鳩ノ巣から川苔山〜天目背稜〜日原
- GPS
- 10:36
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 1,872m
- 下り
- 1,557m
コースタイム
天候 | 快晴 真夏並みの猛暑となったが、湿度は低く、稜線は風が心地よく気温ほどの暑さは感じなかった |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
下山後は西東京バス〜JR経由で鳩ノ巣に戻った |
コース状況/ 危険箇所等 |
鳩ノ巣駐車場 無料駐車場でトイレも併設されている。 人気の駐車場でシーズンだと平日でも出遅れれば満車の場合がある。 ◎鳩ノ巣〜川苔山 今回は大根ノ山ノ神から舟井戸川乗線を利用。 舟井戸までは終始植林でコース半ばまでは等高線上の巻き道。 舟井戸手前で300メートルの登りとなる。 舟井戸から川苔山は照葉樹林で新緑が美しい ◎川苔山〜蕎麦粒山 コースの大半が稜線の防火帯で照葉樹林が続くプロムナード。 新緑が美しい。 川苔山〜日向沢ノ峰は踊平を挟んで200メートルの下り、170メートルの登り返しとなり、いずれも急坂である。 踊平から仙元峠にかけては巻き道があり通行注意の注意書きがあったが、今回は歩いておらず実情はわからない。 日向沢ノ峰は西側の展望が開け、富士山や雲取山の眺めがいい。 山と高原の地図では柱谷ノ峰と蕎麦粒山の間に『迷』印がついているが、迷うようなところはなかった。 ◎蕎麦粒山〜一杯水避難小屋 いわゆる天目背稜と呼ばれる稜線で東京都の水源巡視路となっているため、コースの大半が巻き道で歩きやすい。 時折植林が混じるがコースの大半は照葉樹林。 仙元峠はやや踏跡が薄く多くのハイカーは巻き道を使いスルーしているようだ。 今回は仙元峠頂上付近で満開のシロヤシオを愛でることができたので、手間を惜しまず峠に登る価値はあった。 一杯水の水場は水量は少ないものの途切れることなく水は流れていた。 ただ時期によっては枯れることがあるらしい。 ◎一杯水避難小屋 天目背稜、長沢背稜は奥多摩の中でも人出が少ないエリア。 定員が少ない酉谷小屋が常に混雑しているのに対して、こちらはハイシーズン以外は余裕があるようだが、上記のように季節によっては水場が枯れることがあるので注意。 ◎ヨコズス尾根 滝入ノ峰までのコース前半は照葉樹林帯でブナやナラの巨木も見られる。 一部に痩せ尾根があり滝入ノ峰周辺は稜線東側の細いトラバース道が続くので注意が必要。 過去には高校生を引率した教師の転落死亡事故も起こっている。 滝入ノ峰を過ぎると植林の下りとなり、終盤は急坂もあるので注意。 ●通行止め 横ヶ谷平と踊平から獅子口小屋跡経由で大丹波に下るルートは崩落のため通行止め 川乗橋から百尋ノ滝経由で川苔山に登るコースは木橋崩落のため通行止め |
写真
感想
5月31日土曜日に奥多摩駅と大岳山を往復して、寄居〜本栖湖の線つなぎもいよいよ川苔山と日向沢ノ峰を残すのみ。
大雪の影響で百尋ノ滝から川苔山へのコースが通行止めになっており、空白地帯を埋めるには鳩ノ巣〜川苔山〜日向沢ノ峰〜一杯水〜東日原をつなぐルートを取るしかない。
計画段階では東日原からヨコズス尾根を登って一杯水から東進するつもりだったが、真夏並みの予報を受けて、登りが楽な鳩ノ巣スタートに変更。
日曜0時に起床して1時に自宅を出立、2時半に鳩ノ巣駐車場に到着。
さくっと準備をして3時にヘッデンをつけてスタート。
いくら何でもこんな時間から登り始める変態は我が家だけだろうと思っていたら、大根ノ山ノ神手前でソロの男性に追い抜かれる。
話を伺うと、川苔山から天目背稜、長沢背稜を経て雲取までゆくとのこと。
うひゃ!!
大根ノ山ノ神からは一番楽ちんな川乗舟井戸線へ。植林の巻き道をすこーしずつ高度上げるので登っているという感覚がない。
大ダワから来る道の合流点で先ほどの男性と鉢合わせ。
我が家が巻き道をチンタラ歩いている間に、瘤高山を越えてきたとのこと。
当然だけど、その後この男性の姿を見ることはなかった。
舟井戸から先は新緑の照葉樹林、でも期待していたツツジはみな花が落ちていた。
川苔山に立ち寄り富士山を拝む。黄砂で霞んでいた前日よりも空気は澄んでおり、富士山もくっきり見える。
曲ヶ谷北峰からは踊平へ約200メートル下り、日向沢ノ峰へ170メートル登り返す。
稜線上の防火帯の道は気持ちいいが下りも登りもかなりの急坂である。
陽が高くなるにつれ気温も上がってるんだろうが、湿度が低いのかからっとしていてそれほど暑いとは感じない。
むしろ稜線を通る風は爽快だ。
日向沢ノ峰に登り返して無事線つなぎ完成。これで寄居〜本栖湖が開通した。ばんざーい!!
