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Yamareco

記録ID: 45143
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

バテバテの辻山(鳳凰三山)、甘利山→大ナジカから

2009年08月28日(金) [日帰り]
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GPS
10:20
距離
15.6km
登り
1,747m
下り
1,737m

コースタイム

甘利山駐車場 4:30 → 6:05 千頭星山 6:10 → 7:05 大ナジカ峠 7:20 → 苺平 8:50 → 9:00 辻山 9:10 → 9:30 南御室小屋 11:05 → 苺平 11:30 → 12:25 大ナジカ峠 12:40 → 13:40 千頭星山 13:45 → 14:50 甘利山駐車場
天候 晴れのちガス
過去天気図(気象庁) 2009年08月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
甘利山→千頭星山: ハイキングコース。
千頭星山→大ナジカ: 細くて険しい道、ロープを使って下るところも、アップダウンもある。踏み跡が薄いところもあるのでテープに注意する必要がある。
大ナジカ→苺平: 細い道の超急坂。それほど危険ではないが、下る時に滑りやすい。こちらにも踏み跡が薄いところ、道がカーブしているのにまっすぐ行ってしまいそうなところがあるので道から外れないように注意が必要。
苺平→辻山→御室小屋: 普通の歩きやすい登山道。
千頭星山 → 辻山の間は、元々ほとんど歩かれていない静かなルート。今年は比較的多くの人が通ったようで7月歩いた時は踏み跡も割とはっきりしていて、歩かれている雰囲気だったが、今回はそれがなく、道に草が生えたりしていて踏み跡も薄くなっていた。静けさが戻ってきた感じだった。
夜明けの甘利山の木道で。空は晴れているが、甘利山に霧が少し上がってきている。写真をクリックすれば一番星?金星?も見える。
夜明けの甘利山の木道で。空は晴れているが、甘利山に霧が少し上がってきている。写真をクリックすれば一番星?金星?も見える。
奥甘利山への登りの途中から。
奥甘利山への登りの途中から。
千頭星山手前の笹原からの富士山+秋空。
千頭星山手前の笹原からの富士山+秋空。
鳳凰三山もくっきり。
鳳凰三山もくっきり。
千頭星山を越えて、初めて辻山がドーンと見えてくる。千頭星山の影も映っていますね。
千頭星山を越えて、初めて辻山がドーンと見えてくる。千頭星山の影も映っていますね。
断崖をズームアップ。この辺で登山道が落ちているはず、見えないかなと思って撮った写真ですが・・・
断崖をズームアップ。この辺で登山道が落ちているはず、見えないかなと思って撮った写真ですが・・・
ウメバチソウ。なかなかかわいいお花でした。
ウメバチソウ。なかなかかわいいお花でした。
ダイモンジソウ。
大ナジカ峠へ降りる途中にたくさん咲いていました。
ダイモンジソウ。
大ナジカ峠へ降りる途中にたくさん咲いていました。
大ナジカ峠
辻山への登りが始まる。
辻山への登りが始まる。
容赦なく、超急坂を上がります。
容赦なく、超急坂を上がります。
樹林帯に入るちょっと前。
樹林帯に入るちょっと前。
途中からの富士山。
途中からの富士山。
途中からの金峰山。
途中からの金峰山。
上部になると傾斜がゆるんで、ふわふわのコケ道になります。
上部になると傾斜がゆるんで、ふわふわのコケ道になります。
辻山で大展望が見えた
辻山で大展望が見えた
辻山から間ノ岳・北岳。
辻山から間ノ岳・北岳。
辻山からの薬師岳。
この形が大好き!
辻山からの薬師岳。
この形が大好き!
空は秋。
帰り。御室小屋から苺平に登り返して、そこから辻山の森に飛び込む感じで甘利山を目指します。
帰り。御室小屋から苺平に登り返して、そこから辻山の森に飛び込む感じで甘利山を目指します。
この木は看板を飲み込もうとしているみたい。
何年前取り付けられたのでしょうね。
この木は看板を飲み込もうとしているみたい。
何年前取り付けられたのでしょうね。
下りの途中で、白いところは辻山の断崖(ガス)
下りの途中で、白いところは辻山の断崖(ガス)
今日初めて気が付きましたが、ワイヤーが張ってある。昔の林業作業から残っているのかな。
今日初めて気が付きましたが、ワイヤーが張ってある。昔の林業作業から残っているのかな。
千頭星山奥、ティッシュが目立ちます。
情けない。
千頭星山奥、ティッシュが目立ちます。
情けない。
千頭星山の笹原、こちらもガス。
眺めがないのは残念、でも涼しくてよかった。
千頭星山の笹原、こちらもガス。
眺めがないのは残念、でも涼しくてよかった。
甘利山の山頂。

