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Yamareco

記録ID: 4392027
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ハイキング
近畿

来日岳 ~温泉街の背に一等三角点の山~

2022年06月12日(日) [日帰り]
9拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:24
距離
9.6km
登り
715m
下り
709m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:58
休憩
1:03
合計
6:01
距離 9.6km 登り 715m 下り 716m
10:09
115
スタート地点:西登山口
12:04
13:06
90
14:36
14:37
93
16:10
ゴール地点:大師山トレッキングコース登山口
天候 晴/曇
過去天気図(気象庁) 2022年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
最初に城崎温泉街の城崎文芸館横の登山口に自転車をデポし、車で南下して西登山口へ向かいました。
県道3号線から西登山口へ入る道が工事中だったので、もう少し南から線路の下をくぐって来日川沿いに進み、踏切手前の廃屋横の空地に車を停めました。
JRと円山川に挟まれた県道は交通量が多く、歩道のないところもあるので十分注意して通行しましょう。今回私は自転車を使いましたが、バスやタクシーを利用することが勧められています。
コース状況/
危険箇所等
道は概ね明瞭で迷うことはないでしょう、ただ、来日岳山頂~近畿自然歩道の舗装林道と並行する歩道はわかりにくいかも。
その他周辺情報 城崎温泉は温泉地として関西からの客の多いところです。賑やかで、温泉旅館だけでなく様々な商店や足湯などがあります。
JR踏切手前の空地に車を停めました。
2022年06月12日 10:12撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 10:12
JR踏切手前の空地に車を停めました。
獣除けのフェンスを開けて登山口へ向かいます。
2022年06月12日 10:13撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 10:13
獣除けのフェンスを開けて登山口へ向かいます。
畔道にニワゼキショウ
2022年06月12日 10:16撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 10:16
畔道にニワゼキショウ
再びフェンスを越えます。
2022年06月12日 10:21撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 10:21
再びフェンスを越えます。
3つ目のフェンス、分県登山ガイドによると、ここが西登山口です。何をもって「西」と呼ばれているのか、よくわかりませんが。
2022年06月12日 10:23撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 10:23
3つ目のフェンス、分県登山ガイドによると、ここが西登山口です。何をもって「西」と呼ばれているのか、よくわかりませんが。
登山口の石仏。
2022年06月12日 10:24撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 10:24
登山口の石仏。
よく見ると斜面に道らしきものが。
2022年06月12日 10:25撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 10:25
よく見ると斜面に道らしきものが。
順調にいけば正午頃に山頂に着きそうです。
2022年06月12日 10:33撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 10:33
順調にいけば正午頃に山頂に着きそうです。
硬い落ち葉が積もっていて足を滑らせ易いです。
2022年06月12日 10:35撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 10:35
硬い落ち葉が積もっていて足を滑らせ易いです。
ヤマツツジかな
2022年06月12日 10:48撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 10:48
ヤマツツジかな
シダがだいぶ伸びています。
2022年06月12日 10:50撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 10:50
シダがだいぶ伸びています。
振り返ると円山川の流れが続いています。
2022年06月12日 10:54撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 10:54
振り返ると円山川の流れが続いています。
標準的なペースかな。
2022年06月12日 11:08撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 11:08
標準的なペースかな。
傾斜が緩やかになりました。
2022年06月12日 11:10撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 11:10
傾斜が緩やかになりました。
たくましく伸びる杉
2022年06月12日 11:19撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 11:19
たくましく伸びる杉
「馬の背」というんですね、はい、わかります。
2022年06月12日 11:23撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 11:23
「馬の背」というんですね、はい、わかります。
大きな岩が現れました。礫が含まれている火砕岩のように見えます。
2022年06月12日 11:27撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1
6/12 11:27
大きな岩が現れました。礫が含まれている火砕岩のように見えます。
また傾斜がきつくなってきました。
2022年06月12日 11:31撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 11:31
また傾斜がきつくなってきました。
大きな木の根元には石仏が置かれています。
2022年06月12日 11:42撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 11:42
大きな木の根元には石仏が置かれています。
もうすぐだ。
2022年06月12日 11:54撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 11:54
もうすぐだ。
休憩舎があります。
2022年06月12日 12:01撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 12:01
休憩舎があります。
麓から見えていたアンテナです。NHKとFM KOBEのロゴが記されています。
2022年06月12日 12:02撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 12:02
麓から見えていたアンテナです。NHKとFM KOBEのロゴが記されています。
山頂に着きました。なかなか見晴らしが良いです。
2022年06月12日 12:03撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 12:03
山頂に着きました。なかなか見晴らしが良いです。
一等三角点「来日山」
北緯 35°36′43″.0200
東経 134°47′07″.6361
標高(m) 566.58
2022年06月12日 12:04撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 12:04
一等三角点「来日山」
北緯 35°36′43″.0200
東経 134°47′07″.6361
標高(m) 566.58
トイレも設置されています。中には落ち葉がかなり入り込んでいましたが。
2022年06月12日 12:05撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 12:05
トイレも設置されています。中には落ち葉がかなり入り込んでいましたが。
河口方向、橋の架設工事中ですね。
2022年06月12日 12:09撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 12:09
河口方向、橋の架設工事中ですね。
《ドローン撮影》
南側から、バックに日本海。
《ドローン撮影》
南側から、バックに日本海。
《ドローン撮影》
西側から、後ろに流れるのは円山川。
《ドローン撮影》
西側から、後ろに流れるのは円山川。
お昼はコンビニのおにぎりとソーセージ、そして夏のフルーツミックス。
2022年06月12日 12:14撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 12:14
お昼はコンビニのおにぎりとソーセージ、そして夏のフルーツミックス。
