大山
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 984m
- 下り
- 978m
コースタイム
- 山行
- 4:09
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 5:06
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
久しぶりの遠征をと北アルプスを予定していたのだが、どうも天気が良くなさそうだ。
山の天気を調べてみると、どの方面も軒並み荒れそうな予報が並んでいて、つらいところ。
やっと見つけた晴れ予報の大山に勇んでやってきた。
・・・なんて書き方だとどこでもいいのかと思われてしまいそうだが、実はどこでもいいのだ。 自分で決めたところなら必ず楽しい。
のんびり夜中のドライブで現地到着は3時ごろ。
一眠りして5時前に目を覚ますとしとしと雨が降っている。
しばらく待てば止むものと深く考えもせずもう一眠り。
1時間ほどで止んだのを確かめて出発。
予定よりは少々遅いが今日は大丈夫。
夏山登山道は登山口から山頂部までをほぼ一気に登る。
足の衰えを痛感しながらゆっくりと歩き、追いつかれればさっさと脇へ。
自分のペースをとりあえず信じて体力の無駄遣いはしない。
6合目の避難小屋に着くと、思いもよらぬ人の多さに驚いて、そこで初めて今日が日曜日だったことを思い出す。
日帰りの行程で日曜日というのはほとんどないので、混んだ山のイメージがあまり持てない。
それぞれに楽しそうな人たちを見るのは嫌いではないが、時節柄長居は無用。
パンを腹に入れたら早々に歩き出す。
足はやはり無理がきかないので、小刻みに立ち止まって小休止を入れながらの登り。
最近の体調のせいで足に痛みが出がちなもので、薬の助けも借りて今日歩いている。
幸いそちらの方は今日は大丈夫そう。
急登を過ぎ、山頂部の木道を辿り、ガスの中から避難小屋の建物が浮かび上がった。
相変わらず四方は真っ白だが、上空を見上げるとかなりの風でガスが飛ばされているのが見える。
濃い青空が広がる一瞬も繰り返しあって、そのたびに歓声が沸く。
このガスは昼にかけて消えていくような予感はしている。
予報では晴れだし、しばらく待ってみる価値はありそうだ。
この時山頂に居た数十人はたぶん同じ予想をしていて、早々に下りる人はあまりいない。
むしろ次々に登頂するハイカーで山頂はかなりにぎやかになっている。
ガスが飛んで下界まで見渡せる回数も増えてきていた。
空の青さと、こちらに向かってすっ飛んでくるガスの白さが気持ちいい。
これが今日の山の表情と心に刻んだら、後続者にスペースを譲って歩き出す。
往路の夏山コースではなく、行者谷へ廻ろうと分岐を右にとって下ることにした。
相当下った先で、 前を歩く男性が突然振り返って話しかけてきた。
どうやら登りに歩いた夏道を下るつもりがさっきの分岐でこちらに曲がってしまい、分からなくなっているようだった。
地図を持っているか尋ねると持っていないという。
登山自体初めてらしい。
経験者を含むグループで登りだしたが途中で体調を崩し、6合目の避難小屋で一人残って下りだしたということだ。
回復している様子でそこは問題なさそうだが、未経験のメンバーを一人残すことがどれだけ危険なことか、この人を責めることではないことだが、少し話をさせてもらった。
普段の生活では何でもないささいなことで事故は起こってしまうこと。
山を楽しむために、危険を避ける必要と責任がそれぞれにあること。
危険を避けるための作業(地図読み、プランニングetc.)が、実はとても楽しいこと。
ちょうど山頂部で遭難事故があって、ヘリが飛んだりレスキューが動いているのを見ていたので、リアルな話として聞いてもらえた。
行者谷から少し寄り道を予定していたが、そのままこの方と下山することにして、あれこれ会話も弾みながらの下りだった。
ちょっと不安な時間を過ごしたであろうこの方が、また山を歩きたいとおっしゃったのが嬉しかった。
ボリュームはなかったけれど、今回もまた思いがけない出会いによって気づかされることがあった。
山を下りた後の寄り道と合わせ、たっぷりと肥料をもらった植木の気分だ。
大山綺麗ですね日本海も良い!
山に入れば様々な方とすれ違いますが、良い人と出会えると山の印象も素晴らしいものになりますね
その方は下山時の心許無い時にmonさんにアシストしていただけて良い山行きになられたと思われます
数年前に蒜山高原で宿泊をしたことがあります
大山の麓の秋をちょっぴり散策をしました
ジンギスカンが美味しかったので、また、行きたくなりました
砂の美術館のエジプト展はまさにイメージ通り
迫力満点ですね
この日は全国的に天気が悪い中、大仙の晴れ予報を頼りに遠方から来られた方が多かったです。
駐車場で眺めると、関東から九州まで!
ご縁があって話ができた人には、やはり山を好きになってもらいたいと思います。
山と向き合い、いい付き合いをするために、最低限の準備は必要です。
その上で少しずつ経験が加わり、できることも増えてきます。
今回出会った方にも、その時その時の過程を楽しんでほしいものです。
砂の美術館は、毎年テーマを変えて展示を行い、期間が終わると元の砂に戻して次回の制作に使うとのことです。
水を加えて固めるだけなので何度でも作品に変われる。
制作者の力の入り方がなんとなく理解できるようです。
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