感想

子どもたちの夏休みが終わって、6週間ぶりに単独で山歩き。
夏休みの間、ファミリーでは歩いていますが、(大人にとっては)簡単なところなので体力はどうかなあと、ちょっと不安でした。
計画は、甘利山から大ナジカ峠、辻山、南御室小屋、そして天気、体調、時間と気分で、薬師岳まで足を伸ばすかを決める、ということでした。
結局、思った以上、いや、先月の体力はどこへ行ってしまっただろう?とショックを受けたほどバテました。
千頭星山までもいつもより多少時間がかかっているし、大ナジカ峠へ降りて休憩した時の体の感触もいつもと違ってなんとなく力がない感じでした。
この時点ではもう薬師岳を諦めて、あせらずにゆっくり御室小屋までの往復にしようと決めました。
そして大ナジカ峠から辻山への登り・・・先月、余裕で登ったのに、今回は途中で何度も止まって、中間点(登山道が落ちたところ)はまだか、苺平はまだかと、ヒーヒー言いながらの戦いでした。
すごい急坂の大きな段差でなかなか足に力が入りません。
おまけにかかとに靴擦れも・・・
途中で辻山も諦めて苺平から直接御室小屋に行こうとも思っていましたが、結局、苺平で(いつもだと素通りするのに)休んで、辻山の山頂に寄ってから御室小屋に降りました。苺平から本当にわずかな登りで、苦労して登って何の山頂も踏まないのがもったいないですから・・・
御室小屋でコーヒーをいただいて、テント場奥の展望スポットにも行ってゆっくり充電しました。
そして、帰りも時間がかかるので、11時過ぎに出発。苺平へ登り返して、辻山を下りて、大ナジカ峠で休憩。
恐る恐る登り返し・・・
お花の写真を撮りながら、何度も止まりながら何とか千頭星山に着きました。
そこからの下り・・・この時はもう疲れきって、いつもだとなんでもない、奥甘利山へのちょっとした登り返しでも、あまりにも苦しいので途中で立ち止まってチョコを食べました。
駐車場がもうすぐの甘利山山頂でも、先が大変に見えました。
こんなに疲れたのは本当に久しぶり・・・調子が悪い時にこんなに大変だと、ある意味で教訓になったと思います。
まあ、暗い(?)話はここまでにして、ちょっと明るいことも書きましょう。
辻山のコケは、7月にはまだ少し黄色っぽいですが、今の時季は緑が深くてとてもきれいでした。
登りは天気が良かったし、甘利山の夜明け、千頭星山の笹原からの富士山、辻山からの展望、素晴らしい景色もたくさん見えました。
やはりこのルート、大変ですがいつも何かいいこともあって、充実しています。
またリベンジに行きます!




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コメント

体力は?
C-chanさん おはようございます

さっそく歩きましたね 体力どうだったでしょうか?

無理はいけませんが無理もしないと自分がどれだけ歩けるか分かりませんね(^_^;) 

自分もですが怪我には気をつけましょう。
2009/8/29 7:56
体力はね・・・
isakiさん、おはようございます、

体力、ちょうど今感想にも書きましたが、昨日、最悪でした。

いつもだとその日のうちにヤマレコも書くのに昨日の夜はその力も残っていませんでした

たまたま調子悪かったのもあるかもしれませんが、やっぱり山は間隔が空いてしまうと体力がすぐダメになりますね。
2009/8/29 10:15
良い刺激
これを読んで、いい刺激になりました。いつもの充実しているルートより、地図のてんてん、あまり使われていない道のほうが面白そうですね。
2009/8/29 19:16
そうですね
hanameizanさん、おはようございます!

