越後白山〜川内粟ヶ岳縦走 【白山-宝蔵-權ノ神-七頭-粟ヶ岳】
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- GPS
- 12:00
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 2,055m
- 下り
- 2,030m
コースタイム
7:26 白山山頂(7:40発
8:38 宝蔵山山頂(8:59発
11:14 權ノ神山頂(12:24発
13:48 粟ヶ岳山頂(14:34発
16:12 師匠のカメラ探索開始(16:31発見
17:18 粟ヶ岳五百川駐車場着
天候 | かなり快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
東三条駅より車で北五百川集落へは約45分ほど ・慈光寺の麓駐車場(白山) 五泉駅より車では30分ほど 今回は粟ヶ岳の五百川登山口に車をデポして 越後白山の麓にある慈光寺駐車場から出発する |
コース状況/ 危険箇所等 |
・慈光寺〜白山 尾根コースは急登だが一気に標高を稼げるうえにCTも短い。 この日は8合目辺りから残雪が付いていたが長靴、登山靴で十分。 ・〜宝蔵山 小ピーク(袖山)を挟んで緩やかな山道歩きとなる。 鞍部への下りも登り返しもそれほどキツくないためにCT通りに進めると思われる。 ・〜權ノ神 コース中、ピークへ向かうまでの最長・最疲労区間。 まずは橋立というこの区間の最鞍部に下るまでに小一時間掛かる。 南方向に迫りくる粟ヶ岳を眺めながらそこからさらに2〜3度のアップダウンを経て 最後の急登を登りきると權ノ神岳のピークとなる。 ・〜粟ヶ岳 本縦走コースの中で一番の見どころ、そして歩き応えのある区間。 權ノ神から一気に急斜面を下ってから七頭へ登り返すこととなる。 左手には川内山塊、正面に守門、右手には加茂の貯水池と西蒲三山。 そして振り返ると先ほど歩いてきた白山・宝蔵・權ノ神の山容が目線の高さにある。 しかし七頭は痩せ尾根の岩肌が出ている部分もあるので注意が必要。 この日はまさに七頭を歩いていると粟ヶ岳の北峰直下の谷の大きな雪崩が見られた。 轟音とともに雪が土を巻き込み山肌を露わにする瞬間に目を奪われた。 少し前(恐らく昨秋か)に刈払いが行われたようで非常に歩きやすかったです。 有志・山岳会の方に感謝致します。 ・〜北五百川登山口(旧下田村 危険個所はなく非常に整備された登山道となります。 個人的には加茂水源地よりもより南側に下りる本登山口をお薦めします。 |
写真
感想
兼ねてよりお世話になっている ”山菜のお師匠” と
「いつか歩きたいですねぇ!( ´,_ゝ`)」と語り合っていた 白山〜粟ヶ岳縦走路。
前回は別の雪山を計画したものの予定が合わず。。。
しかし今回はお互いの想いと予定がシンクロして4日前に山行決行が決まった。
自転車活用縦走であれば粟はせいぜい加茂の水源地を起点・終点にしなければならない。
今回は師匠の提言もありこの縦走路での最長コース、慈光寺〜北五百川口で心決めした。
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ワタシの車を北五百川口にデポしてから師匠の車で慈光寺に向かう。
この距離が30kmもあり時間にして1時間弱かかった Σ(゜Д゜)ナゲェー
●まずは尾根線を使い越後白山を目指す。(*・∀・)vイクデー!
二人とも元気モリモリで体調万全だが 何と言ってもこれ以上ないほどのピーカン晴れ。
尾根線は結構辛いはずなのに師匠との会話を楽しみながらあっという間に無事山頂着!
→カンパーイ♪ ( ´¬`)人(´∀`) ウマーイ!
