ニッコウキスゲ満開・梅雨明けの雄国沼
- GPS
- 06:02
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 835m
- 下り
- 815m
コースタイム
- 山行
- 5:16
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 7:01
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません。雄国山までは樹林帯で展望はありませんが、雄国山からは雄国沼、磐梯山、飯豊山の展望が素晴らしいです。沼の手前に「休憩舎」があり、水場とトイレがあります。ニッコウキスゲは丁度見頃で、例年なら梅雨の真っ最中ですが、今年は記録的に早い梅雨明けのお陰で素晴らしい快晴に恵まれました。尾瀬より多いと言われる大群落はとても素晴らしいです。シャトルバスが着く前に沼に着いたので、人影まばらな湿原を堪能出来ました。木道を一周し終わる頃にはバスで来た人たちで混雑したので二周目は諦めました。 |
その他周辺情報 | ラビスパ裏磐梯で温泉と昼食。それから帰り道にあるダリのコレクションで有名な「諸橋近代美術館」で芸術鑑賞をして帰路に着きました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|
感想
7月2日快晴
古川さんが去年磐梯山に登った際に八方台駐車場で雄国沼のニッコウキスゲが素晴らしい、と言う話を聞き、今年は是非行こうと計画していた。
ニッコウキスゲの見頃は6月下旬〜7月上旬の梅雨の最中なので、雨も覚悟していたが、今年の梅雨明けは史上最速の6/27だったので、ラッキーだった。今年は例年よりやや遅めとの事で天気予報も睨みつつ7/2(土)に決定した。
雄国沼は直近の金沢峠まで車で来られるのだが、ニッコウキスゲの時期(今年は6/18-7/10)はマイカー規制がされているので、シャトルバスによるアプローチが一般的だが、バスで来ると人が多いので、始発バスが到着する前に徒歩で到着する計画を立てた。
萩平〜金沢峠以外にも、沼まで約1.5時間の雄子沢登山口も駐車場が閉鎖されラビスパからのシャトルバスに乗らなければならないので、ラビスパ裏磐梯から2.5時間掛けて雄国山を越えるルートで入る事にした。金沢峠に始発バスが着くのは6:55なので、その前に雄国沼に着くべく4:00にラビスパを出発する計画だ。
18時過ぎに出発し、ナビに従い京葉道路の小松川JCTから中央環状線に乗るルートで東北道に乗った。渋滞は無くほぼ予定通りの0:00にラビスパ裏磐梯に着いた。シャトルバスの発着する大きな駐車場には夜間使えるトイレが無いので、トイレのあるキャンプ場側の小さな駐車場に入る。
意外にも先着車は1台のみ。トイレは和式で紙あり。多目的トイレは洋式だ。手洗い場の水の飲用可否は不明なので水は家から持参した。
満天の星が輝いているので3時に起きなければならないのに、星の撮影をして寝たのは1時だった。iPhone13 Pro Maxで撮影を試みたが、ピントが合わず、一眼レフで撮影した。そこそこ撮れた気がする。気温は17℃で寒くは無い。シュラフには入らず上に掛けて寝た。
3:00起床。まだ星が輝いている。車は2台のままで増えていない。2時間しか寝ていないが、頑張ろう。おにぎり2個とゆで卵を食べ、身支度をして予定通りの4:00に出発。この時点でも車は2台のみ。
日の出(4:20)前で薄暗いのでヘッドライトを点けて出発。登山道入口はキャンプ場の手前にあった。「雄国パノラマ探勝路」の「ラビスパ東口」だ。雄国山までの標高差は470m、急登ではないが思ったより傾斜のある樹林帯の道を登る。
25分でラビスパ西口からの道と合流する。ゆるい登りが続くが時間が早いのであまり暑くはない。1時間20分ほどでヤマレコの地図に「ラビスパ裏磐梯」と記されている場所に着いたが、何も無い。ヤマレコの誤記だろうか?
