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Yamareco

記録ID: 452953
全員に公開
雪山ハイキング
甲斐駒・北岳

リベンジ成功! 長かった黒戸尾根日帰り

2014年05月24日(土) [日帰り]
 - 拍手
y-urano その他2人
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
12:29
距離
18.1km
登り
2,454m
下り
2,461m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

4:20駐車場-5:50笹ノ平-7:00刃渡-7:15刀利天狗-7:55五合目小屋-8:40七丈小屋9:10
-9:45八合目御来場-10:40山頂 行き6時間20分(休憩含む)

11:30山頂-12:407丈小屋13:00-13:40五合目小屋13:50-14:20刀利天狗-15:20笹ノ平15:50-16:50駐車場 帰り5時間20分(休憩たくさん含む)
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
尾白沢駐車場 4時過ぎ数台のみ
コース状況/
危険箇所等
刀利天狗を過ぎてから黒戸山を巻く登山道は雪があり歩きにくいです。
七丈小屋から上は簡易アイゼンでも行けましたが、急なため滑落防止にピッケルが必要です。(12本アイゼン、ハードウェアは用意したものの使いませんでした)

八合目御来場を過ぎてから雪の尾根沿いをトラバースする箇所での滑落注意
最終付近の直登の岩場での滑落、落石注意 (特に帰りは気を遣います)

※上部にはまだまだ雪が残っています、気温が上がって腐ってくると滑りやすく、アイゼンの裏に雪玉が着いてしまい、余計に滑りやすくなります。
ピッケルがあって助かりました。
予約できる山小屋
七丈小屋
出発して1時間半、予定通り笹ノ平です、ここで一休憩
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
5/25 9:00
出発して1時間半、予定通り笹ノ平です、ここで一休憩
笹ノ平からしばらく平坦な道を進んで、登り始めます。ツツジからオカメノ木の白い花に励まされます。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
笹ノ平からしばらく平坦な道を進んで、登り始めます。ツツジからオカメノ木の白い花に励まされます。
笹平から1時間少しで刃渡りです。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
笹平から1時間少しで刃渡りです。
ここから見る鳳凰三山、横に富士山が見えます。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
ここから見る鳳凰三山、横に富士山が見えます。
八ヶ岳方面、朝雲が出てきたかな。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
八ヶ岳方面、朝雲が出てきたかな。
刀利天狗を過ぎると登山道に雪が出てきました。
黒戸山山頂を巻きながら行くところは、歩きにくいです。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
5/25 9:00
刀利天狗を過ぎると登山道に雪が出てきました。
黒戸山山頂を巻きながら行くところは、歩きにくいです。
五合目小屋付近でこれから登る山頂が現れました。
まだまだ遠いです。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
五合目小屋付近でこれから登る山頂が現れました。
まだまだ遠いです。
歩き出して4時間20分、やっと七丈小屋です。
上のテン場で休憩して、春山仕様に装備変更します。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
歩き出して4時間20分、やっと七丈小屋です。
上のテン場で休憩して、春山仕様に装備変更します。
テン場からすぐに雪の長い急斜面、トレースの後を行かないと滑ります。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
テン場からすぐに雪の長い急斜面、トレースの後を行かないと滑ります。
帰りはここで滑落しそうになりました。
アイゼンに雪団子がついて、足を取られてました。
ピッケルで止めてほっとしました。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
帰りはここで滑落しそうになりました。
アイゼンに雪団子がついて、足を取られてました。
ピッケルで止めてほっとしました。
長い雪の斜面です。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
5/25 9:00
長い雪の斜面です。
ここまで上がって、今度はしばらく夏道を行きます。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
ここまで上がって、今度はしばらく夏道を行きます。
雲もなくなり、八ヶ岳全景と裾野に広がる風景
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
雲もなくなり、八ヶ岳全景と裾野に広がる風景
今日は北アルプスも登山日和、白馬岳方面まで見渡せます。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
5/25 9:00
今日は北アルプスも登山日和、白馬岳方面まで見渡せます。
さあ前を向いて登りましょう。
大きな直立する岩壁が雄々しいです。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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さあ前を向いて登りましょう。
大きな直立する岩壁が雄々しいです。
アサヨ峰の奥に北岳が顔を出しました。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
アサヨ峰の奥に北岳が顔を出しました。
N君が遅れ出しました、少し待って進みます。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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N君が遅れ出しました、少し待って進みます。
迫る岩壁、登山道がわかりません。
一旦左に回り込んで登っていきます。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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迫る岩壁、登山道がわかりません。
一旦左に回り込んで登っていきます。
回り込む際にいやらしい雪の斜面のトラバースがあります。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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回り込む際にいやらしい雪の斜面のトラバースがあります。
登る際は雪が締まっていましたが、下りが滑りました。滑落したらかなり下までもってかれそう。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
5/25 9:00
登る際は雪が締まっていましたが、下りが滑りました。滑落したらかなり下までもってかれそう。
二つの剣の岩が近づいてきました、左から一気に登ります。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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二つの剣の岩が近づいてきました、左から一気に登ります。
雪の直登、剣が近い。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
雪の直登、剣が近い。
剣の岩は登りませんが、少し上がったところから見る景色に感動です。
剣と富士、鳳凰三山です。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
剣の岩は登りませんが、少し上がったところから見る景色に感動です。
剣と富士、鳳凰三山です。
この辺まで来ると北岳がだいぶ見えてきました。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
この辺まで来ると北岳がだいぶ見えてきました。
北岳、鳳凰、富士山
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
北岳、鳳凰、富士山
N君がんばれ!
彼がいるこの岩が、五合目小屋で見えた頂かな?
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
N君がんばれ!
彼がいるこの岩が、五合目小屋で見えた頂かな?
最後直登の岩場の登りです。まだ少し氷が残っています。登りより下りで気をつかいました。
2014年05月24日 10:08撮影 by  DMC-FX50, Panasonic
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5/24 10:08
最後直登の岩場の登りです。まだ少し氷が残っています。登りより下りで気をつかいました。
このあと、やっと山頂が飛び込んできました。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
このあと、やっと山頂が飛び込んできました。
やっと山頂に到着、小屋から1時間半かかりました。下から6時間20分、最低12時までには着きたいと思っていましたのでなんとか帰れそう。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
やっと山頂に到着、小屋から1時間半かかりました。下から6時間20分、最低12時までには着きたいと思っていましたのでなんとか帰れそう。
山頂からの景色を楽しみます。
鳳凰の上に富士山、立派です。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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山頂からの景色を楽しみます。
鳳凰の上に富士山、立派です。
北岳から間ノ岳、塩見、荒川(間ノ岳と塩見の間に見えます)、赤石と連なります。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
北岳から間ノ岳、塩見、荒川(間ノ岳と塩見の間に見えます)、赤石と連なります。
中央アルプス、右奥に御岳
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
中央アルプス、右奥に御岳
下に目をやれば戸台川、左に先週歩いた南アルプススーパー林道
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
5/25 9:00
下に目をやれば戸台川、左に先週歩いた南アルプススーパー林道
山頂から続く鋸岳、向こうに乗鞍から穂高連峰と北アルプスの山々が見えます。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
山頂から続く鋸岳、向こうに乗鞍から穂高連峰と北アルプスの山々が見えます。
鋸から東に延びる尾根沿いに鞍掛山、日向山の白い山頂、平地の向こうに八ヶ岳
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
鋸から東に延びる尾根沿いに鞍掛山、日向山の白い山頂、平地の向こうに八ヶ岳
同じ時間帯を登ってこられた単独の登山者にお願いして記念写真。
お疲れ様でした。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
同じ時間帯を登ってこられた単独の登山者にお願いして記念写真。
お疲れ様でした。
帰りはヘロヘロ、バテバテ、靴擦れできつかった。
そんな中で花に癒やされました。
これはクモイコザクラかな。ひっそりと可憐です。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
帰りはヘロヘロ、バテバテ、靴擦れできつかった。
そんな中で花に癒やされました。
これはクモイコザクラかな。ひっそりと可憐です。
笹ノ平に向かう途中ピンクのツツジの花道です。
きれいでした。
2014年05月25日 09:00撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
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5/25 9:00
笹ノ平に向かう途中ピンクのツツジの花道です。
きれいでした。

