狩場山
- GPS
- 07:24
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 1,075m
- 下り
- 1,057m
コースタイム
天候 | 晴れ時々微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
下山後の温泉は寿都温泉ゆべつのゆ、500円でとても立派な施設でとてもいいお湯でした。 |
写真
感想
12月に始まったスキーシーズンも、友人たちから「まだスキーしてるの?」「往生際が悪い!」などと言われ続けて、6月に入りようやく終えることになりました。それでも去年よりは1か月短いのですが…。
今シーズンの〆を飾るにふさわしい山として道南最高峰の狩場山(1,520m)はどうか、とメンバーからの提案がありました。
さっそく先週登られた方から、情報を得るなどして準備を進めましたが、いざ現地に到着し林道から取り付くポイントに雪渓は見当たりません、どうやらこの1週間で完全に消滅したようです。
残った雪渓をつなぎ、途切れた時にはその度にスキーを履く、脱ぐ、担ぐの連続を強いられました。その中でも、先頭でルートを開拓するtigerrさんには、「スキーというものは木の上を歩いたり登ったり、さらには水の中を歩くことができるのだぞ」と黙々と歩く後姿に教えていただき、山スキーって奥が深いなあと改めて思いました。
背丈ほどの笹薮を抜け出しても、今度はジャングルジムのような無数の潅木地帯を縫うように移動し、タイムロスの連続でした。また、沢筋は穴だらけで、メンバーがシール登行中に、大きな音とともに周囲の雪が大規模に陥没したこともありました。 そんな数々の苦労を乗り越えて、大雪渓のベース部に位置する沢筋の源頭に辿り着いた時には、既に12時を回っていました。
ここまで、ほぼ無風だったこともあり執拗にブヨに追い回され、停止するとすぐにたかられてしまうために、休憩ととることもままならない状況でした。
そんな苦行によって消耗させられた体力で、大雪渓の急斜面を登りきることが果たしてできるのか心配でしたが、滑落することもなく長い長い急斜面を登りきることができたのもお互いの助け合いによるものと思います。
そして修行のような苦行の後には、快晴の素晴らしいロケーションの下、山頂直下の急斜面と広大な斜面でのロング滑降は、それまでの苦労を忘れさせてくれるほどの元気を与えてもらいました。とても大変だったけれど、その一つ一つがとても楽しかった「狩場山」今シーズンで最も記憶に残る山行となりました。
なお、来週はまだ大雪渓は十分に残っていると思われますが、そこに辿り着く苦労は一層過酷さを増すものと思われますので、あまりお勧めはいたしません。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
一週間で、どんだけ融けまくったんだか!
でも、大雪渓の滑り堪能で来て良かったです。
沢の雪渓陥没、ビックリですね。
こんばんは、情報ありがとうございました。トラックログも参考にさせていただきました。1日に行っておいて大正解でした、8日だと敗退確実だったと思いました。
大変な山行だったけれど、その大変さもとても楽しい思い出となった充実したツアーでした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する