静かな静かな須金岳（山頂ヤブ漕ぎ）

2022年08月06日(土) [日帰り]

• GPS: 08:21
• 距離: 17.8km
• 登り: 1,035m
• 下り: 1,055m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:50
• 休憩: 0:26
• 合計: 8:16

距離 17.8km 登り 1,055m 下り 1,055m

5:51 鬼首除雪ステーション駐車場
6:16 大森コース登山口
7:33 水沢森
8:06 須金岳山頂標識
8:40 8:52 仮の山頂
10:02 10:14 須金岳
11:05 11:07 仮の山頂
12:43 寒湯コース登山口
14:07 鬼首除雪ステーション駐車場

天候

ガッスガス
気温：スタート17℃ -> 山頂 23℃ -> 下山19℃
山頂のほうが気温が高いという珍しいパターン　日差しのせいかな

アクセス

国道R108沿い　鬼首除雪ステーション横の駐車場をお借りしました
周回コース上のため全くロス無し

コース状況／危険箇所等

全般的に整備も入っていて危険箇所も少ないコースです。
しいて言えば寒湯コース1〜2合目の杉の細尾根がやや危険か。
登山客が少ないので「踏まれた感」は少なめ。

登り下りは急です。分県ガイドに「標高差は宮城県内トップクラス」と書いてある。
真の山頂へのヤブ漕ぎは最強クラス。よほど何かに取り憑かれた人でない限り行く必要なし。

その他周辺情報

電波状況：docomo 97% / au 87% / softbank 90%
https://chizroid.info/denpa/ex/map?tid=iRk3bK94y0

写真

8/6 5:41

鬼首除雪ステーション横の駐車場から周回スタートします。

8/6 5:54

この「旧道」に進むけど、

8/6 5:55

すぐに通行止めになります。

8/6 5:55

歩行者なのでこちらから、、。

8/6 5:56

すぐに分岐を右折で仙北沢林道に入る。

8/6 5:59

林道テクテク。

8/6 6:03

意外と長いよ、、。

8/6 6:15

この橋を越えたら、

8/6 6:16

ようやく登山口。こちらは「大森コース」と言うらしいです。

8/6 6:16

よっしゃ、登るじぇー！

8/6 6:20

と意気込んだけど、またしばらく横移動。

8/6 6:23

で、この一合目からがようやくのスタートでした。

8/6 6:24

いきなりの急登！

8/6 6:33

配分！ (笑)

