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Yamareco

記録ID: 4549623
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ハイキング
八ヶ岳・蓼科

天女山から権現岳往復

2022年07月02日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
10.2km
登り
1,275m
下り
1,266m

コースタイム

日帰り
山行
7:25
休憩
1:10
合計
8:35
6:22
96
8:39
8:48
34
9:22
4
9:26
9:33
57
10:30
11:00
55
11:55
12:05
3
12:08
26
12:34
12:48
19
14:34
9
14:43
天女山上駐車場
過去天気図(気象庁) 2022年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
駐車場からしばらくは緩やかな登りが続きます。一時間ほど。
そして急登に入り、前三ッ頭、三ッ頭と進みました。
三ッ頭から山頂までは一旦緩やかに下って、最後に鎖場などもある岩尾根をこなし、岩の切り立った山頂に到着しました。
特段の危険個所は無く、最後の岩稜も、雨だと滑りやすいですが、注意して登るという程度と思います。
その他周辺情報 甲斐大泉温泉パノラマの湯に立ち寄りました。
天の河原を過ぎて、青空の中、権現岳へ向かいます。正面は三ッ頭か?
天の河原を過ぎて、青空の中、権現岳へ向かいます。正面は三ッ頭か?
しかし、途中で雨で降られ、山頂では雨は上がったものの、どんよりとした天気。正面に見えるのはギボシの稜線でした。
しかし、途中で雨で降られ、山頂では雨は上がったものの、どんよりとした天気。正面に見えるのはギボシの稜線でした。
同じく山頂から見た編笠山。青年小屋の屋根も見えています。
同じく山頂から見た編笠山。青年小屋の屋根も見えています。

感想

この週末は北八ッかな?と考えていましたが、先週雨乞岳で、ちょっとロングコースを歩いた感覚を保ちたくて、じっくり登りを歩くことができそうな権現岳に決めました。山梨県側から八ヶ岳を目指すのは初めてではないかと思いますので、それも楽しみです。

早朝に天女山の駐車場を出発。天の河原までは、程よい傾斜のウォーミングアップで、その後傾斜は緩み、足任せに登っていきました。そして樹林の中を登ること1時間。標高も1850mあたりを超え、行く手の傾斜が大きくなってくるのが見えると、前三ッ頭への登りに備えて休憩します。その間に数人の人に抜かれ、また虻がたくさん寄ってきました。

ここから道は傾斜を増し、本格的な急登へと変わっていきました。それにも増して、今日は沢山の虻に終始絡まれています。足元の方が比較的多いようですが、道が深い溝状のところは、相対的に虻の高さも上がってきて、鬱陶しさが倍化します。そんな虻との格闘を延々と続けながらの急登をこなしていくと、少し傾斜が緩み明るくなったところで.「ここが一番きつい」看板のチェックポイントに到着しました。なるほど…です。そして左手に上がってくる尾根が見え、あれはまだ遠い、三ッ頭で合流する尾根なのでした。さらに登って前三ツ頭に到着。沢山の虻を撃退しながらの一休みでした。

前三ッ頭からしばらく明るいザレた斜面を登ります。このあたりはキバナシャクナゲがよく咲いていました。再び樹林帯の急登に入り、しばらく頑張って上方に明るい雰囲気が見えてくると、森林限界の上にある三ッ頭も近いかなと期待します。そして観音平への分岐を通過し、僅か先で三ツ頭に到着しました。何よりも虻が少なくなったことが嬉しかったのですが、雲行きが怪しくなり、稜線はすっぽりと雲の中になっていました。たまに霧が晴れると、前方の落ち込んでいる鞍部が見えます。権現岳との標高差はもうそれほど無いと思っているので、その鞍部はあまり見たくはないのでありました。

権現岳に向けて出発。ハイマツやシャクナゲの中の道を進んでいきます。雲が途切れると、編笠山がよく見えます。鞍部に向けて下って行く途中で、ついにバラバラと雨が落ち始めました。だんだん強くなってきたので雨具をつけていると、次々と下ってくる人が現れます。中には雨で頂上間際で引き返したという人もいました。もったいないなと思いました。雨具を着込むと小降りになってくるという、ありがちな状況でしたが、樹木が濡れているので、雨具は有効です。次々と岩場や鎖場が現れ、それぞれ大したものではないのですが、久々なので安定せず、またすっかり濡れてしまっているので、よく滑りました。そして、岩場をこなして行くと.権現岳の山頂に到着です。

既に雨も上がり、編笠山がよく見えはじめた。なんとなく正面に見えるギボシの方が、こちらより高いような気がして、気分的にもイマイチなのでした。それより曇っているというところが、一番のマイナスポイントなんですが…。ひと休みして下山。登ってきた岩場を慎重に降りていきますが、既に岩は乾いていて、登りとは印象がかなり違います。鞍部まで下ってから、往きに巻いていった小さなピークに上がってみます。ピークには山頂と同じような、小さな石の祠があり、振り返ると正面に権現岳の山頂が見え、右には赤岳山頂が見えていました。晴れていれば展望ポイントになるのでしょう。休憩にはなかなかいい場所でした。

三ッ頭から前三ッ頭へと下っていきます。前三ッ頭の上のザレた斜面に出ると、あけっぴろげな空間の中で、雷の音が鳴り続けました。少々気持ち悪いのですが、一方で稜線の右側はきれいに晴れています。往きにあれほどいた虻はもういなくなっています。活動の時間帯が決まっているのでしょうか。「ここが一番きつい」の標識を過ぎると急下降になり、やはり下りも一番きついのでした。そして、平坦な朝の休憩地点に降り立ちます。笹の中でゆったりできる場所で、昔はなにか祠でもあったような雰囲気を感じます。天女山までの下りは、一変して平坦な道になり、太陽も刺しこんできて、別世界のように歩きやすい道になりました。途中の笹の中に一輪だけニッコウキスゲが咲いていました。

今日は休憩込みでコースタイムで歩けたので、7年ぶりに山に復帰して続けてきた山へのリハビリという段階はもういいかな?と感じました。昔のカンも戻って来たような感じですので、これからは、気ままに楽しみましょう。

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