‐鑁鯵戮ら槍ヶ岳(上高地ループ)

- GPS
- 26:17
- 距離
- 42.8km
- 登り
- 2,501m
- 下り
- 3,626m
コースタイム
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 8:09
- 山行
- 3:56
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:16
5:30上高地出発→8:30までのログがロストしています
| 天候 | 晴れのち雨 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス
|
| その他周辺情報 | 上高地アルペンホテル 外来入浴1,000円(タオル付) |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
感想
2,000m以上の高地でテン泊第2弾は、上高地起点の槍ヶ岳ループ。
絶景の北アルプスと暴風雨のテント泊、山の楽しさと厳しさを堪能しました。
上高地までは大阪からバスで約6時間、一人なら自家用車で行くより安くて楽チンです。
そう、今回は初めての北アルプス一人旅、いつもはkohimo隊長の案内で連れて行ってもらっていましたが、一人だと急に不安になりますね。
山の中を一晩中走る続ける行程なら特に不安を感じませんが、不安なのは高地でのテント泊です。
事前に調べたインターネッツの情報によると、山小屋に2,000円払えば、テント場所を提供してくれて、トイレも使えるとのこと。宿がテントになっただけと考えれば行けるでしょう。
深夜バスに揺られ、初の上高地に上陸、ここはまるでリゾート地でした。
なるほど、高原の雰囲気を味わいたいセレブな方々がキャンプしたり、テラスで黄昏たり、優雅な時間を楽しむための場所なんですね。
そんな中、軽いジョグで林道を進もうとしましたが、
「おっ、重い!」
やはり、テン泊装備はずっしりと重く、走るには厳しい重さです。
TJARの過酷さは、その荷物の重さではないかと思います。
重い荷物を背負ったまま、3,000m級の山々を越え、真夏の灼熱のロードを150km以上も走る。
恐らく、大会中に仮眠するとしたら、ロード区間だと思うので、2,000m以上の高地でビバークすることは無いでしょうから、参加条件としても不要だとは思いますが、ビバークできるだけの装備を持って、高地を経験した実績が必要なんでしょうね。一人で勝手に納得です。
荷物が重い時は、上りで無理せず、テンポよく。
大峯でも経験した重い時の動き方を実践しながら、林道からトレイルへと進みます。
稜線に出てからは言葉のいらない絶景の数々。
重い荷物も気にならないほど気持ちよく駆け抜けました。
蝶ヶ岳を過ぎたところ辺りでトレラン姿の4人組とすれ違いましたが、私が着ていた滋賀イチTシャツに気づいて、お声がけいただきました。shiga1は全国区で話題になっているんだと実感しました。
どこまで行くのか問われ、出来れば双六まで。
と、言ってしまったので行くしかない!
徐々に近づいてくる槍の姿をラスボスに見立てながら、一気に行こうとするも、全然進まない急こう配の連続。しかも、荷物の重さ、2,000m以上の高地なので呼吸も苦しくなり、足が思うように動かない。
そして、ついに槍到着!の寸前で雲行きが怪しくなり、一気にガスの中へ。
時間的には双六まで行けたかもしれないが、心が折れて槍ヶ岳山荘のテント場でバタンQでした。日焼けと脱水で体が火照ってノドが渇くので水1Lを購入します。
あまり食欲も無く、横になっていると遠くで雷が聞こえる。と、思ったらポツポツとテントを叩く雨音が聞こえ始める。
雨足は徐々に強くなり、テントが激しく揺らされる。
テント内の結露が飛び散り、顔にあたる。
なるほど、フライシートはこんな時に有効なんやな。
当たり前のことだが、経験しなければ分からない。
雨足は弱まることなく、だんだん強くなり、結露なのか浸水なのかテント内なのに雨が降っているようだ。寝袋は防水なので大丈夫だろうと絶対的信頼を寄せていたが、深夜には浸水してきた。
なるほど、シェラフカバーはこんな時に有効なんやな。
繰り返しになるが、経験しなければ分からない。
ほとんど眠れない夜を過ごし、翌朝晴れていることを願ったが、辺りは真っ白。
槍の穂先は晴れているときの楽しみに残しておこうと下山を開始しました。
上高地アルペンホテルの外来湯に入った時は、生きている実感と、もしかしたら天国に召されたのかという錯覚に陥るほどサッパリしました。
もっと軽くするか、重い荷物でも走れるように鍛えるか、山での暮らしを背負うって難しい。
コメント
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von_to_bell


















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