ここから一杯水まではいわゆる天目背稜と呼ばれる稜線で、小さなアップダウンはあるが照葉樹の新緑に包まれた防火帯の広い道が続くプロムナードである。
蕎麦粒山への100メートルの登りは天目背稜唯一の急登だが、新緑のトンネルが登りの辛さを癒してくれる。
蕎麦粒山の次の仙元峠は大半のハイカーは巻き道でスルーしているようで踏跡はやや薄かったが、山頂周辺は満開のシロヤシオで一杯。
ここまで地面に落ちた白い花びらばかり見てきたので、今日はシロヤシオは無理だとあきらめていただけに、巻かないで峠に上がってよかった。
蕎麦粒山から先は防火帯は消えるが、東京都の水源巡視路になっており、ピークはすべて巻くので非常に歩きやすい。
一杯水避難小屋前のベンチでは雲取方面から来られたソロのお二人が休憩中。
ここで昼食大休止を取り13時30分のバスの間に合うように下山開始。
ヨコズス尾根途中から練馬から来られたソロの男性と山話に花を咲かせながら13時にバス停到着。
バスはほぼ満席、大半が稲村岩尾根を下ってきたハイカーだった。
気温が上がることを懸念したけど、湿度は低く、稜線には常にさわやかな風が吹き表示される気温ほど暑さは感じなかった。
川苔山から先は大部分が新緑の照葉樹林、あきらめていたシロヤシオも仙元峠で見ることができ満足。
何よりも人が少なく静かな山歩きができるのがこのエリアの魅力だろう。
線繋ぎも無事終了し、次は天目背稜の続きの長沢背稜を無性に歩きたくなった。
でもいよいよ梅雨入り間近、次の週末の予報は雨。
もし曇りなら長沢背稜歩こうかな??霧の中の新緑もまた一興だと思う。
6月累計
山行回数 1回
山行日数 1日
合計距離: 21.70km
累積標高(上り): 2195m
累積標高(下り): 1927m
当日は前日と打って変わってしのぎやすい日になりましたね(*^^)v
無事に赤線繋ぎを完了され何よりです。
繋がった線を見ながら、ここはあの時に、そこはこの時・・・と振り返るのも楽しいですね
6月初っ端からのロング+標高差、雨さえなければ今月も1万m?
隊長
週末は猛暑でしたが、エルニーニョの影響で長梅雨冷夏の予報ですね。
根性なしなので、少しでも雨が降れば山行は中止にするので今月は数字は伸びないと思います。
match1128さん
寄居〜本栖湖ですか
歩きましたね。
match1128さんには及びませんが、私の赤線もだいぶ伸びてきました。
もうすぐ大菩薩まで繋がります
珍しくBMWが ってないですね
hamburg
渋描き隊長、ありがとうございます。
まだまだ線を伸ばす余地はありますが、線つなぎばかり意識していたら登りたい山に登れないので、この後はぼちぼち伸ばしてゆきます。
といいつつ今度は奥志賀から朝霧高原までをつなぐという妄想が始まっていますが…
BMWですが、出発前に取ったのはストロボの不調でうまく写っていませんでした。
戻ってきたときは隣に大嫌いなポルシェが止まっていたので、撮影しませんでした。
これからの季節はやっぱり、トマトときゅうりの浅漬けは外せませんね
ツツジもいろんな色が咲いてますねぇ
そして、私もDr.Pepper大好きです
仲間がここに居た(笑)
なかなか売ってないので、見つけると大量買いしてしまいます・・・
とうとう入梅しました
お互い、山に行く日だけは晴れて欲しいですね
雪野さんこんばんは。
同志と書かれているので私も『アホな人たち』の仲間になったのかと思いました。笑
鉄山ホテルでもお話ししましたが、かなりの汗かきなので塩分補給は欠かせません。
ドクターペッパーいいですよね。
あの薬品っぽい味が何とも言えません。
今年はエルニーニョで、長露、冷夏と言われていますが、何とか週末だけはいいお天気になってほしいものです。
やりましたね
ロングお疲れ様でした
キュウリの浅漬け忘れず持って行かなくっちゃ
普段は炭酸飲まないのに夏山では飲みたくなるんですよ
でも・・・ドクッターペッパーは苦手
おかげさまで線がつながりました。
ここからはフリーハンドで登りたい山に登ることにしまっす。
ドクターペッパーは好き嫌いありますよね??
山中では、甘いの飲むと余計にのどが渇くので炭酸水持っています。
雲取山まで行くと言っておきながら、蕎麦粒山で早々に撤退
した、shadow1100です。
(次回はオオカミ少年にならないよう頑張ります)
足場の悪い巻道を歩いている時はいつも思っていたのですが、
やはり、ヨコスズ尾根でも過去には滑落死亡事故が起きていたんですね。
それにしてもmatch1128さんのコース状況の説明は正確で
判り易いですね。参考にさせて頂きます。
またどこかでお会いした時は、宜しくお願いします。
ところで、鳩の巣駐車場ですが「観光客以外の駐車はご遠慮ください」
の看板を見ましたが、ハイキングは許容範囲ですかね?
shadow1100 さん、コメントありがとうございます。
ヨコズス尾根は過去に数件の転落事故が起こっています。
登りではなく下りで事故ってるケースがほとんどのようです。
鳩ノ巣駐車場ですが、観光客限定とされていますが登山者やハイカーはOKのようです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する