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Yamareco

記録ID: 450102
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ハイキング
尾瀬・奥利根

残雪の皇海山・鋸山:不動沢コース ピストン

2014年05月18日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 栃木県 群馬県
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:56
距離
7.7km
登り
1,053m
下り
1,048m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

07:50皇海橋 - 09:01不動沢コル09:09 - 10:09皇海山山頂10:22 - 10:55不動沢コル - 11:41鋸山11:55 - 12:33不動沢コル - 13:46皇海橋
天候 晴れ 時々 曇 やや強風
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
関越自動車道「沼田IC」から国道120号線(日本ロマンチック街道)・栗原川林道経由 皇海橋 約50km(うち林道19km)
コース状況/
危険箇所等
【危険箇所】
・不動沢コル手前 : 急斜面に残雪多く、底層部では沢となって雪解け水が流れ、滑落や踏み抜くと危険
・鋸山山頂手前 : 岩場・雪渓の急斜面でクサリ場が続く。
・テープや標識は要所要所であるものの、上り下りとも何度か道迷いした。すぐに引き返して事なきを得ることができたが。
【トイレ】
・皇海橋
【登山ポスト】
・皇海橋のトイレにノートあり
【山小屋・避難小屋・売店】
 なし
ほとんど未舗装のダートコースが延々と続く林道。初めて一人で踏み入れると、どこまで進んでいいのやら不安に苛まれる。途中に手彫りしたようなトンネル。落石、パンク、転落、すれ違いに要注意。
2014年05月18日 07:01撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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5/18 7:01
ほとんど未舗装のダートコースが延々と続く林道。初めて一人で踏み入れると、どこまで進んでいいのやら不安に苛まれる。途中に手彫りしたようなトンネル。落石、パンク、転落、すれ違いに要注意。
林道に入ってから約1時間。ようやく皇海橋の駐車場に到着。車は20〜30台くらいは置けるか。すでに10台強が駐車している。百名山の登山口にしてはひっそりとしている。
2014年05月18日 07:45撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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5/18 7:45
林道に入ってから約1時間。ようやく皇海橋の駐車場に到着。車は20〜30台くらいは置けるか。すでに10台強が駐車している。百名山の登山口にしてはひっそりとしている。
なかなか立派な皇海橋。ここまで来るまでの林道の整備もお願いしたい。渡ったところに登山口がある。
2014年05月18日 07:50撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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5/18 7:50
なかなか立派な皇海橋。ここまで来るまでの林道の整備もお願いしたい。渡ったところに登山口がある。
皇海橋桁から下流方面を望むと、まさに風光明媚な山水画の世界。
2014年05月18日 13:46撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
5/18 13:46
皇海橋桁から下流方面を望むと、まさに風光明媚な山水画の世界。
これまた立派な登山口を示す案内標。日本百名山であることを雄弁に語っている。でも「落石注意」と書かれた看板の奥に落石で倒れかかった看板を見るにつけ、「それ見ろ。言わんこっちゃない」と仲間を見下しているようだ。
2014年05月18日 07:51撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
5/18 7:51
これまた立派な登山口を示す案内標。日本百名山であることを雄弁に語っている。でも「落石注意」と書かれた看板の奥に落石で倒れかかった看板を見るにつけ、「それ見ろ。言わんこっちゃない」と仲間を見下しているようだ。
ようやく遅い春を迎え、出番を待ちわびていた木々の葉が芽吹き始める。自然の生命の力強さを感じる。
2014年05月18日 07:54撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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5/18 7:54
ようやく遅い春を迎え、出番を待ちわびていた木々の葉が芽吹き始める。自然の生命の力強さを感じる。
歩き始めは、傾斜も緩慢でウォーミングアップにはちょうどいい。新芽も芽吹く前の木々は凛として、明るい陽の光が登山道に降り注いでいる。
2014年05月18日 07:57撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
5/18 7:57
歩き始めは、傾斜も緩慢でウォーミングアップにはちょうどいい。新芽も芽吹く前の木々は凛として、明るい陽の光が登山道に降り注いでいる。
このコースは沢伝いなので、何度となく渡過する。特に雪解けのこの時期は水量が多いのだろう。特に大雨の後は要注意。
2014年05月18日 07:59撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
5/18 7:59
このコースは沢伝いなので、何度となく渡過する。特に雪解けのこの時期は水量が多いのだろう。特に大雨の後は要注意。
徐々に岩場で傾斜もきつくなってきた。本領発揮といったところか。
2014年05月18日 08:20撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
5/18 8:20
徐々に岩場で傾斜もきつくなってきた。本領発揮といったところか。
不動沢コルの手前の雪渓にはまだまだ多くの雪が残っている。アイゼンがあったほうが安心だ。ところどころ雪解け水が沢となって流れ、踏み抜きに注意。
2014年05月18日 08:55撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
5/18 8:55
不動沢コルの手前の雪渓にはまだまだ多くの雪が残っている。アイゼンがあったほうが安心だ。ところどころ雪解け水が沢となって流れ、踏み抜きに注意。
不動沢コル。左に行くと皇海山、右に行くと鋸山。
2014年05月18日 09:05撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
5/18 9:05
不動沢コル。左に行くと皇海山、右に行くと鋸山。
不動沢コルから望む鋸山。急峻な山肌に幾筋もの雪渓が見え、登るのに難儀しそうだ。登り甲斐がありそうな山容だ。
2014年05月18日 09:06撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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5/18 9:06
不動沢コルから望む鋸山。急峻な山肌に幾筋もの雪渓が見え、登るのに難儀しそうだ。登り甲斐がありそうな山容だ。
深い青色の空に、強風に煽られ流れる雲。
2014年05月18日 09:27撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
5/18 9:27
深い青色の空に、強風に煽られ流れる雲。
不動沢コルを過ぎると、しばらく明るい快適な尾根道を進む。でも、立ち枯れ、倒木が気になる。自然破壊が進行しているのか。
2014年05月18日 09:27撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
5/18 9:27
不動沢コルを過ぎると、しばらく明るい快適な尾根道を進む。でも、立ち枯れ、倒木が気になる。自然破壊が進行しているのか。
この尾根道では、ようやく眺望も開ける。
2014年05月18日 09:28撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
5/18 9:28
この尾根道では、ようやく眺望も開ける。
途中に多少危険箇所があるものの、無事皇海山山頂に到着。先客が数名。でも狭い山頂広場には、このくらいが適量だ。
2014年05月18日 10:08撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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5/18 10:08
途中に多少危険箇所があるものの、無事皇海山山頂に到着。先客が数名。でも狭い山頂広場には、このくらいが適量だ。
皇海山山頂からの眺望。木々に遮られ、お世辞にもいいとは言えない。まして夏となおさら。
2014年05月18日 10:19撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
5/18 10:19
皇海山山頂からの眺望。木々に遮られ、お世辞にもいいとは言えない。まして夏となおさら。
ふきだまりの雪。まだ積雪が70〜80cmくらいはありそう。でも確実に雪解けが進み、沢になって下っている。春の到来をわずかに感じられる。
2014年05月18日 10:23撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
5/18 10:23
ふきだまりの雪。まだ積雪が70〜80cmくらいはありそう。でも確実に雪解けが進み、沢になって下っている。春の到来をわずかに感じられる。
不動沢コルから鋸山へは、このようなロープが続く。
2014年05月19日 02:30撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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5/19 2:30
不動沢コルから鋸山へは、このようなロープが続く。
でも振り返ると、眺望は最高。これまでその全容を表わしていなかった皇海山も間近に見ることができる。
2014年05月18日 11:24撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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5/18 11:24
でも振り返ると、眺望は最高。これまでその全容を表わしていなかった皇海山も間近に見ることができる。
鋸山の頂きを間近にみると、結構な傾斜。残雪もあり、果たして登れるのだろか。
2014年05月18日 11:26撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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5/18 11:26
鋸山の頂きを間近にみると、結構な傾斜。残雪もあり、果たして登れるのだろか。
いよいよ急斜面、残雪、岩場と自然の過酷さの本性を表し始める。果たして山頂にたどり着けるのだだろうか。
2014年05月18日 11:34撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
5/18 11:34
いよいよ急斜面、残雪、岩場と自然の過酷さの本性を表し始める。果たして山頂にたどり着けるのだだろうか。
幾多の危険地域を乗り越え、ようやく鋸山の山頂に到着。背景に見えるのは、皇海山。
2014年05月18日 11:42撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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5/18 11:42
幾多の危険地域を乗り越え、ようやく鋸山の山頂に到着。背景に見えるのは、皇海山。
白根山方面。
2014年05月18日 11:43撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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5/18 11:43
白根山方面。
谷川岳方面。まだまだ雪が残っている。
2014年05月18日 11:43撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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5/18 11:43
谷川岳方面。まだまだ雪が残っている。
北アルプス方面。
2014年05月18日 11:43撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
5/18 11:43
北アルプス方面。
高原状の広い裾野が広がる。
2014年05月18日 11:44撮影 by  Canon PowerShot SX230 HS, Canon
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5/18 11:44
高原状の広い裾野が広がる。