ウツギ の花があちこちに咲いていました。
2022年06月12日 13:11撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 13:11
ウツギ の花があちこちに咲いていました。
レコによると、ここを進めそうなのですが「関係者以外の通行を禁止」と書いてあったので、やめて車道を歩きました。
2022年06月12日 13:17撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 13:17
レコによると、ここを進めそうなのですが「関係者以外の通行を禁止」と書いてあったので、やめて車道を歩きました。
道の脇に大きな岩、大きな礫の塊のようです。
2022年06月12日 13:19撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1
6/12 13:19
道の脇に大きな岩、大きな礫の塊のようです。
広場がありました。ここから北方向にショートカットする道があるようなのですが、よくわからなかったので車道に戻りました。
2022年06月12日 13:25撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 13:25
広場がありました。ここから北方向にショートカットする道があるようなのですが、よくわからなかったので車道に戻りました。
そして、途中から車道と並行する登山道、何故か土管が目印。
2022年06月12日 13:47撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 13:47
そして、途中から車道と並行する登山道、何故か土管が目印。
再び車道に合流して、大きな分岐点にやってきました。
2022年06月12日 14:00撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 14:00
再び車道に合流して、大きな分岐点にやってきました。
ここから近畿自然歩道に入ります。
2022年06月12日 14:01撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 14:01
ここから近畿自然歩道に入ります。
道幅は少し狭くなります。
2022年06月12日 14:11撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 14:11
道幅は少し狭くなります。
シダがだいぶ茂ってきましたね。
2022年06月12日 14:20撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 14:20
シダがだいぶ茂ってきましたね。
ここの曲がり角がP261になります。
2022年06月12日 14:21撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 14:21
ここの曲がり角がP261になります。
温泉街が見えてきました。
2022年06月12日 14:30撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 14:30
温泉街が見えてきました。
ここ下ると「温泉寺」へ通じる道のようです。
2022年06月12日 14:31撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 14:31
ここ下ると「温泉寺」へ通じる道のようです。
かわらけ投げができます。
2022年06月12日 14:33撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 14:33
かわらけ投げができます。
大師山というのはこの建物?
2022年06月12日 14:33撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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6/12 14:33
大師山というのはこの建物?
山頂駅のテラスから見る城崎温泉と円山川。
2022年06月12日 14:38撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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6/12 14:38
山頂駅のテラスから見る城崎温泉と円山川。
ロープウエイでここまで来ることもできます。
2022年06月12日 14:39撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 14:39
ロープウエイでここまで来ることもできます。
この辺りは近畿自然歩道の一部です。
2022年06月12日 14:40撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 14:40
この辺りは近畿自然歩道の一部です。
下り坂、階段が設置されています。
2022年06月12日 14:43撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 14:43
下り坂、階段が設置されています。
「和合の樹」と呼ばれているようですが、包み込まれていた赤松は枯れてしまっています。
2022年06月12日 14:49撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 14:49
「和合の樹」と呼ばれているようですが、包み込まれていた赤松は枯れてしまっています。
少し柔らかいところはイノシシが掘り返しています。
2022年06月12日 14:55撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 14:55
少し柔らかいところはイノシシが掘り返しています。
四等三角点「湯島」
北緯 35°37′15″.7400
東経 134°48′15″.0851
標高(m) 143.18
2022年06月12日 15:02撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 15:02
四等三角点「湯島」
北緯 35°37′15″.7400
東経 134°48′15″.0851
標高(m) 143.18
来日岳山頂が覗けます。
2022年06月12日 15:11撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 15:11
来日岳山頂が覗けます。
あと0.5kmで下山です。
2022年06月12日 15:15撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 15:15
あと0.5kmで下山です。
愛宕神社
2022年06月12日 15:23撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 15:23
愛宕神社
温泉街と円山川が見下ろせます。
2022年06月12日 15:27撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 15:27
温泉街と円山川が見下ろせます。
愛宕神社の鳥居です。
2022年06月12日 15:29撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 15:29
愛宕神社の鳥居です。
階段を下りると城崎文芸館です。
2022年06月12日 15:33撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 15:33
階段を下りると城崎文芸館です。
ホタルブクロに出会いました。
2022年06月12日 15:34撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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6/12 15:34
ホタルブクロに出会いました。
城崎文芸館横の登山口、デポしていて自転車が待っていました。
2022年06月12日 15:35撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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6/12 15:35
城崎文芸館横の登山口、デポしていて自転車が待っていました。
温泉街の川に架かる太鼓橋と桜
2022年06月12日 15:41撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 15:41
温泉街の川に架かる太鼓橋と桜
城崎の温泉街を自転車で通り抜けて車のところへ戻ります。
2022年06月12日 15:43撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
6/12 15:43
城崎の温泉街を自転車で通り抜けて車のところへ戻ります。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 日よけ帽子 登山靴 サブザック(19L) 昼食(おむすび+ソーセージ) 行動食(飴) 非常食(シリアルバー) 飲料(お茶600mL) 地図(コース図・地形図) スマホ(GPS+ナビ) iPad mini(GPS+ログ) ドローン(MavicMini) サブバッテリー 腕時計 手拭い ファストエイドセット