8/6 6:39

三合目まで落ち着いたので一休みするけど、こんなところで疲れたとはまだ言ってられない。

8/6 6:54

8/6 6:56

おー、コース整備入ってくれてるじゃないですか。

8/6 7:07

静かだなぁ。

8/6 7:15

森を全身で感じてる。

8/6 7:28

一つ目のピーク、水沢森です。七合目相当。

8/6 7:54

稜線に上がって

8/6 7:58

さらに登ると、、、

8/6 7:58

登頂！やったー！

8/6 7:59

もうここ山頂でいいんじゃね、、。

8/6 8:01

さあ、ここからは楽しい稜線歩き！のはずが、、、

8/6 8:02

基本ドロドロですね。

8/6 8:09

おー、開けたー。まさに須金岳登山のハイライト。

8/6 8:21

禿岳、かな。

8/6 8:25

決戦の地が近づいてまいりました。

8/6 8:42

九合目 仮の山頂にとうちゃく。

8/6 8:43

8/6 8:43

おあつらえ向きにピンクテープなぞ。

8/6 8:51

服装は悩んだ結果、ガシガシ歩けるハードシェルで行くことに決めました。気温高めだけど。

8/6 8:55

ここからはスマホ画像。

8/6 8:59

この笹、強いわー。

8/6 9:07

ハハハ、、。

8/6 9:09

一瞬開ける。ホントに一瞬だけ。

8/6 9:14

虎毛山が目の前。

8/6 9:28

なっかなか前に進まねな。

8/6 9:36

疲れて座り込んだところ。四つ這いで進むところも多々ありました。

8/6 9:42

8/6 9:54

あとでGPS軌跡見たら、かなり迷走してましたね。

8/6 9:59

8/6 10:02

何とかかんとか山頂。ここだけ意外と展望効いた。

8/6 10:03

虎毛山〜高松岳への夢の縦走路。

8/6 10:04

こっちは栗駒山かな。

8/6 10:04

だいたいあの辺りからヤブ漕いできた。肉眼では果てしなく遠く見えた。

8/6 10:10

ありがとさまです。帰ります。

8/6 10:16

来た時の稜線ルートがあまりにも歩き辛かったので、帰りは早めに標高下げる作戦で沢のほうに降りてみた。

8/6 10:18

ただ、この状況で標高を下げるのはかなり不安を伴う。何かあっても戻れないし。

8/6 10:23

下りは重力で普通に歩きやすかったけど、、、

8/6 10:23

と、突然、沢が現れた。3mくらいの崖で落ちそうになった。

8/6 10:27

降りれそうなところを探すもどうしても見つからないので笹を掴んでズルズルと無理やり降りた。もう少し高かったらアウトだったかもしれない。

8/6 10:33

対岸に登るのも大変だったけど、何とか登って再びヤブ漕ぎ開始。

8/6 10:37

この笹が太くて強くて、、ね。

8/6 10:44

こっちのルート、結論から言うと行きよりもかなりショートカットも出来て時間も体力も短縮できた。ただかなりのハイリスクルートだったことは確か。

8/6 10:48

8/6 10:50

死闘2時間、終了。

8/6 10:59

あまり褒められたルートではなかったかもしれない。ただ正解が何かも分からない。

8/6 11:07

こんなとこ、よく入っていったな。自分で言うのもなんだけど。

8/6 11:08

ホントに何か取り憑いているんだろうか、、。

8/6 11:16

下ります。

8/6 11:21

こっちの寒湯 (ぬるゆ) コースもかなりの急坂ですね。

8/6 11:35

五合目付近でなんと動いているセミの幼虫を発見！生まれて初めて見た。

8/6 12:06

このまま待ってたらもしかして羽化する瞬間見られるか？と思って30分粘ったけどいつまで経っても登るばかりで、、。泣く泣く諦めて下山再開。

8/6 12:28

二合目の先、少しだけ尾根が狭くなる。

8/6 12:28

危ないとまではいかないけど、若干要注意箇所。

8/6 12:40

ゴール。

8/6 12:40

8/6 12:41

8/6 12:41

山頂へのコースは昔から無かったんですね、、。

8/6 12:52

あとは道路に出て

8/6 13:54

思いっきり道を間違えながらも

8/6 14:07

1時間強のロードで無事終了です。

撮影機器：

NIKON 1 V3 NIKON CORPORATION

SO-41B Sony

感想

へろぞー

東北百名山の須金岳。なぜか登山客が少ない。ヤマレコ上にあるのも積雪期のレコばかりで、無雪期はまだ今年に入ってからのレコが1件だけいう不人気さ。

周りには栗駒山や禿岳という人気スポットがあるからなのかな。それに比べてこちらのお山は特に特徴も無く、さらに真の山頂へはヤブ漕ぎしないと行けないということも不人気さの要因なのかもしれませぬ。ただその分、静寂を感じ、森と自分が一対一で対話できるような、今回はそんな山旅だった気がします。

真の山頂へのヤブ漕ぎは、よほどのキチガイでない限り行く必要は無いでしょう、、。


※それでも「俺はどーしてもヤブ漕いで真の山頂さ行がねど納得すねんだ！」というキチガイな方が万が一いた場合の個人的アドバイス

■ヤブ
この山頂部のヤブ道は「結構大変なヤブ」です。何より笹が強い。強くて全然押しても曲がらないし絡まるし。その絡まる笹から足を思いっきり上げて引き抜くのが一番体力消耗します。ただツルは少なかったかな。また稜線部は灌木の嵐で、この笹と灌木が絡み付くとほとんど前に進めなくなるくらい。四つ這いでの移動も何度もありました。途中、草原になることもなく延々とこの地獄が続きます。

■体力
体力的には、ここの往復だけで普通に一合目から仮の山頂まで登るかそれ以上に疲れます。つまり、仮の山頂に着いた時点でハァハァ言ってるようでは全然ダメということ。それだとヤブの途中で間違いなく体力切れになります。涼しい顔で「あと2、3周、余裕で下から登ってこれるね」というくらいでないと厳しい。

■装備
今回、ザックはデポして空身でアタックしましたが、それが良かったかどうかは分からない。確かにザックありよりは確実に歩きやすかったけど途中かなり喉の渇きを感じた。往復1kmに2時間も掛かったし。マラソン選手が無補給で走り切るのと同じか。結果的に何もなく終わったからよかったけど何かあったらダメだったでしょうね。

■ルート
今回は、行きは稜線伝い、帰りは一旦沢に降りるルートとしました (行き80分、帰り40分)。これもどちらが正解だったかは分からない。どこのヤブもそうですが稜線伝いは灌木なので歩くの大変です。それがイヤで帰りは早めに標高下げる作戦で沢の方向に進んでみたけど、やはりハイリスクハイリターン、時間は行きの半分で済みましたが下手したら数m転げ落ちてたかもしれなかったので。また沢ルートを行きに使うと山頂直下が急登になるので厳しいでしょう。安全重視なら稜線ルートでしょうね。大変だけど。

コメント

akujikiturishi

毎週?の激藪こき、お疲れさまです。
この日はホント変な天気でしたね。私も当日葉山で山の上の方が暑いと感じました。

へろぞー

こんちはー。確かに２週連続か。（笑）
でもここまでガッツリ長距離本格ヤブ漕ぎしたのは久しぶりですね。白太郎山、沢渡黒伏→黒伏山、オツボ峰→明光山などを思い出してました。真の山頂目指す方は残雪期に登るのが定番のようですが、それはそれで滑落とか怖いしなぁ。自分の中ではどっちもどっちですね。

Endy0918

こんにちは！
まさか同じ日に登られていたとは思いませんでした。herozoさんが漕いだ藪に挫折したようです。あの藪を突破したなんて凄いです。藪の状況を知っているだけに、このレコを見て『マジか！？』と叫んでしまいました！私も見習って藪漕ぎの練習したいと思いました！

へろぞー

Endy0918さん、コメントありがとうございます。車に戻ってきたときにもう一台停まってたからもしかして登山かな〜と思ってましたが、Endyさんだったようですね。
ヤブ漕ぎの練習は、、、しないほうがいいですよ。ロクなこと無いですから、、。