富士山(富士宮ルートで剣が峰&火口まで)


- GPS
- 08:07
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 1,594m
- 下り
- 1,569m
コースタイム
8:30 富士宮口山頂
9:00 剣が峰
10:30 大内院(火口最下部)
11:30 9合5勺ドロップイン
12:15 登山口帰着
天候 | 晴れ(今までの富士山で最高の晴れ) 珍しく微風(でも時頼突風はあり) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
富士山スカイラインは18時半〜確か翌8時ごろまで通行禁止。 よって、終点の新5合目駐車場に前泊。 4日は新東名富士インターから清水ジャンクションで東名へ。 その後、うんざりする三ケ日、豊川、音羽蒲郡、岡崎等の渋滞を避け、浜松インターで下車。 そこから国道で帰宅したが、一部浜松市内で凧上げのお祭りと潮見坂付近、豊橋市内、音羽蒲郡インター付近でちょっと渋滞。所要時間行きと同じ約5時間。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
昨年の同時期よりは積雪は多いが、一昨年よりはまだ少ないかも。 アイゼン、ピッケル(又はポール)がなければ入山はやめましょう。 アイゼンは登山口から必須。 ピッケルは馬の背から上と火口斜面のみに使用したのみ。 火口は安易な考えで入ることはやめましょう。 この時期まだ滑落する確立が高いと思ってください。 下山後の温泉は「天母の湯」で1時間410円だったかな〜? |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
感想
毎年恒例になりつつあるゴールデンウィークの富士山滑走、今年も行ってきました。
今回は、昨年できなかった火口の滑走が目標です。
時間的な余裕を持つため、4時に出発予定で、実際には4時15分に出発しました。
順調に歩みを進め、富士宮頂上に8時30分到着し、剣が峰に9時着。
途中で下山してくる方とお会いして、この方は2時に上り始めたそうで、自分が本日2番手の登頂でした。
途中馬の背は、非常に滑りやすく危険な状況でした。
山頂からの展望は、やはり標高日本一であるので、天気が良ければ本当の360度の大展望。
南アルプス、北アルプスの山々がパノラマに。
剣が峰を後にして、火口の雪質を入念に確認しましたが、表面が固く滑走に適していません。
時間と共に緩んでくるとは思いましたが、少々待ってもそれほど顕著に変わる訳がありません。
滑落しても火口の最下部で必ず止まるはずなので、無理に行ってもよさそうでしたが、怪我をしては元も子もないので、結局歩いて下ってみました。
こんなところに来れるチャンスは普通ではあり得ないのですから。
アイゼンの爪は一応しっかりと食い込んでいたので、そんなに怖くはありませんでした。
火口最下部から見た御鉢は圧巻。
ここに来た人にしか味わえない感覚です。でも落氷、落石の恐れがあるので、のんびりはしておれません。
そそくさと上り返す。
しかし、この日に帰宅してからニュースで12時過ぎに剣が峰から火口へ滑落して怪我人が出たと聞き、自分のいた数時間後の出来事であったので、非常に気になりました。
馬の背や、剣が峰周辺は非常に滑りやすい状況だったので、そこから落ちたのではないでしょうか。
この日の火口の雪質では、自分以外に入る人はいないであろうと思ってましたが、生死に関わることではないとのことで、ひとまず良かったですね。
でも、自分が火口の底から撮った剣が峰はすごく高く斜度も急なことが分かりますので、怖いですね。
下山を開始して、9合5勺までは滑走のできる状況ではありません。
ようやくそこから滑走を開始しましたが、早速少し滑落。恥ずかしい。
すぐに立ち上がり、最高の滑走を堪能。
苦労して上った斜面をあっという間に降りる。
もう少し気温が上がらないと火口の滑走は難しいかな?
条件次第ですね。またいつかはチャンスが来るでしょう。
コメント
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火口に下りられたのですね。
私も剣ヶ峰までは行ったのですが、火口付近の余りの迫力に圧倒され、火口は滑走どころか降りる事も出来ませんでした。
ktn92さんの写真だけでも拝見出来て良かったです。
火口の滑落は容体が急変したようで、残念な結果になってしまい。挨拶や言葉をかわしたかも知れないだけに、心苦しい思いです。
滑落した方は2人もいたんですね。
しかも亡くなられたと知りあまりにも残念です。
ご冥福をお祈り致します。
私は三島岳手前から火口へ9時30分ぐらいから入り、10時には再下部にいたと思います。
虎岩横に表層雪崩の破断面が綺麗に見ることができ、途中に幾つものクラックがありましたが、今までに何度も火口の景色を見ていたので、危険は覚悟の上で、滑落を想定しながら慎重に降りました。
雪面は、火口上部はスキー等のエッジは利かないクラスト状態でしたが、大内院では風もなく、若干緩んでいる状況でした。
ただ、上部で滑落した場合は下まで止まらなかったと思います。
自分は確実にアイゼンを食い込ませて慎重に歩みました。
もう少し気温が高くなれば、亡くなられた方には申し訳ないですが、最高の斜面でありました。
火口内の写真、圧巻です。こんな風に見えるんですね。
しかし滑走するにはまだ危険な感じなのでしょうか。
2日のお昼くらいに奥院に上がりましたが、風が強過ぎてすぐに下りてしまいました。
斜面も天候とタイミング次第でずいぶんとコンディションが違うみたいですね。
久しぶりに広い斜面を思いきり滑って大満足でした。
亡くなった方は本当に残念ですが、本当にタイミングと判断次第で、天国にも地獄にもなり得る場所ですよね。
otkmeさんこんにちは。
富士山は風の山なので、天候次第では本当に天国か地獄です。
楽しむためなら天気のいい日を狙っていかなければなりません。
行って分かりますが、山頂の御鉢で寒くても火口内は全く風がなく、びっくりするほど寒さを感じません。
もう少し気温が上がれば、雪面は上々のコンディションになろうかと思います。
4日の時点でもエッジの手入れをしっかりとした板で技術があれば行けたかもしれません。
積雪のない夏山では火口に足を入れること自体考えられませんよね。
では楽しい山行を。
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