静かに包む青い霧 塔ノ岳


- GPS
- 08:32
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,292m
- 下り
- 1,290m
コースタイム
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 8:32
天候 | 曇とガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
大倉BS~渋沢駅 |
写真
感想
土日で行こうと玄関先にザックを構えていた。早朝の天気をチェック、雨模様で山行中止。月曜日いくらか天気は良い方であった。イザ出発。
8月は15日頃の台風の影響もあって、高山でも暴風雨に見舞われた。ルート変更や撤退を余儀なくされたレコを多く散見された。まだまだ夏山本番という時期、秋雨前線の予報も出てきている。天気の異変は当分続きそうだ。
前回の燕岳の散々たる結果に気持ちが落ちていた。そこで、バカ尾根を登ることで自信の体力・気力を試してみようと塔ノ岳に行くことにした。実に6年振りの塔ノ岳である。ほぼイメージ通りの山行であった。堀立の家までは通常登山、そこから急登のバカ尾根というイメージだった。確かに間違えはなかったが、駒止小屋から堀立の家までは、途中、平坦な道もあって歩き良かったものの、やはり急坂も処々に出くわし難儀する。堀立の家までほぼ2時間、休憩を取る。登山者は平日でもあり、10人程度の方とであった。さて、ここから本番のバカ尾根である。木道、板道、ガレ場を直登する。花立山荘までの1時間の心棒である。腰の曲がったご老人が登っていたが、ついぞこの先でもお会いすることはなかった。空は、真っ白で景色は見渡せない。一瞬、蛭が岳が見えた。ブナ樹林帯に時折、陽が差し込む。緑が眩しく元気をもらう。木段の登りは、段差が歩幅に合わない。1段1歩で脚のタイミングでは登れない。6年前にこれほど木道があっただろうか。新しく整備したのだろうか。歩き易くもあり、歩きにくい面もあった。花立山荘に到着。美味そうなメニューが並んでいる。かき氷は今でも定番のようだ。そのメニューを横目でにらんで最後の上りに挑戦する。金冷やしまでも直登が続く。以前来た時も、金冷やしから山頂までの0.7kmは今回も長く感じた。一気に山頂を目指す。雨が降り出す気配はなく、花立山荘から樹林帯を抜けるため晴れていれば酷暑ロードである。13時前に山頂を踏んだ。タイムは前回とほぼ同じだった。山頂には6名ほどの登山者がいた。おじさんに写真を頼んだところ、「待って」と言われ待っていたら、おじさんはそのまま下山してしまった。なんと後味悪い気分。若いカップルさんは快く応じてくれた。二宮から来られた地元さん。先週、富士山を登ったと話されていた。暫し休憩タイム。山頂は珍しく風もなく、寒くもまく心地よい気持ちである。たっぷりと休んで、今度はバカ尾根の下山だ。休憩は2時間を下山した。同じ、板道、木道を下る。登るよりもステップよろしく軽快に下った。すぐに、花立山荘、ここは休まずスルー、段差のある木段は一歩でズシン、ズシンとくるが、ほとんどは気持ちよく下ることができた。気づくと堀立の家に到着。ここもスルーで先を往く。遠くで雷鳴が聞こえたが雨には降られなかった。2時間過ぎて見晴小屋に到着。ここで小休止。あと2kmくらいか。さてとラストランである。歩きにくい石畳の上を下る。私はサメたいぷか。サメは泳いでいないと死んでしまう。私も遣り甲斐や達成感がなければ死んでしまう。塔ノ岳は十分にその遣り甲斐や達成感を味わえた。
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