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記録ID: 458554
全員に公開
山滑走
道南

狩場山

2014年06月01日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:24
距離
9.1km
登り
1,075m
下り
1,057m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

9:30駐車地点出発ー12:00源頭地点到着ー15:00山頂到着ー16:50駐車地点到着
天候 晴れ時々微風
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
北広島を5時30分に出発し札樽道利用し岩内経由で9時過ぎに到着

コース状況/
危険箇所等
下山後の温泉は寿都温泉ゆべつのゆ、500円でとても立派な施設でとてもいいお湯でした。
寿都の海岸通りから見えてきました
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寿都の海岸通りから見えてきました
駐車地点は、先週訪れた方がキャンプ場のちょっと先まで、ということでしたが雪解けは進み、3キロ程度は稼げたと思います
2014年06月01日 09:28撮影 by  SO-01F, Sony
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6/1 9:28
駐車地点は、先週訪れた方がキャンプ場のちょっと先まで、ということでしたが雪解けは進み、3キロ程度は稼げたと思います
さて、スキーを履いて出発です
さて、スキーを履いて出発です
と思ったら、すぐに路面が出て雪が残っているところと消えているところと交互に現れます
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と思ったら、すぐに路面が出て雪が残っているところと消えているところと交互に現れます
しばらくはルートを探してあっちへウロウロ、こっちへウロウロと彷徨います
しばらくはルートを探してあっちへウロウロ、こっちへウロウロと彷徨います
先週の方のルートに合流できました
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先週の方のルートに合流できました
雪渓が途切れ途切れなので、しばしば方向を確認しながら進みます
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雪渓が途切れ途切れなので、しばしば方向を確認しながら進みます
沢の本流からかなり離れた地点でしたが、大きな音とともに陥没、本人よりも周囲のメンバーが驚いていました
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沢の本流からかなり離れた地点でしたが、大きな音とともに陥没、本人よりも周囲のメンバーが驚いていました
本当にジャングルジムをくぐるかのように遅々として進みません
本当にジャングルジムをくぐるかのように遅々として進みません
シートラに切り替えても、木の下をくぐるのに一苦労しました
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シートラに切り替えても、木の下をくぐるのに一苦労しました
やっと開けた源頭ポイントに到着するも、既に2時間半経過し12時になっていました
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やっと開けた源頭ポイントに到着するも、既に2時間半経過し12時になっていました
大雪渓に取り付くも、ブヨに囲まれしっかりと休憩がとれなかったため彷徨った疲労が増幅されそこに暑さが加わり、すぐにバテてしまいます
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大雪渓に取り付くも、ブヨに囲まれしっかりと休憩がとれなかったため彷徨った疲労が増幅されそこに暑さが加わり、すぐにバテてしまいます
消耗が激しいメンバーの板を交代で担ぎながら助け合って登ります
消耗が激しいメンバーの板を交代で担ぎながら助け合って登ります
どこまでも青空が広がります
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どこまでも青空が広がります
今年からの頼もしい相棒
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今年からの頼もしい相棒
急斜面をクリアしやっと元気がでてきましたね
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急斜面をクリアしやっと元気がでてきましたね
もうすぐ山頂です
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もうすぐ山頂です
やっと山頂に到着、15:00
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やっと山頂に到着、15:00
フンモナイ岳
素晴らしい眺めが広がります
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素晴らしい眺めが広がります
オコツナイ岳方面
オコツナイ岳方面
海岸線もきれいに見えます
海岸線もきれいに見えます
ずっといたいけれど時間もおしているので帰りましょう
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ずっといたいけれど時間もおしているので帰りましょう
半ば放心状態で帰り支度、いつもはここではしゃぐ所ですが、疲労のためみんな静かです。食欲もなく無口な面々です
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半ば放心状態で帰り支度、いつもはここではしゃぐ所ですが、疲労のためみんな静かです。食欲もなく無口な面々です
それでもいつもの…
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それでもいつもの…
遠くに羊蹄山が見えます
遠くに羊蹄山が見えます
さあいよいよ滑って降ります
さあいよいよ滑って降ります
表面はかなりデコボコですが、滑走性の良いザラメです
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表面はかなりデコボコですが、滑走性の良いザラメです
滑るとなると急速に元気が回復します
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滑るとなると急速に元気が回復します
このとおり登る時は滑落を恐れて腰が引けていたメンバーも滑りは攻めています
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このとおり登る時は滑落を恐れて腰が引けていたメンバーも滑りは攻めています
3人が小さく点在し斜面の大きさがわかります
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3人が小さく点在し斜面の大きさがわかります
あちらも滑ってみたかったですね
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あちらも滑ってみたかったですね
山菜を取っているのではなく、行く手を川に阻まれ斜面を登っているところです
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山菜を取っているのではなく、行く手を川に阻まれ斜面を登っているところです
また来るよ、来れるかな?
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また来るよ、来れるかな?
いつ落ちるか判らないスノーブリッジを恐る恐る渉ります
いつ落ちるか判らないスノーブリッジを恐る恐る渉ります
約7時間山の中を彷徨い、無事下山し意気揚々と車に戻るメンバー
約7時間山の中を彷徨い、無事下山し意気揚々と車に戻るメンバー
温泉に入り帰路に向かうとすぐにサンセット、自宅に到着したのは10時半を過ぎていました
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温泉に入り帰路に向かうとすぐにサンセット、自宅に到着したのは10時半を過ぎていました
撮影機器:

