200名山【御座山】"720度"?の絶景に大興奮
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 1,000m
- 下り
- 1,004m
コースタイム
【不動滝コース】
12:25 粟生登山口発
13:15 不動の滝
(ここで滝の右手に行く登山道が分からず道迷い20分ロス)
13:45 正しい道に戻る
14:20 仮のピーク(小さな祠がある)
※ここから一旦下り、(ここでまた道迷い10分ロス)鞍部から登り返す
14:55 避難小屋
15:00 山頂
15:35 山頂発
17:20 登山口帰着
山頂標高2,112M−登山口標高1,325M=標高差787M(登り返し含まず)
C/T 登り2時間35分(ロスタイム30分込)
C/T 下り1時間45分
※登りは健脚の人なら1時間半くらいかもしれません(休憩なしの場合)。
この鳥瞰図 ↓ はコースのイメージがよく分かります:
http://www.naganoken.jp/mount/toshin/koumisen/ogurasan-map.htm
天候 | 快晴(いわゆるドピーカン) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※県道No.は通過順に 601-23-610-106-68-472 とにかく、かなり山奥です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【道路】 アクセスの項参照。 【コンビニ】 須玉ICを降りて少し行くと2軒ほどあります。 【トイレ】 山にはありません。千曲川に沿った県道68号が地元・川上村の目抜き通りらしく、スーパーやGSがありますので、そこでトイレを借りられたら「山に極力近いところで用を済ませ」られます。 【登山口とP】 南西麓の「粟生登山口」(不動滝コース)。Pは7-8台駐車可(満車の場合は手前の林道に路駐できそうです)。 【登山ポスト】 そんなシャレた物は…というぐらい地味なお山です。 【登山道】 駐車場入り口から見て右手に沢があり、その沢に懸かる木の橋を渡ったところが「本来の登山道」。 しかしこの橋は腐って崩落したまま放置されており、駐車場正面にある看板のところから別の道がついています。 しばらくは沢沿いの石ころ道を歩き、その後は山頂の直前まで樹林帯になります。登山者が少ないのと、整備の手があまり入っていないためか全般に踏み跡が薄く、やや道が分かりにくい。踏み跡のより濃いほうを見極めて歩くしかありません。 大きな倒木が道をふさいでいる箇所が4か所ぐらいあります(マタいだりくぐったりは可能)。 雪は上部に申し訳程度に残っていました(歩行には影響ゼロ)。 コース前半は比較的緩やか、途中からは斜面自体は急峻ですが、ジグザグに登る感じなのでそんなに大変ではありません。 コース後半は断続的に鎖場が出現します。鎖場はつごう50〜60Mにもなるでしょうか。かなり急傾斜のところもありますが、さほど危険とは感じませんでした(もちろん慎重さは必要です)。 小さな祠のある仮ピークに着くと、一旦高度を下げ、鞍部に出ます。鞍部から登り返すと山頂の気配が迫ってきて、元気が出ます。 避難小屋が見えれば着いたも同然。小屋の左手、北西方向に向かって山頂エリアが開けています。 【標識・表示・リボン】 あることはありますが、「ここにほしかったな」という肝心なところになかったりします。「あれ?どっちに行くのかな」となるところが5か所ぐらいありました。 ※あくまで「粟生登山口」から登るコースについての話です。反対側から登る「長者の森」「白岩」の両コースのほうが道は整備されているようです。 【山頂】 岩がゴロゴロした、非常に特異な「風貌」を見せる細長いエリアです。これが取り付きから奥行50Mほど続きます(斜度は殆どなく、真横に伸びている)。 山頂エリアは幅が最大数メートル〜最少1.2Mぐらいしかありません。左手(南西側)は断崖絶壁。しかも大きく角張った石(岩)がランダムに連なった岩稜で、つまずいたりバランスを崩したりしやすいので慎重に歩きます。 晴れの日だと大変な絶景なので、写真を撮るのに夢中になると思いますが、撮影中は足元がおぼつかなくなりますから、注意が必要です。 【携帯/スマホ電波】 山麓〜山頂まで良好でした。 |