本当にそうです、完璧に整備されている登山道よりこの道がはるかに面白いです。体だけではなくて頭も使って歩くという気がします。
静かで山の自然が深くてとてもいいです。なかなか言葉にならない、何か特別な雰囲気のある道だと思います。
今回はすごくつらかったですが、また歩きたいです。

hanameizanも早く膝が治るといいですね。
2009/8/30 7:29
久々の単独山行
C-chanさん、こんばんは。

お子様たちも夏休みが終わって、久々の単独山歩きですね。
ちょっとビックリしたのが、C-chanさんでも6週間くらいブランクあると、バテバテ になっちゃうんですね。

でも、それだけこの山道は厳しい んですね。 だって、1kmで600mも登る急斜面ですものね。
ここを簡単に登っていたちょっと前のC-chanさんって、スゴいですよ。

これからもまたガンガン山登り行っちゃってください。
でもC-chanさんといいY-chanさんといい、My庭があるって、すごく羨ましいです。  私もこんなすてきなMy庭あったら、いいのになぁ。
2009/8/30 22:42
w-koboriさんへ
こんにちは、レスが遅くてすみませんでした!

6週間だけでホントに体がなまってしまいました・・・

靴が悪かった!夏の疲れ!暑すぎた!など、いろいろ「何何のせい!」にしようしていますが、全部言い訳ですよね pig

今日はY-chanがお山、私は明日の予定ですが天気が悪そうでどうしようかなと思っています・・・
トレーニングだけでもどこかに登らないとねrun
2009/9/1 13:08
トレーニング
C-chanさん、こんばんは。

そうですね、夏は普段よりも、より体力を使いますね。

私も去年、体力の限界を超す感覚?を経験しました。
そのとき、
「やばぃ、周りの音も聞こえなくなってきたぁぁぁぁ・・・焦点もあわないぃぃぃ・・・。 あぁ、人って、限界こえるとこんなふーになるんだ・・・・(意識もうろう)・・・・このまま亡くなるのかなぁ・・・」
と、初めてこんな感じの思いをしました。

でも無事生還できたとき、もう二度と無理しないようにしよっ! と心に決めました。

C-chanさんもトレーニングはほどほどにしてくださいね。
明日、天気くらいになるといいですね。
2009/9/1 22:47
トレーニング
w-koboriさん、おはようございます!

おおお、音が聞こえなくなったことがないなあ、そうなる前に座り込む方かもしれません!

私は今まで一番バテたのは十数年前の丹沢でした、あの時胸が苦しくて立ち止まったら倒れて歩けなくなるので一歩一歩歩き続けました。せっかくツツジが満開の時に縦走していたのにそれ以外にほとんど記憶がありません

今日はトレーニングと言ってもそれほど頑張るつもりはないですよ、裏山で登山口だけが決まっていて後のコースは体調と気分次第に途中で決めようと思っています。
今、雨が降っているので、なんだか行く気が・・・どうしよう。
2009/9/2 5:31
とっても綺麗な景色ですね。
疲れている時には、少しでもこんな景色が見れると登って来たかいがありますね

それがマラソン等より、自分に登山が合っていると思えるのですが、C-chanさんもきっとそうなのでしょう。
単なるトレーニングにはならないのでしょう?

このコース、千頭星山→甘利山駐車場以外は、前々回に初めて通りましたが、確かに面白いコースですね

苺平から大ナジカ峠までは思いっきり苔むして滑りやすいし、大ナジカ峠から千頭星山までは、判り難くて適度に恐い所が有るし。。。
体調が悪い時には通りたく無いコースです(;^_^A

僕の場合はこの前の馬蹄形がそうでした。あの週は中国出張が有って、朝トレが出来ずに体重も1キロ増えた次の日でしたからバテバテでした。
2009/9/10 9:21
マラソンね・・・
Futaroさん、こんにちは