山頂からは五頭方面が綺麗に見える。
谷間の集落にはまだ霧がこもっている景色が美しく一日中快晴で有り続けることを疑わない。
●宝蔵山へ向かう。
初めて白山に登った時に 「ココから粟ヶ岳へ縦走する人が居るんだよ( ´艸` )」
と聞いた時にはおったまげたもんだが まさかその尾根を自分が歩いているなんて・・・♪
迫りくる權ノ神&粟ヶ岳とその奥の守門を眺めながら宝蔵山、無事到着。
→カンパーイ♪2 ( ´¬`)人(´∀`)ウンメェー!
宝蔵ではそれほど眺望は望めなかったものの持ち寄った旨いつまみで大満足。
天気は相変わらず晴天、むしろすでに暑い、というかもう最高!!!
●權ノ神岳へ向かう。
この区間、行程中で最長となるがお喋りしつつ 山菜をつまみつつ 全く飽きることなし♪
何と言っても最終目的地の粟がどんどん近付いて来るのだから!と言いながら無事到着。
→カンパーイ♪3 ( ´¬`)人(´∀`)ウミャーーー!
ここではワタクシがチリトマを調理させて頂き師匠に手際の良さを褒められてテンション上がる。
1時間ほど語らい、川内を眺めてから出発〜!
●最終ピーク、粟ヶ岳へ向かう。
まずは權ノ神から一気に鞍部へ下り そこからの登り返しが七頭となる。
この区間は師匠とも想いが重なったが、粟ヶ岳や川内・飯豊のロケーション、ガレた痩せ尾根、
ザレた急登、突き上げる風、噴出する脳汁、募る想い、様々な要素を総じて一番歩き応えがあった。
ほどなくして我々の縦走路と粟ヶ岳水源地コースとの出合いに到着。
二人とも喉がカラカラであったために颯爽と2ピークを駆け抜けて無事に粟ヶ岳到着。
→カンパーイ♪4 ( ´¬`)人(´∀`)サイコウヤンッ!
いつも飲み物は残雪を使って師匠に冷やして頂くのだが この粟ヶ岳では特にキンキンだった!
朝から歩いた白山・宝蔵・權ノ神を眺めながら師匠がオカリナを奏でる。
(ちなみに山頂は貸し切り状態
特に「南米の曲」と説明いただいたメロディが山容にマッチしていた♪
●それでは気を付けて北五百川登山口へ。
師匠はワタシのガラスの膝を気遣って下さり ダブルストックを貸して下さる。
有難くお借りするとなんと歩きやすいことか!ヾ(´∀`*)
その後もワタシのために藪歩きをして下さり4合目まで下った頃・・・
師匠 「最近購入したカメラ落としました!!!」とのこと。
それは大変だ〜!と登り返して藪に戻って探すとあっさりと枯葉の中にカメラとグラサン発見!
pu 「ありましたよ〜!!!」 (テンション上がって藪にスライディングした。
師匠は大変喜んでくださりそれを見てワタシも嬉しくなり 終始お喋りしながら無事に下山完了。
最後は慈光寺に車を拾いに行って山行終了であった。
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この縦走路、歩いてみますとやはり自転車活用は少し厳しいように思えますねぇ。
スライドした一人のノボラーさんは
「粟〜白山縦走してから車道を歩いて12時間で周回したことあるで!」と仰ってましたケド(笑
そして最悪は国道へエスケープも出来ますので機会があれば是非ともオススメしたいルートです。
お師匠は物腰が柔らかく非常に物知りで 年上の御方ですがいつも丁寧に接してくださいます。
そんな師匠とは山菜ハント以外で初の山行でしたが
最高のお天気も含めて出来過ぎなくらいに楽しく歩けました(ノ゜ο゜)ノ!
(むしろカメラ探しも軽いアトラクションだったほど♪
”山行は日常からのカタルシス、いざ単独行( ´,_ゝ`)” くらいの気持ちで歩き始めたワタシです。
先日の川内テント泊も含めてこのように山で繋がる仲間が増えたことをとても嬉しく思います。
同行頂きましたお師匠、そして出会った方々と猛藪を刈払いしていただいた関係者の方に
厚く熱くお礼申しあげます。
本山行も最高の山歩きの一つと成りました!(*´エ`*)
皆さんも善き山旅を楽しんでくださいね。
ありがとうございました!
