八ケ岳

2013年08月15日(木) ~ 2013年08月16日(金)

• GPS: 32:00
• 距離: 16.1km
• 登り: 1,470m
• 下り: 1,470m

コースタイム

8/15 行程（1）
　稲子湯出発―しらびそ小屋―中山峠―東天狗山―根石岳―夏沢峠―硫黄岳
　所要（分）　　120 120 90 45 70 60
到着 4:00 6:00　　　 8:20　 　10:10　10:55 12:05　　14:00　
出発 6:20　　 8:40 10:20 11:00 13:00 14:20

―　夏沢峠―本沢温泉
所要（分）　40 40
到着 　 15:00 15:50
　出発 15:10



8/16　本沢温泉出発―稲子湯（入湯）―11：30出発―小金井15時着
　　　　8時　　　　　10:30

写真

装備

個人装備

ヘッドランプ

2

予備電池

1

1/25,000地形図

ガイド地図

1

DIY-GPS

コンパス

笛

筆記具

保険証

飲料

ティッシュ

1

三角巾

バンドエイド

1

タオル

2

携帯電話

1

計画書

雨具

1

防寒着

1

ストック

1

水筒

1

時計

1

非常食

1

共同装備

ツェルト

ファーストエイドキット

医薬品

1

カメラ

1

ビデオカメラ

車

感想

k-tomi

黒百合ヒュッテから東天狗は岩がごろごろしており、非常に登りにくかった。1/3位登ったところで、下山者とすれ違ったら、まだまだこれから大変なので、ここから戻って中山峠から登りなおしたほうが楽だと言われた。

　しかし40年前登った時の記憶からそれほど大変だと思わなかったので、そのまま登り続けた。確かに昔に比べ格段に疲れたが、引き返すほどのことはなかった。ただし今年で還暦を迎える年には勝てないと認識した。大きな岩の上でバランスを崩すことが度々あり、もっと急斜面なら危険だなと実感した。

　昼前に東天狗山頂に到着し休憩しようと時、急に暗くなり遠雷が聞こえ始めた。尾根上にいることは危険なため、根石岳の山小屋まで急いだ。途中息子のキャラバンシューズの底が剥がれまともに歩けなくなりあせりました。根石小屋で1時間ほど休憩すると天候も回復し山小屋の方に靴の応急修理をお願いし何とか歩けるようになったので、行程を変更し硫黄岳はあきらめ夏沢峠経由で本沢温泉まで下山しました。

　40年前は10k以上の荷物を背負って登ったが、重い荷物は息子（24歳）に持ってもらい私は6k程度。それでも登りはきつくシラビソ小屋から中山峠は昔同様きつかった。黒百合ヒュッテは昔夏場にミニコンサートなどをやっていたが今はそのような企画はないようでした。小屋で昔と変わっていないのはシラビソ小屋くらいでしょうか。小屋の方は最近は40年ぶりや50年ぶりに来たという登山客が多いとのこと。40年前はシラビソにとまり硫黄岳ー赤岳と縦走し美濃戸に下山しましたが、やはり今は今回くらいが限界のようです。筋力もさることながら膝の痛みが二日目からひどくなり、下山後も2日くらい痛みが消えませんでした。

　本沢温泉では近くの野天風呂と山小屋の内湯に入る。内湯では外人が一人で入っていたのでどこから来たのか尋ねてみるとイタリア人とのこと。日本語を結構しゃべるので聞いてみると奥さんが日本人とのこと。イタリアの登山靴メーカーに勤めて今は日本のオフィスで靴の設計に携わっているとのことでした。なかなか楽しい会話でした。

　また根石岳から夏沢峠の下山では、60歳位と思われる女性の1人方と一緒に下山しいろいろ話ができて面白かった。若いころは北アルプスや南アルプスにも行ったとのこと。男の人のほうが高所恐怖症が多いと言っておられた。私など八ケ岳が精一杯なので、なるほどそうなのかなと思わず納得してしまった。今は膝に人工関節を挿入しているとのことで、スピードは遅かったがしっかりとした足取りで歩かれており、びっくりしました。

翌日稲子湯に下山しましたが、あと1kmくらいで応急修理の靴底がまた剥がれましたが、何とか下山できました。10年位前に購入しほとんど履かなかったキャラバンシューズだったので、外見上はまったく問題なかったのですが、どんな靴でも数年が限度と聞き認識を新たにしました。以前使用していたスカルパの登山靴は15年くらい使用してもまったく問題なかったので、まったく心配していませんでしたが安い靴は特に耐久性がないのかもしれません。

　それにしても10年というのは使用の如何を問わず一般的には耐用限界を超えているようです。この経験を活かし現在使用しているスカルパのミラージュは5年目に入りますが、靴底の交換をしました。3万円以上の靴は、1回くらい靴底を交換して使用したほうがコスト的に有利なようです。