【大峰】滝川刈安谷[笹之滝谷]下降・本流遡行
- GPS
- 07:30
- 距離
- 4.8km
- 登り
- 615m
- 下り
- 620m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・今回の峠越えルートであれば、ほんみちのゲートを通らずに刈安谷の滝場の上流に入渓できる。 ・刈安谷の滝の下降は、懸垂支点となる木やCS、残置ボルト等が十分あるため、今後の抜け落ちがなければ残置用のボルトやハーケン等は不要である。 ・滝川本流は概ね癒し系。水はぬるい。 |
その他周辺情報 | ・2.5万地形図における不動滝、夫婦滝の位置は間違っているので要注意。また、奥八入谷と記載があるが、奥八人谷が正しい模様。 ・finetrackの刈安谷下降記録 https://www.finetrack.com/funtotrack/post-39875/ ・刈安谷の名称は、谷に架かる橋には「笹之滝谷」とある。そのそばにある準用河川看板には、河川名が「笹之滝」とある。 |
写真
装備
備考 | ・ラバーソールで行ったが、恐らくフェルトソールが適する。 |
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感想
盆休みは、当初奥利根の予定だったがいろいろあり、紀伊半島へ。
夏なので、泳ぎが多い沢にしようということで、まずは刈安谷と滝川本流を繋げて周回するルートとしてみた。
○入渓まで
ほんみちのゲートを開けて入るのは気が引けるので、その手前の山を適当に登ってみると、多少の藪はあったものの、難なく峠まで行けた。ただ、ウェットスーツを着ていたので暑い暑い。峠からはしばらく道を歩いた後、ほんみちの畑へ行くのを避けて、涸れ谷を下って入渓。とりあえず浸かって涼む。
○刈安谷下降
夫婦滝まではすこぶる平凡。夫婦滝はとりあえず懸垂下降したが、巻きも簡単そうだった。湧水で喉を潤して、下っていくと左岸から大量の湧水。一気に沢の水温が下がり、ウェットスーツで来て良かったなという感じ。程なく四つ滝があり、懸垂下降と飛び込みと巻きを交えて下る。さらに滝を2つ巻き下ると樋状滝が出てきて、右岸立木にロープを投げてかけ、懸垂下降。ここはボイル気味の滝壺に下ることになるので少し怖かったが、流れは巻いておらず問題なかった。
CSに捨縄をしてまた懸垂下降し、さらに滝を巻いていくとホホゴヤ谷出合。上流に有名な滝があるので見に行くと、確かに圧巻。ここからは残置ボルトのある滝を2つ懸垂下降し、いよいよ笹ノ滝。ロープが足りるか多少不安だったが、無事下まで届き、多少藪っぽい懸垂下降で、観光客のいる滝下へ。まあまあ爽快。
以降はナメが結構あったがぬめりが強めで、あまり快適とは言えない。適当に下って合流点へ。刈安谷の大量の湧水のせいか、心なしか本流より水量が多い気がした。
○本流遡行
本流は癒し系で、滝は少ないが景観はなかなか良い。あまり登るような滝もないので、6m斜瀑を頑張って直登しようとしたが、ぬめりと水流に負け、上からお助け紐を出してもらう羽目になった。情けない。右に赤い特徴的な滝が出てくると間もなく不動滝で、超立派なゴルジュと側壁。これは大高巻きするしかないということで左岸から巻いていったが、車道に出てしまい、しかも車を停めた場所のすぐそばだったので、当初は花瀬まで行こうかと思っていたが、やる気がなくなって遡行終了とした。
後で、この不動滝が飛び込みで下降されていると知って、結構驚いた。ちゃんと遠くまで飛ばないと滝下の岩に当たりそう。
http://kagaribi-ac.com/report/report-1206/
【総評】
刈安谷は、遡行すると高巻きの連続となるらしいので、今回は下降してみたが、快適に水線を辿れて充実した。さらに癒し系の滝川本流も繋げることで、無駄なく車に戻ることができ、良い周回ルートだったと思う。
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