大血川 石楠花沢右俣〜長沢山〜長沢山北東尾根

2022年06月18日(土) [日帰り]

• GPS: 11:24
• 距離: 20.8km
• 登り: 3,628m
• 下り: 3,622m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:25
• 休憩: 0:00
• 合計: 11:25

距離 20.8km 登り 3,630m 下り 3,630m

8:26 スタート地点
16:30 長沢山
18:09 榊山
19:51 ゴール地点

歩行距離と登降差が滅茶苦茶です？？　富士山にでも登ったのかな〜？(^^;)

登り詰めた長沢背稜と、降りきった東谷でログが飛びまくっているのも何故かな？
こんな動きはしていません？(゜ω゜)

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

林道大血川線　大血川渓流釣場先に路肩駐車
大血川渓流釣場より1.0km先で路面不良のため通行止め

コース状況／危険箇所等

「30m大滝」
※落ちると致命的なので、濡れ苔が強い時は登らずに、4m滝手前から右岸を高巻いた方が良いと思います。
7月に登られる方もいるので人それぞれですが、梅雨入前の乾いた時期に登攀する方が安心かな？

1P目 ��+　左フェイスから登り右へトラバース、凹状を登り中央の被り岩の残置支点で切りました。（今回、凹状最初の一歩で、濡れ苔がツルツル滑り捲り難儀する。）
2P目 ��+　被り岩の間を抜けて、落葉の泥斜面を右上し上部の木で切りました。
3P目 ��+〜�検�2m強の垂直岩を木枝と根を掴み登り上げ、先の泥ルンゼを登り上部の木で切って終了。

「8m滝 上部樋状」
左から登り中段で右に渡り直上する。上部樋状ステミングはヌメリが強いので注意です。
※樋状から落ちると怪我するので、水量が多い時は手前の5m滝から右岸を巻いた方が良いかも？

写真

6/18 8:37

林道大血川線、通行止めを越えてスタートです。

6/18 8:59

太陽寺先のヘアピンカーブのここから入ります。

6/18 9:00

水道施設の橋を

6/18 9:06

3回渡り

6/18 9:14

よい苔階段もあります。

6/18 9:33

4つ目の水道橋を見送り、890m圏タカノス沢出合を過ぎ
堰堤の先から入渓します。

6/18 9:38

西谷に入渓です。大岩がゴロゴロしています。

6/18 9:44

920m圏、右にワレイワ沢出合です。

6/18 9:45

正面のゴロゴロが、石楠花沢です。

6/18 9:49

先が明るいと思ったら、右岸の崩落地でした。

6/18 9:54

まもなく、石楠花沢二俣です。
右俣を遡行します。

6/18 9:56

8m滝を右岩から躱し

4m滝へ

6/18 10:07

水流から行こうとしましたが、落とされそうで・・

右壁から登りますが、こちらもなかなか大変です。

6/18 10:25

登ると正面に30m大滝です。
あんなの登れんのか？？

6/18 10:37

30m大滝、左フェイスから取り付きます。

6/18 10:38

濡れ苔がビッチリで、嫌な予感です・・

トラバースから凹登り、最初の一歩が核心でした。
苔でツルツル滑ります。

6/18 10:52

カムを噛まし、ここから上部に登りたいのですが、足が滑り捲りあと一歩が思い切れません・・

6/18 11:05

滑りながらジリジリ登ると、被り岩の裏に残置支点が有りました。ここでピッチを切りました。

6/18 11:12

相棒も登って来ます。

2P目です。岩の裏をすり抜けて登り、落葉の泥斜面を登ります。

6/18 11:21

左上部に見える木でピッチを切ります。
すぐ後ろに3P目の被った岩が見えます。

6/18 11:32

2P目上部、濡れ落葉と泥で、ズリズリ滑りながら四駆で登ります。泥と一緒に滑り落ちそうで怖いです。

6/18 11:37

振り返ると右壁にバンド、2P目からは巻き登る事が出来るのかも知れません？

6/18 11:36

これから行く、3P目を見上げます。
ツルツル、ビショビショで行けるのか？

6/18 11:37

すぐ脇を、滝がザンザン落ちています。

では、垂壁を行きます。立ってる(°°)

