上州マッターホルンと「ひとつばな」(碧岩〜大岩)
- GPS
- 05:12
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 875m
- 下り
- 896m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・駐車場にきれいなトイレあります |
コース状況/ 危険箇所等 |
・三段の滝から先は破線ルートです。 稜線までは急登ですが、一般ルートと大差ないと思います。 ・橋、丸太、飛び石等渡渉がかなりの回数ありました。 ルートに行き詰ったら、対岸に赤orピンクのテープがあります。 ・碧岩の2つ目のロープが体感的には垂直に近い感じで、難所でした。 妙義山を除けば、西上州の中でも難しい部類に入ると思います。 ・大岩は頂上直下にロープ等がない岩場がありますが、 斜度は緩く、岩もしっかりしているので比較的容易に登れます。 ・アカヤシオは近くで見ると見頃やや過ぎてますが、 この山は遠目で見るのがメインなので、ほぼピークだと思います。 |
写真
感想
いや〜、アルプス以外の山でこれだけ感動を得られるとは。
天候と季節が味方しましたが、新緑と沢、岩と「ひとつばな」、ルートの変化と静けさと、
短い行程の中にいろいろな要素がギュッと圧縮された思い出に残る山行となりました。
昨日は小持山のアカヤシオ、いい時期に来れて満足でした。
しかし、西上州のひとつばな(アカヤシオ)を外すわけにはいきません。
連ちゃんで、上州のツインマッターホルンこと碧岩&大岩を目指すことにします。
この山は以前立岩に登った時に視界に入ってきて、天を衝く山容に強烈なインパクトが残っています。
西上州でも難易度高いとのことで、ヤマレコ等でしっかり予習です。
午後は弱い寒冷前線の通過があるとのことで早起きしたものの、
関越自動車道は4時台から事故渋滞で、到着は7時過ぎ。
それでも駐車場まだ2台目、GWとはいえ西上州は静かです。
最初は新緑の沢沿いを歩きます。
この時間帯は沢には陽が射さないものの、とってもいい雰囲気です。
しばらくすると三段の滝に到着。
期待していなかったせいもありますが、あまりの立派さにびっくり。
新緑という時期が良かったせいもありますが、関東屈指の滝といっては褒めすぎでしょうか。
滝からは徐々に急登になってきます。
昨年の烏帽子岳同様、稜線直下はトラロープがなければずり落ちそうな急登でした。
稜線に出ると早速ひとつばなとミツバツツジが出迎えてくれます。
まず碧岩を目指しますが、岩場の基部でザックをデポし、
靴ひもを締め直し、ヘルメットを装着して、岩に取り付きます。
最初のロープは無難にこなせましたが、2本目のロープは事前の予習通りかなり垂直。
それでも1歩目を踏み出してからは、スムーズに手足が動きました。
中間地点に大岩が望める絶景ポイントがありますが、岩場にひとつばながびっしりです。
何とも感動的なシーン、足元が悪い場所ですが、しばし見入ってしまいました。
ひとつばなが咲き誇る山頂は、西上州らしい絶景が展開してました。
続いて登った大岩からは先程の碧岩がばっちり見えます。
何するわけでもなく、ぼお〜っと景色に見とれていました。
ひとつばなと岩場のコラボレーション、何とも贅沢な眺めで感動です。
昨日の小持山は近くで見る花、今日は遠目に眺める花ですね。
今日は行程が短いためもう1山登る予定だったのですが、
あまりの感動と心の充足感のため、ここだけでお腹いっぱい胸いっぱい状態。
こんなことってあるんですね。
しばらく登山しなくてもいいかなあなんて思ったりして。
帰りは新緑と滝、花をじっくりと味わいながら下山しました。
実質の行動時間4時間で、写真は200枚を数えました。
西上州、ますますお気に入り度アップです。
次回は紅葉、どの山に行こうかなあ。
コメント
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hirokさん、こんばんは。
38、39、45、48/70の写真凄すぎ。
岩峰とアカヤシオ。似合いすぎです。
お腹いっぱい、胸いっぱい。わかります!
でも、次の日から、またどこか行こうか考えてません?
sat4さん、こんばんは
西上州の山々は他のエリアと一線を画してますね。
ドロミテやらマッターホルンなど、何しろカッコいい岩峰がたくさんですし、
岩登りに渡渉、ルーファイなど、様々な要素を楽しめます。
岩峰とアカヤシオor紅葉はやめられません。
地元のガイドの方と話ができたのですが、
やはり今年のひとつばなは秀逸だそうです。
写真では1/10も素晴らしさを伝えられないのが、とっても残念です。
そうですね、1日寝ると早くも次の山行のことを考え始めてます。
でもこの日はもう1山登っても、多分印象薄れて可哀そうだなあと思って、
止めちゃいました。
hirokさん こんばんは
勢い余って連チャンとお話されていたので、
もしやと思っていましたが、やはり上州でしたか
前日もけっこう歩いていらっしゃるのに4時台に関越を走らせるとはタフですね 〜
スゴイ写真が沢山ありますが、私は#36に1票!
