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Yamareco

記録ID: 449713
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

針ノ木岳 頂上横を直登

2014年05月18日(日) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
GPS
08:05
距離
9.3km
登り
1,421m
下り
1,403m

コースタイム

06:40登山口出発
08:20大沢小屋付近
12:30-13:10針ノ木岳山頂
14:45登山口帰着
天候 晴れ、微風
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
扇沢の無料駐車場
6:30に着きましたが、まだ2,3割り空いてるかなといった感じでした。
コース状況/
危険箇所等
 大沢小屋手前までは夏道ではなく沢沿いを行けます。夏道は林の中でアップダウンが割りとあります。

 夏道:かなり親切にリボンなどがあるので安心していると、この時期は雪が残っていることと、あまり通る人がいないのか一部不明瞭で分かりにくい箇所があります。

 沢沿:写真5のところを左へ行きます。しばらく舗装道路を進んだら、舗装道路は右へおれていきますが、沢へ行くには土手道みたいな土の道が正面か、やや左に見えますのでそこを進みます。で、少し進んだら沢を渡れるポイントがあります。沢の左側(針ノ木岳方面が前として)についたらあとはずっと沢沿いに登って行くだけです。(沢沿いを進んだ場合は写真のテント場は見えません)(地図のルートは夏道です。)
 
 雪渓はくされた雪が延々と続きます。午後はくされ度マックスです。マヤクボ沢と針ノ木小屋方面との分岐点あたりから斜度がきつくなってきます。それまではゆるゆると登ってく感じです。デブリはところどころにあります。また、踏み抜くところもあります。突然くるので、足がボキっとならないように注意ですね。クラックや雪庇はほとんど無いと思います。

 斜度が結構あるので12本爪アイゼン、ピッケルは必須と思います。
 扇沢へ向かっている途中です。天気がよくてテンション上がります。
 扇沢へ向かっている途中です。天気がよくてテンション上がります。
AM6:30 無料市営駐車場(扇沢)まだ空きがあります。
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AM6:30 無料市営駐車場(扇沢)まだ空きがあります。
ここを左へ進みます。土の道の方です。
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ここを左へ進みます。土の道の方です。
 丸のとこにリボンがあるんです。そんで真っ直ぐいっちゃったんですよね。すると延々夏道です。沢へ行くのは左です。
 丸のとこにリボンがあるんです。そんで真っ直ぐいっちゃったんですよね。すると延々夏道です。沢へ行くのは左です。
2014年05月19日 20:46撮影 by  SO-04E, Sony
5/19 20:46
ここで沢を渡って左へ行けます。
2014年05月19日 20:46撮影 by  SO-04E, Sony
5/19 20:46
ここで沢を渡って左へ行けます。
 テントいいな〜。楽しそうです。
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 テントいいな〜。楽しそうです。
 表面はフィルムクラストで、人があるくとシャリシャリシャリーっと音を立てて細かな粒子が下へ流れます。雪面の見た目の質感は昔なつかしの安いチーズケーキの表面のゼラチンの光沢みたいです。
 表面はフィルムクラストで、人があるくとシャリシャリシャリーっと音を立てて細かな粒子が下へ流れます。雪面の見た目の質感は昔なつかしの安いチーズケーキの表面のゼラチンの光沢みたいです。
今回のルートのイメージです。写真は爺ヶ岳中腹より後日(6/1)撮影。

 左にまいて(夏ルート)針ノ木小屋→稜線→頂上とか、マヤクボもしくは針ノ木峠側のコルからのルートも検討しましたが(若干は緩やかになると思います。それでも急です。)だめなら引き返すつもりで真っ直ぐ進んでみました。
今回のルートのイメージです。写真は爺ヶ岳中腹より後日(6/1)撮影。

 左にまいて(夏ルート)針ノ木小屋→稜線→頂上とか、マヤクボもしくは針ノ木峠側のコルからのルートも検討しましたが(若干は緩やかになると思います。それでも急です。)だめなら引き返すつもりで真っ直ぐ進んでみました。
 風もないし、雪がガッチガチなわけでもない(どちらかというとグズグズ)ので登ることができました。でも、他の緩い傾斜から行ったほうがいいかもしれません。
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 風もないし、雪がガッチガチなわけでもない(どちらかというとグズグズ)ので登ることができました。でも、他の緩い傾斜から行ったほうがいいかもしれません。
ここをぐいっと登っていきます。
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ここをぐいっと登っていきます。
あと一息で稜線に出ます。
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あと一息で稜線に出ます。
稜線に出るとこの景色がいきなりドーンと見えます。

高瀬ダム、槍、穂高
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稜線に出るとこの景色がいきなりドーンと見えます。

高瀬ダム、槍、穂高
頂上です。
黒部湖&立山
スバリ 奥は白馬?
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スバリ 奥は白馬?
 こうやってみるとすごい斜度です。
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 こうやってみるとすごい斜度です。
 キーン
飛行機がよく飛んでいます。
 キーン
飛行機がよく飛んでいます。
針ノ木小屋方面からの尾根です。
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針ノ木小屋方面からの尾根です。
撮影機器:

感想

 私がちょくちょく行くローカルな山に比べると遥かに人が多いのですが、それでも北アルプスの中では人が少なかったですね。そして他の山もそうですが、ほとんどBCの方でした。というかBCの聖地らしいですね。たしかにゲレンデのようにクリアで広い滑走面は魅力なのでしょうね。やってみたいですが技量も装備もないです。笑

 最近ここに来たという方に話をうかがうと風が強くて大変だったそうです。予報では今日も高度が上がると割りと強めの風が吹くようだったのですが、実際には無風かそよかぜ程度’(部分的には多少風がありました)でとても天気がよかったです。逆に暑すぎで汗がしたたりおちるほどでした。雪質はずーっとくされていたのとひたすら登りですので、なかなかしんどいです。

 しかし視界が開けているのでとても開放感があります。登る人によっていろんなパターンのルートがあって面白いですね。私は沢に入ってからはとにかく針ノ木岳一直線に進んでみました。そんなことをしていたら距離か短いかわりに傾斜がキツイところが多くて、頂上の手前のところでパンツを破いてしましました。ショックー。でも登りきったらいきなり見える景色は、そんな気持ちも吹き飛ぶ天国みたいなところでした。真っ白な壁を超えたらいきなり見える絶景っていうのがドラマチックでいいですね。ここ最近は登り切ったと思ったらその先が断崖絶壁とか雪庇だったりして、条件反射的に稜線に出る瞬間はビビってしまうのですが、今回はちゃんと平らなとこがあって安心です。

 狭めのピークで、なおかつ視界を遮るものがない360度の絶景、北アルプスの全域が見えまくりです。しかも、このとき頂上にいるのは一人だけ。贅沢すぎます。

 地図は書き方がいまいち分からなくて行き帰り同じになっちゃってますが、行きが大沢小屋まで夏道で帰りは沢沿いです。

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