6/18 11:48

垂壁を、木枝や根を掴み登り上げると、上部はルンゼに薄い泥。奥に終了点の木も見えます。

6/18 11:56

相棒、垂壁を必死で登って来ました。

6/18 11:57

頑張れ〜
ズリズリ滑る泥に、指をぶっ差し登ります。

6/18 12:02

30m大滝の落口です。

6/18 12:09

終了、お疲れさまでした〜　

6/18 12:10

直ぐに3m滝です。

6/18 12:11

右大岩を越えました。

6/18 12:14

つづいて、大岩が二つ塞いでいます。

6/18 12:18

左から行くと2段5m滝、倒木に掴まり登ります。

6/18 12:25

またまた大岩、エライ景色です。

6/18 12:26

4m滝で、塞がれています。

左の大岩の洞窟を潜り、内部で右手に潜り滝上に出ました。

6/18 12:36

ここに出られます。穴は左右の岩に有りますが、この穴が一番楽かと思います。

6/18 12:44

釜に入り右から

6/18 12:46

膝上です。

6/18 12:52

3m滝は、左から

6/18 13:14

ゴルジュ地帯です。

6/18 13:17

6/18 13:18

倒木が詰まって5m滝です。

6/18 13:20

3m滝は、右をヘツリます。

6/18 13:24

5m滝

5m滝は、水流右端に足が有ります。上部はヌメる右岩を登ります。

6/18 13:42

8m滝、水量が多いです。

上部を渡ろうとしましたが、足を持って行かれます(T_T)
相棒の助言で、一段下から渡り直上しました。

6/18 14:04

上部樋状はステミング、ヌメリに要注意です。

6/18 14:14

ゴルジュの8m滝、圧巻です(°°)
こんなの登れません、右岸から巻きました。

6/18 14:21

8m滝の落口、吸い込まれそうで怖いです。

6/18 14:53

3m滝、上流に行く程に、ヌメリが強くなって来ました。

6/18 14:58

次の3m滝、疲れて来た相棒。

6/18 15:20

1400m圏二又を右へ、最後に2mヌルヌルの滝を登り、後はひたすらガレ急登を詰めます。

6/18 16:10

やっとの事で、長沢背稜1650m圏に詰め上がりました。

6/18 16:28

そこから一登りで長沢山へ、後は降るだけ〜

6/18 16:38

長沢山北東尾根を降ります。

6/18 17:20

P1358、後で相棒のチェンスパ片足紛失に気付き、再びここに戻って来る事になろうとは思いませんでした(^^;)

6/18 18:10

榊山です。時間的には早いのですが、植林帯の曇天で暗いです。

6/18 19:46

東谷を670m圏の川幅が狭く浅い所で徒渉して、
東谷林道を歩き帰って来ました。
今日は、よく歩きました。お疲れさまでした。

撮影機器：

EX-ZR1600 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

KYV47 KYOCERA

SO-41B Sony

装備

個人装備

フェルト チェンスパ

共同装備

30ｍ カム

感想

booko

「東京起点沢登りルート100」
荒川水系大血川、西谷石楠花沢へ右俣を遡行して来ました。
下山は長沢山北東尾根を榊山経由で帰って来ました。

30m大滝の直登は不可能との沢本記述でしたが、yoshi629さんを始め、先人の方々が登られた記録も参考にさせて頂き登って来ました。
梅雨時で時期が悪かったのか、濡れ苔で大変でした。総じて水量も多かったと思います。
1P目��+〜ですが、凹状登りで濡れ苔が強くツルツルで、足が決まらずズリズリしながら登り、緊張感が半端なかったです。
3P目、濡れた垂壁は�検舛魎兇犬泙靴拭�

8m滝は水量が多く、何度も足を持って行かれそうになり、上部樋状ステミングもヌメリが強くて油断が出来ませんでした。

下山は新山沢下降の予定でしたが、時間が遅くなってしまい安全を期して、長沢山北東尾根から降りました。
沢靴のままネオプレーン靴下で降り、最後は爪が死んで、ボロ雑巾になり泣きが入ったのは、わたしです(T_T)

滝登りで余り渓谷写真が撮れませんでしたが、総じて素晴らしいゴルジュ地帯です。
滝を登らずに巻き巻きで行っても、また訪れてみたい素晴らしい渓谷でした。