鳥海山(鉾立〜象潟口ルート)
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- GPS
- 08:35
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,462m
- 下り
- 1,455m
コースタイム
- 山行
- 6:53
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 8:32
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
この時期は24時間通行可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆鉾立〜御浜小屋〜七五三掛 ・石畳が敷き詰められた完璧に整備されたルート。 ・道迷いの心配はないが若干雪渓のトラバースが残っていた。 ◆七五三掛〜新山(千蛇谷ルート) ・千蛇谷の雪はまだ豊富。 ・夏道と雪渓のミックス。多少夏道を探す必要があるかもしれない。 ・上部は完全夏道。 ・小屋から上は大きい溶岩の岩稜帯歩きとなるため転落注意。 ◆新山〜外輪 ・新山と外輪の間にはまだ豊富な積雪が残っていて急斜面もあるのでトラバース箇所は限られる。 ・チェンスパは使わなかったが雪道歩きに慣れていない人は滑り止めがあった方がよさそう。 ◆外輪〜七五三掛 ・軽くはしごはあるが歩きやすい。 ・チョウカイフスマは外輪上部に多かった。 ◆七五三掛〜鳥海湖 ・御田ヶ原分岐〜鳥海湖までは一応木道はあるが傾いていて危険。濡れている時は特に。 ◆鳥海湖〜御浜小屋 ・結構危険な雪渓トラバースがあるので慣れていない人は滑り止めがあった方が良い。 ・笙ヶ岳からのルートにはニッコウキスゲの大群落があり圧巻。 |
写真
感想
前日の苗場山に続き、冬にしか行ったことがない山を攻めてみることにした。
真っ白だったあの山は夏は一体どうなっているのか…山スキーの山に夏行ってみるシリーズ第二弾は鳥海山。
鳥海山には過去4回登頂しているがすべて積雪期に山スキーで訪れている。
鉾立〜1回、中島台〜2回、湯の台から1回。
今回はどこから行くか、やっぱりオーソドックスにメジャールートの鉾立から新山まで往復することにした。
夏の鳥海は花の山であるということもわかっているので久しぶりに一眼を携えて写真を撮りながらのんびり歩くことにした。
前日苗場からの下山後に鳥海までひとりで運転してきたので割とヘトヘト。
まあ普通に鉾立からの往復ならライトにいけるでしょう…(とこの時は思っていたが終わってみれば結構ガッツリルートだった)
ゴールデンウィークの鳥海ブルーラインは夜間は通行できなかったが今の時期は24時間通行できて便利。
鉾立から朝5時前にスタートすることができた。
天気は晴れ予報のはずだったがスタート時点ですでにガスガス。まあガス男の自分が来てるわけだからそりゃ天気予報も変わるさ。
それに登りはガスってたほうが涼しくていい。(別に負け惜しみではない)
象潟口ルートはさすがメジャールートだけあって登山道というより遊歩道。石畳が敷き詰められていてレッドカーペット感がすごかった。
白山でいうところの砂防新道だな。いや、それより整備されてたかも。
御浜小屋に着いたがまだ周囲はガスガス。
すぐそこにあるはずの鳥海湖も見えない。まあそのうち晴れるでしょ、とポジティブ思考で先へ進む。
七五三掛から千蛇谷と外輪へのルートに分かれるが、眺望が良い外輪は晴れてから歩きたいので往路は千蛇谷へ。
ここはスキーで2回ほど滑って良い想い出が残っているが7月のいまの時期でも雪はびっしりでさすが鳥海という感じだった。
夏道を歩いたり雪渓を歩いたりしながら新山へと登っていく。小屋から先はでっかい溶岩がゴロゴロと転がる岩稜帯を進むが、穴ぼこだらけでちょっとめんどくさかった。
積雪期の方が間違いなく歩きやすい。
とりあえず新山に登頂したもののまだガスガス…本当に晴れるのか?
そう思いながら下山を開始するとようやく晴れてきた。ナイスタイミング。
際どく雪渓をトラバースして外輪に登るとすっかり青空と雲海が出迎えてくれた。
花も固有種のチョウカイフスマをはじめヨツバシオガマやイワウメなどがひしめき合うように咲いている。ようやく鳥海のの本領発揮。
2年前の冬に滑った湯の台のルートも良く見える。夏と冬のギャップが楽しい。
下山は鳥海湖の南面を回って帰ろう。ここにも際どい雪渓のトラバースがあったが蹴り込みながら慎重に通過。
すると目の前にオレンジ色の絨毯が見えるではないか。ニッコウキスゲだ。
笙ヶ岳から御浜小屋までのルート沿いに過去に見たことがない規模のニッコウキスゲの大群落が広がっていた。
最後の最後で最高のご褒美。遠かったが来てよかったと思えた瞬間だった。
散々写真を撮って満足したところで下山開始。
来た道を戻るだけだが登りではガスガスだったので改めて景色を楽しみながら下山することができた。
しかし、当初はもうちょっとライトな登山になると思っていたのだが想像よりハードだった。
そしてわかってはいたが、石川までの7時間のロングドライブが今回の山行の核心となった…
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