感想

先週は歌宿から仙丈ヶ岳に登りました、そのとき後ろに見えた甲斐駒が岳、やっぱり気になりました。
まだ雪があって日帰りはきついかなと思いましたが、いつもの三人で行ってきました。

前回は昨年の6月22日、満を期してA君と望んだ黒戸尾根でした。
順調に進んで4時間後、七丈小屋に到着しての思いもかけない事で、泣く泣く下山となった、あの「事件」以来再度のチャレンジでした。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-312282.html)
嫌な思い出でしたが、自分のなかでは黒戸尾根は気になっていました。
同行したA君はあれ以来黒戸尾根を避ける気分があって、今回も最初は半分嫌々ながらの山行だったようです。

結果は天候に恵まれ、黒戸尾根の醍醐味を存分に感じることができました。
小屋から上はまだまだ春山で、雪あり、急登あり、岩場あり、危険な雪斜面のトラバースありと挑戦意欲をかき立ててくれました。
雪が溶けたらもっと楽なんだろうと思いましたが、その分苦労した甲斐がありました。
最近急な雪の壁ばかりがきついと思っていたのが、こういうミックスした場面でのつらさはまた新鮮で楽しかったのも事実です。

山頂近くの二本の剣の岩の向こうに鳳凰三山、そして雄大な富士山が見えたのには感動ものでした。
あの景色だけでもこの尾根に登って良かったと思いました。
駒ヶ岳には伊那側から登ったことはありますが、こちらから登ってこそ百名山たる価値がわかった気がします。
この時期の黒戸尾根、なかなか良いですよ。

この日は泊まりの方は数名、日帰りをした方は、みな単独で数人でした。
本当に静かな黒戸尾根でした。
日帰りはトレランの方2名(この人たちは、トレランシューズでノーアイゼン、5時間で山頂に行かれたようです)
あと3人だけだと思いますが、皆さん強者揃いで、我々はへたれ者でした。
特に下りがだめでした、登りと比べたら全然遅いペースです。
私は靴に水がしみこんで、足指がふやけて指先が痛くてペースダウン、A君は眠くて気力減退、N君は疲労困憊と、帰りはいったい何度休憩したことかわかりません。

それでも無事帰ってこれて安心です。
帰りに尾白の風呂に入ってからは元気復活、充実した気分で帰路につくことができました。
今度は雪のない時に来てみたいと思います。

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コメント

こんばんわ
昨日、トレランでこのルートでピストンした!短パンTシャツのトレイルランナーです。
 2週間前に鳳凰三山をピストンしまして、今回黒戸尾根も行けそうだったので挑んで見ました、天気もよく楽しめました。
今回は行き7時頃に出発でのんびり5時間、12時着で山頂30分ほど滞在、帰りは15時45頃着でした。
2014/5/25 23:22
evokoji さん
evokoji さんこんにちは。
メールありがとうございます。

しかしあの雪の滑る斜面をよくもまあと感心していました。
あの足元で濡れ無いのでしょうか?
帰りは3時間ですか素晴らしいですね。

天気も良く、風も無く良かったですね。
足下には注意して怪我の無いよう、山行を楽しみましょう。
2014/5/26 11:49
プロフィール画像
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体力レベル
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