感想

 先週歩いたのが岡山県と鳥取県の県境の人形仙だったので、今週は兵庫県の山を歩こうと、探してみた。分県登山ガイド「兵庫県の山」に載っている兵庫県北部の山を物色したところ、城崎の近くに「来日岳」という山があった。「くるひだけ」と読むらしい。調べてみると、一等三角点があるとのこと。ただ、鳥取からだと早くても車で1時間半、コンビニに寄ったりすると2時間ぐらいはかかりそうな距離だ。もう少し近場の山もいくつか候補に挙げた上で、朝早く起きられそうだったら「来日岳」へ行くことに決めた。翌朝は案の定、目覚まし時計が鳴る前にバッチリ目が覚めた。この歳になっても小学生の頃と本質は変わっていないのだった。
 支度を整えて車を走らせたら9時半ぐらいには城崎に着いた。ただ、車を置くところを探したり自転車をデポしたりしていたら、歩き始めは10時を過ぎてしまった。円山川沿いの県道から山裾の農道へ入る所が工事中で立ち入りできないため、遠回りしなければならず、また登山者用の駐車スペースも特には無さそうだったので、迷惑にならなそうな空き地を探して車を置いた。
 過去レコの地図を頼りに登山口らしき場所にフェンスを開けて踏み込んだが、明瞭な登山道は確認できなかった。山裾に置かれた石仏の前から、山腹にうっすらと踏み跡らしきものがあるような気がする。ここを行くしかないだろうと進み、森の中に入って行くと道は明瞭になってきた。傾斜はかなりあるが、斜面をジグザグに進む道なのでペースを抑えて踏みしめれば良さそうだ。ただ、径に積もっている硬い落ち葉が木の根や枝を隠していて、不用意に歩を進めて足を滑らすことが何度かあった。先日新調した登山靴の厚くて硬いソールの感覚がまだ身に付いていないようだ。
 時々道の脇や大きな木の根元に石仏が置かれている。古いもののようで、風化して凹凸がはっきりしなくなっているものや、途中で折れたり欠けたりしているものも多い。古くから信仰の山だったことが伺える。樹林の中の道で、葉が繁ってきたこの時期は、ほとんど展望は望めない。だからこそ、開けた山頂で遠くに連なる名もない山々や麓を流れる円山川、そしてその河口から広がる日本海を目にした時、ここまで登ってきたという達成感は大きかった。


 山頂にはテレビやラジオの送信(中継)アンテナが立っており、麓から通じる比較的道幅のある道路もつけられている。しばらくは稜線の道路を歩く。車道は傾斜は緩いが蛇行していて距離は長くなる。ショートカットできれば無駄に歩かなくて良いのだが、歩道(登山道)がどこについているのかよくわからない。アンテナ施設の敷地には「立入禁止」と記されているところもあり、侵入が憚られる。稜線からあまり離れないように車道を歩いたり、道に並走する落ち葉の道を歩いたり、竹林の中の下り坂をキョロキョロしながら下ったり、また未舗装道路に戻って進んだりしているうちに、人の気配のあるところへやってきた。ここが大師山、ロープウエイの山頂駅とお堂、そして観音像がある、ロープウエイで上がってきた家族やカップルがくつろいでいた。ここからは城崎温泉街を見下ろすことができる。下山ルートはいくつか選べるのだが、一番東寄りのコースをとった。この道にもあちこちに石仏が置かれてれいた。樹林の隙間から城崎の町がだんだん近づいて、今日の山行が終わりに近づいたことを知らせていた。
 せっかく有名温泉地に来たので、山から下りたら温泉に入って帰ろうと考えていたが、城崎温泉は関西からの観光客が多く、浴衣姿のカップルやバッチリメイクをした女性グループなどが散策している。登山で汗にまみれた、くたびれたオジサンが一人で入るのはちょっと気が引ける雰囲気だったので入湯はやめておいた。駐車場料金も割とかかりそうだったし。今度妻を誘ってまた来ることにしよう。

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