絶壁に咲くアカヤシオの密度に驚きです
doppo634さん、こんばんは
春と秋の年2回の西上州山行は欠かせなくなりました。
小持山は近くで観察できるアカヤシオでしたが、
西上州は離れて見て良し!ですね
元々他の植物が生えないような所で育つといわれているので、
まさに西上州の岩場は最適なのかもしれません。
ご指摘の#36のポイント、片側絶壁の狭〜い場所でしたが、
駐車場で挨拶した3人組とすれ違い、感動を分かち合いました
肉眼で見ると、それはもう涙モノでした。
でもおしゃべりしているうちに、足を滑らせないかドキドキでしたが
この日は3時台に起きたので、夜はビールを飲むと途端に眠くなり、
珍しくレコのアップを翌日に持ち越してしまいました
hirokさん、おはようございます。
またまた思考的にはニアミスですね
赤岩岳を登りながら、もしかたらhirokさんも西上州を
歩いている可能性があるなあなんて考えていたのですが
一日前でしたか。
西上州はいつ来ても独特の雰囲気に魅了されます。
しかし、そんななか、アカヤシオは別格ですよね。
岩に映える写真、いいなあとまた行きたくなって
しまいました
そして、コメントの通り、三段の滝はすばらしいですね。
北海道などを歩いていると、この滝が東京の近くにあったら
観光名所になるだろうなあと思うことがありますが、西上州
もそんな地域なのかもしれません。
満足度が大きいと早めに切り上げてしまう気持ち良く
分かります。雪の山に登ると、そのようなことが多くあり
ましたが、私も昨日は帳付山をパスしてしまいました。
(別の山へ登ってもこれ以上はないだろうなあと思うと。。。)
youtaroさん、こんにちは
春と秋の西上州では思考的ニアミス多いですね
山の数は結構ありますが、ある程度縦走できるとなると、
かなり限られてくるので、その内ばったりということもあり得そうです。
植林がほとんどないので、アカヤシオも紅葉も素晴らしい山が多いです。
人も少なく、変化に富んでいて、私の好みとはぴったりのようです
赤岩岳〜大ナゲシ〜宗四郎山も候補にはあがっていましたが、
あそこまでアカヤシオが見事とは思っていませんでした。
でも岩場に貼り付いたアカヤシオも西上州らしくて好きです。
三段の滝、ご指摘の通りアクセスが良ければ観光名所になっていると思います。
華厳の滝や袋田の滝ほどの派手さはありませんが、
深山での新緑とのコンビネーションは一見の価値ありでした
hirokさん、こんにちは!
またまた出撃されていましたか 相変わらずの精力的ですね
しかも、ロッククライミング並のお山・・・
格好良すぎですよっ!!!
でも、怖そうな場所ですね ロープ信用して良いものやら
疑り深い性格なので
最近知った「ひとつばな」の単語!
良い響きで好きな言い回しです
それにしても、急峻な地を好む花なんですね
見ているだけで手が汗ばむほどです(高所恐怖症なので)
平気なhirokさんが羨ましい・・・
ご質問に対し・・・
長野では「ひとつばな」見かけません
信州南部の秘境「遠山郷の戸倉山」に咲くらしいのですが
行ったことがないのですよ
信州に住んでいると、生活する場所が山のようなものです
日頃見慣れた景色以外を求めると・・・
森林限界を超えるしかないものですから
そんな理由から里山は足が向かない状況です
庭と変わらないですから
現在、ムラサキケマンが咲き誇り、黄花のオダマキが咲き出すところです
庭での話ですが
でも、「ひとつばな」が見られるならば
野越、山越何処までもですが!でも、マッターホルンは止めときます
tailwindさん、こんにちは
西上州の「ひとつばな」を見ないと落ち着かないので、2日連続にしてしまいました。
見頃の標高が毎週100mぐらい上って行くので、
比較的適期を読みやすいエリアです。(これもヤマレコの情報網のお蔭です )
岩好きのtailwindさんにはうってつけのエリアかと。
おっしゃる通り、ロープはやたら数があったので、
どれも信用していいのか、迷わされます
これに命を預けていると思うと、疑り深くないとだめですね。
teilwindさんが高山オンリーで登る理由が良くわかりました
里山=自宅の庭って、想像できない状況ですね。
先日もカタクリを購入されていたし、いったいどれだけ広い庭なんでしょう
長野ではひとつばなはあまり咲かないのですね。
程よい標高で岩場の山があまりないのですかね。
年末以来の関東遠征はいかがでしょうか
hirokさん、こんにちは。
新緑の沢歩きと、美しい3段の滝、山頂に咲き誇るアカヤシオ(ひとつばな) と聳える岩峰、この時期の碧岩〜大岩は最高ですね!
碧岩の垂直に近い鎖場(ロープ場)や、大岩の高度感タップリの岩登りはスパイスもタップリ効いてますし。
『西上州のマッターホルン』は、知る人ぞしる群馬の隠れ名山 だと思います
自分も数年前のGWに、西上州の山めぐりをしたことがあって、最終日に『碧岩〜大岩』を登ったのですが、素晴らしい景色に感動したのを今でも覚えてます。
今回、hirokさんの美しい写真を見て、数年前のGWを思い出させていただきました。
西上州も沢山歩かれている hirokさんのレコ、次回も楽しみにさせていただきますね〜!
nabekaさん、こんばんは
一体どうしたんでしょう、レコが1か月半も更新されてないとは
怪我とかされていないといいのですが。
さすがnabekaさん、碧岩&大岩行かれていたのですね。
西上州でもややマイナーな山ですが、岩好きのnabekaさんが見逃すわけないですね
西上州めぐりとは岩の修行をされてのでしょうか。
おっしゃる通り、上州マッターホルンは群馬の隠れ名山だと実感しました。
麓から見ても格好いいですし、
短い行程の中にいろいろな要素が詰まって大満足です。
写真はいろいろな露出を試みて、何とか肉眼に近い色を出そうと思ったのですが、
なかなかうまく表現できませんでした。
やはり生で見ないダメですね
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