感想

12月に始まったスキーシーズンも、友人たちから「まだスキーしてるの?」「往生際が悪い!」などと言われ続けて、6月に入りようやく終えることになりました。それでも去年よりは1か月短いのですが…。

今シーズンの〆を飾るにふさわしい山として道南最高峰の狩場山(1,520m)はどうか、とメンバーからの提案がありました。
さっそく先週登られた方から、情報を得るなどして準備を進めましたが、いざ現地に到着し林道から取り付くポイントに雪渓は見当たりません、どうやらこの1週間で完全に消滅したようです。

 残った雪渓をつなぎ、途切れた時にはその度にスキーを履く、脱ぐ、担ぐの連続を強いられました。その中でも、先頭でルートを開拓するtigerrさんには、「スキーというものは木の上を歩いたり登ったり、さらには水の中を歩くことができるのだぞ」と黙々と歩く後姿に教えていただき、山スキーって奥が深いなあと改めて思いました。
 背丈ほどの笹薮を抜け出しても、今度はジャングルジムのような無数の潅木地帯を縫うように移動し、タイムロスの連続でした。また、沢筋は穴だらけで、メンバーがシール登行中に、大きな音とともに周囲の雪が大規模に陥没したこともありました。 そんな数々の苦労を乗り越えて、大雪渓のベース部に位置する沢筋の源頭に辿り着いた時には、既に12時を回っていました。
 ここまで、ほぼ無風だったこともあり執拗にブヨに追い回され、停止するとすぐにたかられてしまうために、休憩ととることもままならない状況でした。
 そんな苦行によって消耗させられた体力で、大雪渓の急斜面を登りきることが果たしてできるのか心配でしたが、滑落することもなく長い長い急斜面を登りきることができたのもお互いの助け合いによるものと思います。

 そして修行のような苦行の後には、快晴の素晴らしいロケーションの下、山頂直下の急斜面と広大な斜面でのロング滑降は、それまでの苦労を忘れさせてくれるほどの元気を与えてもらいました。とても大変だったけれど、その一つ一つがとても楽しかった「狩場山」今シーズンで最も記憶に残る山行となりました。
 なお、来週はまだ大雪渓は十分に残っていると思われますが、そこに辿り着く苦労は一層過酷さを増すものと思われますので、あまりお勧めはいたしません。



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コメント

雪、少ない!
一週間で、どんだけ融けまくったんだか!
でも、大雪渓の滑り堪能で来て良かったです。
沢の雪渓陥没、ビックリですね。
2014/6/3 8:40
marikkaさん
こんばんは、情報ありがとうございました。トラックログも参考にさせていただきました。1日に行っておいて大正解でした、8日だと敗退確実だったと思いました。
大変な山行だったけれど、その大変さもとても楽しい思い出となった充実したツアーでした。
2014/6/4 0:47
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