写真
感想
地元の山に行くつもりで朝7時に起きるも、ドピーカンの空を見て、「こりゃ地元で遊んでる場合じゃないぞ」と急遽、遠出決定。翌々週行く予定だった御座山(おぐらさん)に前倒しで挑戦することにしました。高速を使って4時間半か・・まぁ2時過ぎには山頂に立てるかな。日も長くなったし大丈夫だろう、と。
私が御座山を発見したのは(って昔の探検家か!笑)、たまたま地図を眺めていて、「ン? ござやま? 変な名前。でもこの山、錚々たる名山に取り囲まれていて、やたら立地条件がいいな。標高2,000M超だし、これはかなり絶景になってるはず」。
私が最近ハマっている『日本地図を開き、名も知らぬ山を見つけてはヤマレコに山行記録が載ってないか調べる』に、御座山がまんまと引っ掛かったのです。しかも日本二百名山と知り、これは行かない手はないぞと。
既に多くの方のレコにもある通り、御座山山頂の眺望は本当に素晴しいです(写真参照)。ふだん山頂に長居しない私が時間の経つのも忘れ、30分以上も滞在したほどです。
タイトルで「720度」と表現したのは、登頂後360度の景色があまりに凄いため「思わず2周(2回転)ぐらい見回してしまう」という意味です。もっとも私は10回転ぐらいしましたので、3,600度でしょうか(笑)。
ちなみに、こんなに眺望の優れた山なのに、富士山は見えません。
この山の真南に金峰山があり、富士山がさらにその真南。それでちょうど陰になっているんですね。「富士山だけ見えない山」とは実に珍しい(笑)。「富士山だけはよく見える」山なら五万とありますが。
御座山は「深山」という言葉がぴったり来るほど奥まった場所にあります。
訪れる人も少ないようで、日曜日なのに私が到着した12:15分頃には車が1台もいませんでした。反対側から登る他の2コースは分かりませんが、終日、誰一人会いませんでした。私の来る前に早起きハイカーが登り終えて帰ったという可能性はありますが、少なくとも私が滞在した数時間、この山を私個人で「専有」していたことはほぼ間違いありません。
帰路、ヤマレコで高評価を集めている「滝見の湯」にぜひ行きたかったのですが、時間が押したためあきらめました。次に機会があれば寄りたいと思います。
結論、この山はこんな人にお勧め:
〆雑しない山に行きたい
関東圏から日帰り可能な山がいい
とにかく山頂が絶景な山に行きたい
ど弦2000は欲しい&ある程度登り甲斐も欲しい
ゾしぐらいスリルを味わっても構わない
山麓にいい温泉があるとなお良い
☆反省点☆
せっかちな性格ゆえ、登山中「さてこれはどっちに行くのが正解?」ってなったとき、周りの踏み跡などをろくにチェックもせず、「えーい、こっちだ」と即決します。そしてたいてい間違いのほうに行きます(汗)。
前述にてこの山は道が分かりにくいと書きましたが(ま、他の山に比べれば確かにそう)、実は今回、帰路はほとんど迷わずに下りてこれたのです(登った時の記憶に頼ってではなく、普通に)。
つまり、登りのとき自分がいかに慌てて登っていたかが分かりました。
特に「不動の滝」の分岐で、右に行くべきところ左だと思い込んで、道なき道を登ったときは最悪でした。数十メートル行ったところで「こりゃ登山道じゃないぞ」と気付き、戻りましたが、かなり無理に登ってきた急斜面(&岩場)のため、戻るとなると足場が確保できず降りるに降りられなくなりました。立ちすくむことしばし。その数十メートルで30分ほどロスしました。
※道が分かりにくいというのは粟生から登るコースのことであって、他の2コースは別です。
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