装備

個人装備
ヘッドランプ 予備電池 手袋 ストック コンパス 筆記具 保険証 飲料 ティッシュ サングラス アウタージャケット タオル 携帯電話 スパッツ 雨具 帽子 ストック 水筒 時計 非常食
共同装備
ツェルト ファーストエイドキット 医薬品 カメラ GPS(i-Phone)

感想

・自家用車を持たないので普段は公共交通機関を使っているが、たまたま車を使った出張が入ったため、この好機を活用して思い切って交通の便が悪い山行を決行することになった。登山者も相対的に少なく、静かにゆっくりとしたハイキングを楽しむことができる。

・皇海山へは、主に、栃木県側の銅親水公園あるいは赤倉から入山するルートと、群馬県側の不動沢から入るコースがあるが、今回は距離の短い不動沢ルートを選択。それでも自宅の川崎から日帰りで往復するのは結構ハードな行程。帰りの高速道路の渋滞がなければ、もう少し楽なのだが。

・しかし、皇海橋へ続く林道はハード。よくもあれほど長いダートコースを一般開放しているものだ。感心する。タイヤがいつパンクしないか気が気でなかった。落石・対向車とのすれ違い・崖下への転落に注意。それに野猿の飛出しにも気をつけたい。

・皇海山だけのピストンでは体力的には物足りない。山頂の眺望もイマイチなので、余計に達成感が味わえない。体力的、時間的、技術的に余裕がある人には、是非とも鋸山も併せて登頂することをお薦めする。ただ、危険度はかなり上がるので、それなりの覚悟は必要だ。でもその苦労を取り返すだけの見返りはあるはずだ。

・この時期でもまだまだ多くの残雪がある。アイゼンを装着したほうが安心。私はすっかり念頭から抜け落ちていたので、スリリングな体験ができた。でも危険と背中合わせなので、気をつけたい。



【本日のトラックレコード】
平面距離  7.7km
沿面距離  8.8km
記録時間 05:56:25

最高高度 2151m
最低高度 1205m

累計高度(+) 1672m
累計高度(-) 1521m

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