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コメント
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慈光寺〜五百川登山口までの縦走お疲れさまでした
粟ヶ岳に初めて登ったとき越後白山を見て『あそこまでの縦走路はあるのかなー? 今の自分には縦走できるのかなー? いつか歩いてみたいなー』などと思ってましたが、その思い、つい忘れてました
pusukeさんのレコを見て改めて登りたい思いが復活しました!!
ありがとうございます(笑)
(ソロ&交通手段が車の場合のネックは五百川登山口から慈光寺までの帰りの移動ですね
正体不明の虫、怖いですね
大丈夫でしたか?
こんにちは〜!
やはり同じように思われましたかーっ!?(*・∀・)b
間違いないです、yamaさんならこのコース日帰り往復出来ます。
太鼓判ですよ♪
ワタシも全く一緒の想いでしたが今回は堂ノ窪や青里から先を眺めて
「いつか歩いてみたいなぁ〜ヾ(´∀`*)」って思いましたね。
まぁ実行はう〜んと先になりそうですが(笑
そうなんですよ!!
ソロの立ち回りも何度か調べたんですが加茂&五泉の市民バスの繋ぎが難しく
下手したら3時間待ちとかになりましたので最悪自転車だと思いました( ´¬`)
北五百川ですとさらにハードル上がりますよねぇ。。。
けれど断言します♪♪♪
yamaさんならきっと慈光寺〜北五百川〜R290で日帰り周回出来ることを!
ハイ、ワタシは空身でも絶対に無理です(笑(*´エ`*)
ありがとうございます★
この虫、ブヨ並みの炎症と痒みをもたらしてくれましたよう(゚´Д`゚)
普通の山道でコレですから藪ユートピアに入ったら・・・と思うと
待ち遠しくて堪りませんです!(結構M
最高のお天気に師匠とのガッツり縦走お疲れ様でした。
ぷすけさんの脳汁まで噴出させるくらいだったのですからそれはもう登りごたえ十分のコースだったのでしょうね。
しかしそれをみじんにも感じさせない4ピークでのツーショット写真はとってもgoodです
歩きながら山菜を教わり、摘み、それを山頂で即いただく。なんてゼイタクなんでしょう!!チリトマと山菜をコラボさせるのもぷすけさんならではですね。ちなみに収穫した山菜は何?
そして極めつけは師匠の奏でるオカリナの音色。一緒に登ってないけど、なんか感動してきた・・・
調理の手際良さを褒められ、師匠の紛失物を早々に見つけ喜んでいただき、それにテンション上がってるぷすけさんが、「ボクえらい?ねぇスゴい?どお?ネェ、ネェ?」ってしっぽバタンバタンしてるわんこみたいと想像するのは私だけでしょうか。
こんばんは〜♪ 相変わらず自撮りのぷーです( ´¬`)
kimicocoさん、この日はふんっとにっ!最高の天気だったんですよ★
4日前に決めた山行でしたが何もかもが順調でこれまた驚きなくらいで!
距離としては先日の残雪テント泊の片道くらいでしたがザックは軽くと努めましたぁ〜!
おっ・・壁】エ`*)バレマシタ?
師匠は飲むために登り、登るために飲むという、アルコールがガソリンのような御方です♪
(ご自身でも歩きながらそう仰っている(笑
まさかkimicocoさんもなのですかっ!? ( Д )゚ ゚
ということで、師匠と一緒の時はご相伴に預かっておりますがソロでは飲みません♪
やはり摘みたての山菜は何よりのごちそうでございますねぇ(*・∀・)b
で、このエグミがチリトマに合うんですよね、そう、山菜女王のコシアブラです♪
kimicocoさんほど山菜に詳しくないワタシですがこれだけは知ってるんですよね(汗
師匠のオカリナはこの時初めて聞かせて頂きました〜♪
そんで1曲だけワタシも指笛でセッションしましたよ( ゚∀゚)ノ゙
とても素朴な音色で山頂にピッタリでしたね!!
