三方分山からパノラマ台へ
- GPS
- 06:00
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 818m
- 下り
- 815m
コースタイム
天候 | 雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
下山した「本栖湖レストハウス前」から「精進」まで富士急バスを利用しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険個所はありませんでした 根子峠からパノラマ台までは広めのいい道です |
写真
感想
ブランク明け2回目ということで、まだまだ山慣れないという不安から、手ごろそうな竜ヶ岳を考えていましたが、前夜になって8年前に登ったことがあることに気付き、急遽お隣の三方分山に変更です。週末の天気予報は悪くて、前の日もずっと激しく雨が降り続いていました。富士五湖地方の天気予報は、雨は午前中まで。9時頃から曇りに変わり、午後からは晴れ間も出そうということなので、帰りのバスの時間も考えながら、できるだけ遅い時間にと谷村PAで時間調整して、8時ごろ登山口に移動したのでした。本栖湖に降りて、バスで駐車場まで帰って来る予定なのです。
雨の勢いも収まり、しとしとと小雨が降る中を、精進バス停前の、広い湖畔の駐車スペースから出発。中道往還に入ります。中道往還は甲府から静岡県の吉原までの旧街道とのことで、入り口あたりは道の脇に構えの立派な家が並んでいました。舗装路を終え、家が途切れると山道に入ります。旧街道らしく、緩やかなジグザグの道で快適でした。前後左右に折り返しながらいくつかの堰堤を越えたり、尾根を回り込んだりしながら順調に高度を上げていきます。自然林にも囲まれた歩きやすい道で、休み明けには大変ありがたいコースでした。順調に高度を稼いでいき、最後は大きく回り込んで、女坂峠(阿難坂)に到着しました。
9時も過ぎて、雨は降っているのか、木々から落ちる水なのかわからない程度です。女坂峠から稜線に入っていきます。最初は少し下ってから小刻みに登っていきますが、やがって一本調子の急坂となりどんどん高度を稼ぎ始めます。と言っても岩場などは無く、ジグザグの歩きやすい登りです。途中で休みを入れながら登りきると山頂の一角に到着。ここから緩やかな登りに変わります。このあたりで薄日が差したような気がしました。いい兆候です。そして本日の最高点の三方分山に到着。正面に富士が大きく見え、時々靄が流れますが、富士山自体には雲がかかっていないので、迫力のある展望が見られました。さらに緩やかなアップダウンを経て精進山に着きますが、ここは横に長い三方分山の山頂の一角の三角点峰というイメージでした。そして、登った分をどんどん下る形で精進峠に到着。女坂峠より50mくらい高い程度でしょう。北側は荒れており、精進湖側もあまり踏まれてはいない感じがしました。
精進峠からパノラマ台に向けて進みます。細かいアップダウンが続き、最初はむしろ高度を下げていくようです。そして、この区間の最高点の1305m峰に向けて登りりかかります。雨もすっかり上がり、あたりが明るくなってきました。断続的に登りながらどうやら最高点を通過、再び下ると精進からパノラマ台に直接向かう広い道が合流してきます。ここからは広く緩やかなハイキングコースになり、快調に進んで最高点で下部温泉への道を分けると、絶景のパノラマ台に到着しました。今日、ここで初めて人と出会いました。快晴とまではいきませんが、明るく晴れていて樹海を従えた富士山が正面に見えます。その左には御坂の主脈と足和田山に挟まれて西湖や河口湖が見えています。その先の高い山は三ツ峠でしょうか。右側は天子山塊の竜ヶ岳から毛無山に続く稜線があります。久しぶりに展望の醍醐味を味わいながら休憩しました。
パノラマ台からはしばらくジグザグの歩きやすい斜面を下っていきます。そして、小さいピークの右側を巻いて過ぎ、緩やかに登り返していくと烏帽子岳に到着します。山頂はパノラマ台と似た展望があり、新しい電波塔が立っていました。バスの時間を気にしながら最後の休憩にします。烏帽子岳からも更にジグザグにつけられた道を一気に下り、そろそろ疲れが足に来たなというところで国道が見えてきます。左への遊歩道と別れてそのまま国道へ。あとは一直線の国道をバス停へと向かいました。森の中を抜けると広い県営駐車場とバス停がありました。バスは時間になっても来ないので、もしやコロナで運休?と思い、バス会社に電話してしまいました。ただ遅れているだけでした…。あとはバスの客となり、精進まで戻りました。
富士山の展望とミニ縦走を楽しみました。こういった縦走も随分久しぶりで、慣れないので、一つ一つの登りで先を思いやりながらの精神的疲労を感じましたが、地図を見れば1200〜1300の間を上がったり下がったりしているだけでした。こういった歩き方も徐々に慣れて、昔の感覚を取り戻していこうと思います。それにしても、すべて自然林で、道も歩きやすくつけられている、素晴らしいコースだと思いました。
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