白山 温泉付きのんびり登山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,654m
- 下り
- 1,595m
コースタイム
【9/22】室堂4:45→5:30御前峰頂上5:45→6:15室堂8:15→エコーライン分岐9:15→南竜分岐9:35→別当覗10:40→中飯場11:20→別当出合12:00
天候 | 9/21 曇り時々晴れ 9/22 晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【登り:観光新道】別当出合から急登してから尾根にとりつき、あとは尾根沿いの登り 【下り:エコーライン〜砂防新道】エコーラインは弥陀ヶ原を越えてから急降下、その先の砂防新道は長い下りだが勾配は比較的ゆるやか(観光新道より下山道に向いてる) |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25,000地形図
コンパス
筆記具
ライター
保険証
飲料
ティッシュ
バンドエイド
タオル
携帯電話
雨具
防寒着
手袋
ストック
ビニール袋
替え衣類
入浴道具
ザックカバー
クマよけ鈴
食器
水筒
時計
非常食
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共同装備 |
コンロ
ガスカートリッジ
コッヘル(鍋)
ファーストエイドキット
カメラ
ポリタンク
|
感想
マイルがたまったのでぜいたくに飛行機での白山登山旅行を計画。
富山に住む娘に小松空港まで車で迎えに来させ、その日は金沢観光をした後、登山口付近の白山温泉永井旅館へ1泊。
素泊まりだったので食事は味わえなかったが、檜風呂の温泉は格別だった。
【1日目:別当出合→室堂→山頂→室堂】
翌朝はゆっくりと旅館を出発。
車で30分ほど山道を走り、別当出合下の駐車場に7:30頃到着。
駐車場から別当出合の登山口までひと登り。ちょうど良いウオーミングアップでいよいよ登山開始。
前回の大菩薩嶺からの下りで妻が膝を痛めたことを考慮し、往路には観光新道、復路は傾斜がよりゆるやかな砂防新道を選んだ。
砂防新道へ向かう吊り橋の手前で分岐し、いきなり森林内の急登が始まる。
林道下を横断する前後はややゆるやかな道となるが、そこを過ぎると尾根まで急登がつづく。
1時間余りで尾根に取付いたが、ここまでにかなりの体力を使った。
ガスで眺望がきかない中、尾根道をひたすら登り、仙人窟とよばれる大岩をくぐったりしながら、1時間半ほどで殿ヶ池避難小屋跡に到着。この当時、避難小屋は改築中で、仮設のトイレがあるだけであった。
ここからまだまだ苦しい登りがつづいた。
馬のたてがみ、蛇塚などのポイントを通過するが、少し登っては小休止の繰り返しでなかなか高度がかせげなかった。
蛇塚を過ぎたあたりから傾斜がゆるやかになるとともに、晴れ間が広がって砂防新道方面の視界が開けてきたので、ようやく元気が出てきた。
そして、砂防新道との合流点の黒ボコ岩に到着。ここで昼食、大休止。
黒ボコ岩を出発するとすぐ弥陀ヶ原。
緑色の草原の中を延びる木道、その向こうには白山山頂。すばらしい絶景!
弥陀ヶ原は初夏には花が咲き乱れていると思われるが、9月後半なので花はほとんど終わっていた。
気持ちの良い木道歩きから急斜面をひと登りすると、ようやく室堂に到着。
ここまで休憩を入れて4時間半ほどかかった。
娘は、歩みの遅い我々を置いてさっさと先を歩いており、ずいぶん前に到着してかなり待たされたようだ。話を聞くと、途中オコジョに出会ったとのこと。オコジョは一人で歩いていた娘を全く恐れるそぶりを見せず、しばらく足にからみついてじゃれ合ってから、山へ去っていたとのこと。室堂の受付で後で聞いたら、オコジョに出会うのはかなり幸運らしい。
室堂センターで早速チェックインを済ませ、今日宿泊予定の白山雷鳥荘に案内してもらった。
雷鳥荘はこの年の7月に営業開始したばかりの個室宿泊棟で、コインシャワーもついていて非常に快適なところだった。妻と娘はすっかりくたびれて、部屋に着いたとたんに寝てしまったので、一人で山頂にアタックすることにした。
室堂から神社の鳥居をくぐり、途中、高天ヶ原という標識を通って御前峰山頂まで約45分。よく整備された歩きやすい道だった。
午後2時と遅い時間のせいか、山頂には他に誰もいない。ガスのため周囲の展望はあまりきかなかったが、大汝峰方面の眺望をしばらく楽しんで、白山奥宮にお参りしてから御池巡りコースをたどることにした。
急斜面を下って剣ヶ峰との間のくぼ地(旧火口?)に下り、曇り空でいま一つ色が映えない翠ヶ池の脇を通って、大汝峰山頂まで小一時間かかった。ここで御前峰の眺めを楽しみ、室堂に下山した。
【2日目:室堂→山頂→室堂→別当出合】
まだ山頂に登っていない妻・娘と一緒にご来光を拝むべく、翌朝暗いうちに室堂を出発。
登山道に連なるライトの列を見ながら、御前峰山頂に5:30頃に到着。昨日とはうって変わって山頂は登山者でにぎわっていた。しばらく待っていたが、地平線付近は雲に覆われ、ご来光は結局拝めなかった。
室堂へ下山後、朝食をおいしく頂き、準備を整えて8時過ぎに下山開始。
帰りはエコーライン経由で砂防新道を下ることにした。
エコーラインは弥陀ヶ原からその直下の尾根沿いの道にかけては平坦〜ゆるやかで快適な道だったが、南竜道との合流点までの最後の部分は標高差約150mの急降下だった。
南竜道に入るとまたゆるやかな道となり、砂防新道との合流点である南竜分岐までその状態が続いた。
今日は土曜日のせいか、登山者がとにかく多く、長い列の通過にたびたび待たされることになった。昨日の室堂は比較的空いていたので快適だったが、今日は大混雑になりそうな人出だった。
南竜分岐を9時半頃出発してからはやや緩やかだが長い下り道だった。甚之助避難小屋、別当覗、中飯場などで小休止しながら、別当出合登山口には約2時間半で到着した。
今回は妻も膝の痛みを訴えず、何とか無事に下山することができた。
下山後、かねて予約してあった山代温泉に宿泊し、温泉で登山の疲れをゆっくり癒すことができた。
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