立山 雄山〜御前谷〜猿股のコル〜御山谷〜東一ノ越〜タンボ平〜黒部平
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 811m
- 下り
- 1,388m
コースタイム
天候 | うす曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
先週の御前谷が良かったので、もう一度チャレンジ。しかし降雪で湿雪雪崩の上を滑ることになり撃沈。 今回は猿股のコルへ登り返し、御山谷から東一ノ越を越えタンボ平へ |
写真
感想
2014年5月25日
2週続けての立山。
先週の御前谷がとても良かったのでシーズンラストの舞台に
昨日の夕暮れから立山全体にガスがかかっていて、一夜明けてもパッとしないうす曇りの天気。
昨日の天気が良すぎたので、今日の天気には少しがっかり。気温も高めで早朝なのに既に雪がグサグサ。
先週は沢床まで滑ったが、今回はみくりが池温泉泊だったのでトラバースルートで一ノ越を目指す。
トラバースルートは雪が柔らかいためかフラットに整地されていてとても歩きやすかったが、ツボ足の登山者は雪を踏み抜いてしまい歩きにくそうだった。
一ノ越で休憩していると、御山谷へ滑っていくパーティーがいたので見ていたが、新雪のグサグサ雪で重そう。
スキーをザックにつけ雄山を目指して登りだす。
先週は全く雪のなかった登山道も雪に覆われているところもあり歩きにくかった。時々心地よい風が吹くが、それにしてもとても暑かった。
山頂には多くのスキーヤー、登山者がいた。
先週、雄山神社にお参りしていたので、2週連続でお参りすると厚かましいと思われてはいけないので遠くから手を合わせる。
御前谷には昨日と思われるトレースが2本あるだけで、今日は誰も滑っていないようだった。
気温と雪の状態が気になったので、どうするかしばらく考えていると7名くらいのパーティーが猿股のコル側へ少しトラバースして滑り降りていった。
しばらくすると「シャー」という音がしたので見てみると、湿雪雪崩が起きていた。
山頂直下のノール地形の下をスキーで切ったらしく、ダラダラと流れ落ちていくのが見えた。
後続が滑っていった跡を確認すると雪崩は起きていなかった。
どうするか迷っていたが、地形の急な変化のない先週と同じ場所から滑り込むことにした。
滑り出すと重めの雪だったが、意外とスキーが走って気持ちよくターンをしていたら、先ほどの雪崩の跡に弾かれバランスを崩し撃沈。
Kさんは先週より調子よく滑り降りてきたが、下部で雪が重いのか一休みしながら滑ってきた。
先週よりも気持ちよく滑れたとのこと...
いいのか悪いのかよくわからない雪質なので今回は下部にはいかずに、猿股のコルへ登り返して御山谷を滑ることにした。
急に感じた斜面も意外と早く登ることができ猿股のコルへ到着。
御山谷へ滑り込む斜面は一直線に雪がつながっていて、斜度も程よくいい感じ。
少し休憩して御山谷に向けて滑り降りる。
上部は程よい硬さで気持ちよく滑れたが、下部は雪崩の跡などで荒れていたせいもあり、踏ん張りすぎたのか足が疲れた。
Kさんも休み休み滑り降りてきた。
御山谷の斜面をトラバースして東一ノ越へつづく登山道へ、雪が切れたところで板を担ぎ、歩いて東一ノ越を目指す。途中、雪の斜面のトラバースなどもあり、滑りやすいので慎重に歩く。
東一ノ越を越えると眼下にタンボ平が広がっていて目指す黒部平までもう一息だが、しかしここからが修行スキーのはじまりになる。
途中、大規模なデブリが行く手を阻むように広がっていたが、雪が柔らかくデブリ上もすんなりと通過することができた。
デブリを過ぎると今度は縦溝ゾーンに入り、ターンするたびにガタガタと太ももに響いてくる。
頭上をロープウェイが通過していく中を、黒部平駅を目指してもう一頑張り。
観光客で賑わっている黒部平に到着。とても疲れた。
ケーブルカーとトローリバスに乗って扇沢へ戻る。
スキーシーズン最後の2日間を満喫できた。
また半年後、ここに戻ってこれることを楽しみにしながら夏山シーズンも楽しもう。
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