マラソンと登山、「持久力」系のスポーツとしては似ているところもありますが、登山だと自分の体だけではなくて自然も相手ですね、嬉しい意味(景色!)でも怖い意味でも。
それとおっしゃる通り、登山は決して単なるトレーニングではないですね、眺める景色とか、毎回、心に残るものがもらえますから。

大ナジカの道、私は、レコがたくさん出ている通り、病みつきになってしまいました・・・この秋、もう一度行ってみようかなと思っています。リベンジしないとね
2009/9/10 15:58
Y-chanさんが言ってましたね。
C-chanさん、今晩は。

実はC-chanさんの個人のレコを読んだのはこれが初めてでしてた。Y-chanさんのレコへのコメントに対する返事で、C-chanさんが大ナジカの道が好きだと聞いたものですから(;^_^A

ところで薬師岳と甘利山の往復が出来るなら、薬師から青木鉱泉側に降りて、御所山に登り返して甘利山に戻る周遊コースも出来るのでは?

11月からは丹沢に戻るつもりでしたが、このレコを見て雪の富士山や北岳を見るのも良いかもと気が変わったところです

ちなみに甘利山の駐車場って、韮崎ICからだと20号を少し戻って、船山橋を渡るんでしょうか?
2009/9/10 23:12
青木鉱泉なら
Futaroさん、おはようございます!

甘利山→薬師岳→青木鉱泉→御所山→甘利山ですか

最後は青木鉱泉の1150メートルから御所山の1892メートルに登り返すのは強烈ですね。これなら青木鉱泉をスタートポイントにした方がいいと思います・・・青木鉱泉→薬師岳→大ナジカ→御所山→青木鉱泉という感じで。全体のルートも少し短くなります。

韮崎ICから甘利山の駐車場へは、私だと七里トンネルを通って20号線へ左折、そこから次の橋(武田橋)で川を渡って、県道12号線(旭バイパス)にぶつかる信号(確か、2つ目です)で左折。こうすればその後1つ目か2つ目の信号が「甘利山入口」、ここで右折すれば後は25分間くらいで到着します。

この行き方が一番速いと思います。

ところで、私は11月の季節、夜叉神峠入口からの道も大好きです。とても静かで、焼け跡上部や辻山などからの景色も最高。
2009/9/11 5:59
青木鉱泉からは既に逆コースで登っているので。。。
少しコースは違いますが、青木鉱泉→地蔵→薬師→大ナジカ→御所山→青木鉱泉です。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-43733.html

甘利山→薬師岳→青木鉱泉→御所山→甘利山
だとこれと逆回りで景色の見え方も違うし、甘利山駐車場→千頭星山、薬師→青木鉱泉と歩いてないコースがより多いので、僕が行くならこちらですね。

夜叉神峠も20年くらい行って無いのでそちらも魅力的ですが、月に1回しか行けないですからね。。。

ところでルート有難うございます(最初に書くべきでしたね(;^_^A)。そういう行き方が有るんですね。
カーナビでチェックしておきます。
2009/9/11 9:36
やっぱり甘利?
Futaroさん、おはようございます!

そうですね、Futaroさんの記録はとても興味深々で読んでいました、特に御所山から青木鉱泉への下り道が気になるところですから(まだ歩いていませんが、いつかやってみようかなと思っています)。

御所山への登り返しが怖くないのはすごいですね

どんな感じになるのか、レポ、楽しみです。
2009/9/12 5:51
確かに最後に登り返すのはきつい。。。
C-chanさん、今晩は。

改めてチェックすると、一日の最後にまたかなり登り返すのはきつそうですね(;^_^

僕は下りより登りが弱いので、コースタイムに比較して一日の後半の方が速いのです。後半は下りが多いですから。でもこのコース取りだと最後に大きく登り返すので大変かも。

どちらにしても行くとしたら11月ですからね。まだ先の話です。朝トレをさぼらなければなんとかなるでしょう(;^_^
2009/9/12 18:05
本当にキツそう
Futaroさん、おはようございます!

11月は日がとても短い時期ですから、長いコースの最後に800メートルもの標高差を登り返すのは本当によく考えた方がいいのかな。

まあ、まずは天気がよくないとね。とにかくレポは楽しみです
2009/9/13 5:47
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

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