来日岳 ~温泉街の背に一等三角点の山~
- GPS
- 05:24
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 715m
- 下り
- 709m
コースタイム
天候 | 晴/曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
県道3号線から西登山口へ入る道が工事中だったので、もう少し南から線路の下をくぐって来日川沿いに進み、踏切手前の廃屋横の空地に車を停めました。 JRと円山川に挟まれた県道は交通量が多く、歩道のないところもあるので十分注意して通行しましょう。今回私は自転車を使いましたが、バスやタクシーを利用することが勧められています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道は概ね明瞭で迷うことはないでしょう、ただ、来日岳山頂~近畿自然歩道の舗装林道と並行する歩道はわかりにくいかも。 |
その他周辺情報 | 城崎温泉は温泉地として関西からの客の多いところです。賑やかで、温泉旅館だけでなく様々な商店や足湯などがあります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子
登山靴
サブザック(19L)
昼食(おむすび+ソーセージ)
行動食(飴)
非常食(シリアルバー)
飲料(お茶600mL)
地図(コース図・地形図)
スマホ(GPS+ナビ)
iPad mini(GPS+ログ)
ドローン(MavicMini)
サブバッテリー
腕時計
手拭い
ファストエイドセット
|
---|
感想
先週歩いたのが岡山県と鳥取県の県境の人形仙だったので、今週は兵庫県の山を歩こうと、探してみた。分県登山ガイド「兵庫県の山」に載っている兵庫県北部の山を物色したところ、城崎の近くに「来日岳」という山があった。「くるひだけ」と読むらしい。調べてみると、一等三角点があるとのこと。ただ、鳥取からだと早くても車で1時間半、コンビニに寄ったりすると2時間ぐらいはかかりそうな距離だ。もう少し近場の山もいくつか候補に挙げた上で、朝早く起きられそうだったら「来日岳」へ行くことに決めた。翌朝は案の定、目覚まし時計が鳴る前にバッチリ目が覚めた。この歳になっても小学生の頃と本質は変わっていないのだった。
支度を整えて車を走らせたら9時半ぐらいには城崎に着いた。ただ、車を置くところを探したり自転車をデポしたりしていたら、歩き始めは10時を過ぎてしまった。円山川沿いの県道から山裾の農道へ入る所が工事中で立ち入りできないため、遠回りしなければならず、また登山者用の駐車スペースも特には無さそうだったので、迷惑にならなそうな空き地を探して車を置いた。
過去レコの地図を頼りに登山口らしき場所にフェンスを開けて踏み込んだが、明瞭な登山道は確認できなかった。山裾に置かれた石仏の前から、山腹にうっすらと踏み跡らしきものがあるような気がする。ここを行くしかないだろうと進み、森の中に入って行くと道は明瞭になってきた。傾斜はかなりあるが、斜面をジグザグに進む道なのでペースを抑えて踏みしめれば良さそうだ。ただ、径に積もっている硬い落ち葉が木の根や枝を隠していて、不用意に歩を進めて足を滑らすことが何度かあった。先日新調した登山靴の厚くて硬いソールの感覚がまだ身に付いていないようだ。
時々道の脇や大きな木の根元に石仏が置かれている。古いもののようで、風化して凹凸がはっきりしなくなっているものや、途中で折れたり欠けたりしているものも多い。古くから信仰の山だったことが伺える。樹林の中の道で、葉が繁ってきたこの時期は、ほとんど展望は望めない。だからこそ、開けた山頂で遠くに連なる名もない山々や麓を流れる円山川、そしてその河口から広がる日本海を目にした時、ここまで登ってきたという達成感は大きかった。
山頂にはテレビやラジオの送信(中継)アンテナが立っており、麓から通じる比較的道幅のある道路もつけられている。しばらくは稜線の道路を歩く。車道は傾斜は緩いが蛇行していて距離は長くなる。ショートカットできれば無駄に歩かなくて良いのだが、歩道(登山道)がどこについているのかよくわからない。アンテナ施設の敷地には「立入禁止」と記されているところもあり、侵入が憚られる。稜線からあまり離れないように車道を歩いたり、道に並走する落ち葉の道を歩いたり、竹林の中の下り坂をキョロキョロしながら下ったり、また未舗装道路に戻って進んだりしているうちに、人の気配のあるところへやってきた。ここが大師山、ロープウエイの山頂駅とお堂、そして観音像がある、ロープウエイで上がってきた家族やカップルがくつろいでいた。ここからは城崎温泉街を見下ろすことができる。下山ルートはいくつか選べるのだが、一番東寄りのコースをとった。この道にもあちこちに石仏が置かれてれいた。樹林の隙間から城崎の町がだんだん近づいて、今日の山行が終わりに近づいたことを知らせていた。
せっかく有名温泉地に来たので、山から下りたら温泉に入って帰ろうと考えていたが、城崎温泉は関西からの観光客が多く、浴衣姿のカップルやバッチリメイクをした女性グループなどが散策している。登山で汗にまみれた、くたびれたオジサンが一人で入るのはちょっと気が引ける雰囲気だったので入湯はやめておいた。駐車場料金も割とかかりそうだったし。今度妻を誘ってまた来ることにしよう。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する