雄国山までは展望の無い樹林帯の道が続く。気温は15℃だが登っていると暑い。1時間45分で雄国山に到着すると突然視界が開ける。北西方向が一番開けており、喜多方の市街地越しに残雪豊富な飯豊山が良く見える。
木製の展望台があるが老朽化して危険なのだろう、ロープが巻かれて立入禁止になっている。
山頂から少し下った所から雄国沼全体が良く見える。湿原と思われる場所は遠目にも黄色く見えて期待が膨らむ。東には猫魔ヶ岳越しに磐梯山の山頂が見え、その左側には安達太良山が見える。
雄国山からの下りは樹林帯が切れて展望が良く、風も当たるので気持ちが良い。25分ほどで雄子沢登山口からの「雄国せせらぎ探勝路」と合流する。雄子沢登山口からここまで約1時間とラビスパからの半分の行程だが、道路規制はされていないもののこの時期は駐車場が閉鎖されていて実質的なマイカー規制になっている。
ラビスパから雄子沢へのシャトルバスが出ているが、始発が着くのは7:45なので、沼に着くのは9時過ぎになってしまう。
合流点から5分ほどで水場が現れる。水量豊富で冷たくて美味しい。雄国沼休憩舎は水場のすぐそばだった。休憩舎はログハウスの大きな建物で、避難小屋を兼ねているが壁際が椅子になっているだけで通常の避難小屋のような就寝用の床は無い。それでも板張りの床にシートを敷けば良いので宿泊は可能だ。30〜40人は寝られそうだ。
トイレは室内にあり、洋式で紙付きだが、手洗い水はタンクはあるものの出なかった。
休憩は帰りにすることにして沼へ急ぐ。沼に行く道の脇にはニッコウキスゲがチラホラ咲いている。
休憩舎から20分で雄国沼湿原の入口に到着。時間は6:50で金沢峠に始発バスが着く前なので、人影はまばらだ。作戦通りだ。湿原は見渡す限りのニッコウキスゲで素晴らしい!ニッコウキスゲは1つの花は朝開いて夕方にはしぼんでしまう「一日花」だ。それが次々に咲くので2週間くらいの間一面の黄色い絨毯になっているのだが、知ってはいても信じがたい。花言葉は「日々新たに」で言い得て妙だ。
湿原には木道が敷かれており、一周約800mだ。人が少ないので立ち止まって写真を撮ったり、insta360を自撮り棒に付けて撮影するのも自由に出来る。ツツジも少し咲いているが、これはもう時期が過ぎているようだ。アヤメも所々で咲いていて美しい。
木道を1周する頃には始発のバスで金沢峠に着いたハイカーが大勢やって来た。2周目をしようと思ったが、前後に人がたくさんいて自由に歩けないので諦めた。もう尾瀬の木道並の混雑だ。早起きして山越えをして良かった。
湿原を一周した後5分ほど登って金沢峠に行ってみた。雄国沼を俯瞰出来る展望台には大勢の人がいる。駐車場はマイカー規制で車は無いが、会津交通のシャトルバスが2台停まっていた。運転手さんによると最近テレビで紹介されたらしく、今日は700人位がバスを利用するだろう、との事だった。金沢峠からは喜多方の市街が良く見える。
金沢峠から少し下ったところに公衆トイレがあり、峠から車が通れる広い道が休憩舎まで繋がっている。休憩舎までは許可車両は通行可能なのだ。
休憩舎でランチというか時間はまだ8時前なので朝食だ。まずは凍らせてきたフルーツ缶。凍らせたアクエリと一緒に保冷バッグに入れて来たのでキンキンで美味しい。アクエリはまだ一部凍っている。
お湯を沸かして尾西のCoCo壱カレーを食べる。いつもながら旨い。食事休憩が終わる頃には雄子沢登山口から来た人が到着して大勢の人で賑わってきた。
帰りも往路を引き返したが、意外にもラビスタから雄国山を越えて来る人がたくさんいる。9時や10時を過ぎるともう沼は人で一杯でわざわざ山越えをするメリットは無いように思うのだが、シャトルバスでは物足りないのだろうか?
帰りは気温も上がり、かなり暑かった。膝が不安なので雄国山からの下りはストックを使用したが、やはり終盤は踏ん張りが利かなくなった。それでもほぼコースタイム通りの1時間30分でラビスパ東口に下山した。
汗をかいたのでキャンプ場の炊事場で顔を洗った。冷たい水で気持ちが良かった。駐車場はほぼ満車になっていた。
お風呂は同じ敷地内にあるラビスパ裏磐梯の温泉施設へ。ジャグジーや露天風呂のある天然温泉で汗を流した。食堂で喜多方ラーメンを食べたが、窓の大きな景色の良い所だった。
帰りは古川さんの希望で五色沼近くにある「諸橋近代美術館」で芸術鑑賞。ダリの作品が世界で4番目に多いそうで、常時多数のダリ作品を展示している美術館だ。庭園も綺麗で、正面には磐梯山がど〜んと見える。
天気の良い土曜日なので帰りは渋滞を覚悟していたが、意外にも渋滞は無く美術館から休憩込み6時間で君津に到着した。
梅雨明け10日の快晴に恵まれ、丁度見頃のニッコウキスゲが観られて良かった。来年は休憩舎に宿泊してニッコウキスゲがしぼむところと開くところを見てみたいものだ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する