Oh、しっぽっぽーっ!Σ(゚Д゚)ノ
そんなに振って無いですよう、ちょびっとっすって(笑
kimicocoさん! 次回、福井で時たま出会ったら山菜と花名教えてくださいよっ!
ガッツリしっぽ振り振りしますんで( ´¬`)人(´∀`)w
白山〜粟の
ロングコースの日帰り、お疲れでした\(^▽^)/
なかなかのコースですが、これからヒルの時期にもなるので
私は、ちょっと挑戦できませんが
いい山旅が出来て良かったですね(^o^)
山菜ポーチドエッグチリトマト!に
美味そうですね〜
楽しいレコ、ありがとうございました<(_ _)>
こんばんはっ♪
本当に夢のようなコースを快晴に堪能出来て最高でしたよ〜ヾ(´∀`*)
ヒルゥゥゥ!(゚д゚lll)やっぱり嫌ですよねぇ・・・(笑
ワタシも2度ほど食われてガーッツリ太ってましたが、
「山に行って自然に抱かれた感!」はハンパ無かったですね♪
是非とも機会がありましたら初秋か残雪の頃に伺って見てくださいね( ´,_ゝ`)
プチ越後アルプースな感じで楽しいですよっ!!
今回の持ち物、ワタシはチリトマとガス、水だけだったんです(笑
ですが少ーしずつ調理が上手くなって来ましてお仲間に振る舞えるようになりました★
こちらもどんどん磨いて行きたいですね(*・∀・)v
ありがとうございます!!
いいですね〜
おはようございます♪
白山でのラッセル&鍋〜!(。-∀-)v
ninesさん想い出の地にお邪魔して参りましたよ!
となりの神戸山でも死にそうなラッセルでしたので白山まで登られたのには頭が下がります♪
カブトガニみたいなの・・・(゚д゚lll)ゾワ
吸血前のマダニとのことでしたー!!
こいつが血ぃ吸った後に豆みたいな形になるとのことです(恐
ninesさんも気を付けてくださいよっ!痒みと腫れが長引きますからぁぁぁ( Д )゚ ゚
ぷすけさん、師匠様、お疲れ様でした。
まさに三条から見える、越後平野の山のシルエット、白山-宝蔵-權ノ神-七頭-粟ヶ岳。
あの山をあっちからこっちまで縦走とは、まさに新潟の低山愛好家としては、いつかは踏破しなければならないコースです。参考になります。
特に、白山からの宝蔵、粟、守門の並び。ぷすけさんのセンスの良さがかんじられますねー(*^ー゚)b
しかしマダニは気色悪すぎですねー。ヒルがかわいく感じられるキモさです。それ超苦手です。ゾワゾワ
ともかく私も好ルートを求めて地形図を眺めることにします。
おはようございます♪
そうなんです!
この白山−粟ヶ岳の西側から見えるシルエット、堪りませんねぇ(*・∀・)b
ず〜っと想い描いていたコースですので歩いた翌日には見え方も変わってました!
歩きながら残雪の粟ヶ岳が近づいてくる様は圧巻ですよ♪
かの光明山を思い出させるほどの越後アルプスっぷりでした!!壁]ω・)ノ
これがマダニって棄ててから判ったんですが押しても潰れず生命力抜群でしたね!
もう少し実験してからサヨナラすれば良かったなぁと思っております(笑
好ルートが取れそうな尾根が近くにゴロゴロしてて迷いますね!
併せて地形図山名ぶらり旅も疎かに出来ませんので迷いどころです(笑( ゚∀゚)ノ゙
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