やっぱり蕃山!グルッと一周
- GPS
- 07:00
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 642m
- 下り
- 646m
コースタイム
9:15弥勒寺前
9:25黒滝不動
10:00蛇台蕃山(15分休憩)
10:45萱ヶ崎山(20分休憩)
12:00馬越石トンネル(20分昼食)
13:15大梅寺下(境内散策)
13:40大梅寺登山口
14:35蕃山開山堂(10分休憩)
15:10西風蕃山
15:55展望台コース登山口
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ゆったり10台以上駐車可能です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
蕃山・萱ヶ崎山のノーマル・ルートなので、危険箇所はありません。 |
写真
感想
身内の突然の不幸や古傷の膝の痛みの再発など、こもごもで、心身ともに故障者リスト入りしておりましたが、先日のニュースで、「蕃山21の会」が、蕃山のハゲ山状態を県当局に告発したと聞き、辛抱堪らず、山行き再開を決意しました。
ところが間の悪いことに、昨日のニュースで、深夜0時頃、国道48号線の折立付近で、軽自動車にクマと思われる動物が衝突、前後に団地内2箇所でクマ出没を目撃とありまして、家人から反対されてしまいした。
種々折衝の結果、平日は避け、枝尾根などへのコース外れは絶対慎むこと等の条件付きで、お許しが出た次第です。
ノーマル・ルートのみで蕃山一周となると、どうしても舗装路を歩かなければならず、現在の脚の状況ではチト厳しいかと前に購入しておいたパッカブルシューズを持参することにしました。
準備万端整えて、40日ぶりの山行き再開は、弥勒寺奥の黒滝不動コースを選びました。
予想通り、新緑の時期は過ぎつつあって、青葉が鬱蒼と繁り、山道は緑に埋め尽くされて、見透しが利きません。
『クマ、それも手負いかも…』などと弱気が顔を覗かせますが、iPhone+Bluetooth-speakerを大音量にし、クマ鈴を鳴らして、無粋なクマ除け頼りに登ります。
前回、積雪に埋まっていた急登箇所のトラロープを見ると、この斜度で1メートル近い積雪があったことに驚きます。
途中、ところどころでヒメシャガが出迎えてくれました。
盛りは過ぎつつあるようですが、間に合いました!
蕃山では、白沢のような大群落は無いようですが、道々、小さな群落が楽しませてくれます。
家の庭にも園芸種のシャガが植えてありますが、山のヒメシャガの美しさは格別です。
単なるスケーリングを超えて、究極の美的サイズではなかろうか?と独断したくなります。
何と素晴らしい「姫ぶり!」ではありませんか!
百年森の緑の静寂を楽しんだ後、萱ヶ崎山方面へ進むと、途中、白滝不動コースへの分岐点辺りで、左側の谷越しに赤茶けた剥き出しの地肌が林の間から垣間見えます。
落葉期よりむしろ青葉の時期の方が、コントラストが際立って、傷跡が浮き出ている感じです。
少しだけ、谷の方向にコースをそれてみれば、すぐに惨状を見ることができます。
「蕃山21の会」の告発に対して、県や市当局は生ぬるい応対をしているようで、後の祭りの感は否めませんが、何とか踏ん張らねば…と願うばかりです。
クマ出没情報のせいか、土曜日にもかかわらず、萱ヶ崎山から馬越石方面に進んでも、行きあう人がひとりもいませんでした。
馬越石トンネルの真上で、昼食。
県道からの車の騒音が、安心感を誘うヘンな按配でした。
県道は折立方向に向かって左側が歩きやすいので、トンネルの手前側を下りれば良さそうに思い、この程度なら約束違反にならずと判断して、藪の中へ。
同じような考えの横着者が居ると見えて、微かな踏み跡(というかスリップ痕)があって、苦笑。
トンネル出口の幅広な歩道で、用意したパッカブル・シューズに履き替え、県道仙台村田線沿いを折立方向へ歩きます。
途中、何本かの蕃山から下る尾根口を眺めつつ、今日は大梅寺下まで舗装路歩き。
少し、大梅寺境内を散策し、羅漢さんとも、じっくり向き合いました。
川越の喜多院の五百羅漢が懐かしく思い出されます。
もう一度、登山靴に履き替えて、いよいよ復路の登りにかかりました。
このコースの直下すぐが、昨日のクマ騒動の折立団地の端にあたりますので、手負いのまま逃げ込んで潜んでいるかも…と緊張感が高まります。
いつもは喜んで通り過ぎる登山路に鬱蒼と被さる枝下も何やら陰鬱に思え、道脇に咲くヒメシャガの写真を撮る余裕もなく、先を急ぎます。
西花苑への分岐を過ぎる頃、ようやく虎口を脱した思いで、そっとひと息のチキン野郎でした。
開山堂まで来ると、数組の人たちに出会いましたが、いずれの方もクマ出没ニュースはご存知なかったようでした。
ただ、どの方も、蕃山ハゲ山告発のニュースには関心をお持ちだったようで、問われるままに知っている限りの現場の在り処や有り様などをお伝えしました。
展望台コースで下山しましたが、展望台の周囲も草丈が伸び、青葉が繁って残念な見晴らしでした。
久し振りの初夏の蕃山、青葉で見晴らしは落葉期に譲るのはやむを得ないところですが、緑陰の涼風の魅力と間に合ったヒメシャガの素晴らしさ!は大満足でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
こんばんは。
雁戸山?⇒雁戸山です。
お釜の周りか?⇒は、左ピーク刈田岳、右のピーク熊野岳です。
蕃山の件は、山に登らないとわからないずらいですね。あれは痛々しい状態ですね。
私は鉄塔下の巡視路も寸断されたから悲しいですね。(周回できなくなりました)
ayashi8139さんも無理なさらず蕃山レポート宜しくお願いします。
ご無沙汰しております。
さっそくのコメントありがとうございました!
相変わらず山座同定がイマイチ自信なくて…
アドバイス助かりました!
蕃山は、今や裏から見ますと、張子の虎か映画のセット並みの有り様で、このまま行くと、クマやカモシカからも見放される日が来るかも知れませんよね。
心配です。
ayashi8139さんの蕃山レコがぱったり止まって心配しておりましたが、再開に安堵致しました。月に一度はayashi8139さんの蕃山レコを読まないと落ち着かない性分になってしまいましたので、何卒無理のなさらぬ範囲でご自愛しつつ軽やかに闊歩して頂ければと思います。
え、ワタクシですか? ワタクシもイロイロありまして現在故障者リスト入りしております。が、多少メドが立ってきたようなので、気長にお待ち下さいませ(ヽ゜ω゜)ノ
お早うございます。
ご無沙汰いたしました。
さっそくのエール有り難うございました!!!
ご心配頂いて恐縮です。
ペースダウンは致し方ありませんが、自分なりのチャレンジを続けてみよう!とブーストして頂きました。
…そうでしたか…多くのフォロワーの皆さんと同様、私もデラックマさんのレコ待ち体質で、そろそろ禁断症状が出始めておりましたが…
山に行けない間、長谷川末夫さんや深野稔生さんの著作に浸ったり、デラックマさんの過去レコを読み返して、ずいぶんあちこち山行を繰り返しました(妄想で)。
同じ時期にリスト入りの奇縁と感じる多少歪んだファン心理はおいといて、イロイロのメドがたって、早期復帰されることを熱望しております!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する