北穂高・春
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 36.9km
- 登り
- 2,426m
- 下り
- 2,414m
コースタイム
5/25 4:30涸沢-6:50北穂岳7:15-8:20涸沢(テント撤収)9:50-10:40本谷橋10:50
-11:40横尾11:50-14:30上高地バスターミナル
天候 | 5/24 晴れ☀ 5/25 曇り☁ 時々 晴れ☀ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
・朝のシャトルバスの始発は5:40ですが、タクシー相乗りで20分ぐらい早く出発できました。 料金は4人なら1050円。シャトルバス往復割引料金の片道分です。 ・帰りはシャトルバスを利用。片道だと1250円です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポストはバスターミナルの梓川寄りのトイレ近くです。 ・本谷橋まで、ほぼ夏道です。本谷橋(橋は架かっています)から先はほぼ雪道です。 ・涸沢のテン場は二十数張程度。空いてました。 ・涸沢~北穂は北穂沢を登ります。急斜面です。ピッケル・アイゼン要。 ・上高地はニリンソウが見頃を迎えています。その他、サンカヨウ、ツバメオモト、 ハシリドコロ、エンレイソウ、エゾエンゴサク、ミヤマカタバミ、等々が咲いていました。 ・帰りの温泉は梓大橋にある「梓湖畔の湯」に入りました |
写真
感想
穂高は期待を裏切りませんね。いつでも素晴らしい景観を魅せてくれます。
2年前の同じ季節に訪ねた穂高。新緑に輝く上高地。直前に降った雪で化粧直しした穂高。満開のニリンソウ。残雪に美しく覆われた涸沢。北穂山頂から槍へと続く険しい回廊の眺め。全てが完璧な山行でした。あの感動を味わいたくて、再び5月の穂高を訪ねることにしました。
運よくタクシーに相乗り出来て、始発のシャトルバスよりも20分ほど早く上高地に入ることが出来ました。今回も、2日前に少し雪が降ったとのこと。釜トンネルを過ぎてタクシーから見える穂高の山脈に否応もなく心が湧き立ちます。気が急きながらも登山届を出して、梓川の河畔に急ぐと、朝日に輝き始めた穂高の稜線が目に飛び込みます。いつ見ても素晴らしい景観。朝日は徐々に谷に入り新緑を輝かせ始めます。この時間の上高地は本当に美しいですね。小梨園のキャンプ地まで写真を撮りまくりながら河畔の眺めをじっくり楽しみました。森の中には今年もニリンソウが咲き乱れています。登山者には疎まれがちな横尾までのアプローチも、この季節は新緑とお花畑のおかげで楽しく歩くことが出来ますね。
横尾から本谷までは2箇所ほどある雪のトラバースを除けばほぼ夏道。そして本谷からは雪道になります。本谷出合から左に入り少し急な斜面を登ると間もなく涸沢ヒュッテが見えてきます。さらにもうひと頑張りでヒュッテに到着。この時期の涸沢は人もまばらでテン場も良い感じに空いています。テントを張っている間、穂高の上のお日様に見事な暈がかかっていました。下り坂のしるしとも聞きますが虹色を帯びて幻想的な日暈でした。設営を終えて、少しザイテンに向かって散歩です。斜光に陰影が浮き立つ涸沢の午後は大好きな時間です。涸沢の真ん中でくつろぐ時間は至福の時です。
この日の夜は、少し風が出ました。揺れるテントの中でうとうとしていると、一際強い風と共に「バタン」という衝撃がありました。「まずい、テントが壊れた」と思いましたが、暗闇の中テント四隅のポールを辿ってみても折れている様子はありません。でも、頭の方の壁がやけに狭く、触ってみるとあるはずの無いでっぱりがあります。頭の中をハテナマークでいっぱいにしながら外に出て見ると・・・・、なんと、人のテントが私のテントに覆いかぶさっていました。どうやら宿の主がトイレ(?)に出かけた間に風で飛ばされた様です。空き地にテントを動かし、しばらく外の様子を伺っているとテントの持ち主が戻ってきました。あるべきところにテントが無いのに気が付ききっと吃驚したことと思います。
あくる日、3時半に起き、4時半に出発して北穂に向かいます。山頂は見えているものの雲が多くモルゲンロートは無し。北穂沢を登っているとガスが出てきて視界が殆どなくなってしまいました。それでも急斜面をじりじり上って行くと、山頂手前で薄日が差してきて、北穂に着くと、槍が雲から頭だけを突き出した形で出迎えてくれました。何と良いタイミングでしょう。
頂上直下の急斜面こそ緊張を強いられますが、そこを過ぎれば残雪の下りはとても楽ちんです。途中で雷鳥のつがいにも会えました。
テントを撤収して名残惜しい涸沢を後にします。本谷橋までもあっと言う間でしたが、久しぶりの天泊装備で歩く横尾〜上高地間は辛かったです。なんで帰りの上高地はあんなにアップダウンがあるんでしょうね? 久しぶりに足の裏も豆だらけになりました。そういえば最近残雪の上ばかりで固い地面を歩いてなかったもんなぁ。
usatakoさん、初めましてhikobeと申します。
私も24日に奥穂高岳に登頂して涸沢にテントを張っておりました。
天候に恵まれてすばらしい山行でしたね。
ちなみに私のテントは左列上から3番目のオレンジでした
hikobeさん、こんばんは。はじめまして。
コメントありがとうございます。涸沢まで超速の山行記録読ませて戴いてましたよ。
hikobeさんの足があれば一泊で奥穂と北穂のダブルハントも可能ですね。私ももう少し鍛えて頑張ります^^
それにしても穂高は本当に何度行ってもいいところですねー
天気も良くてお互いにいい山行でしたね。
これから夏山シーズンも天候に恵まれると良いですね。
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