パノラマ台から石割山〜山伏峠〜明神山 周回
- GPS
- 08:34
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,140m
- 下り
- 1,128m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◎パノラマ台駐車場 富士山の眺望スポットのため深夜から早朝にかけては富士山の夜間撮影や日の出の写真を撮るカメラマンの車で一杯になる。 14日はパノラマ台に午前3時ごろに到着したが、満月の晴天ということもあり1台分の空きスペースしかなく、うまく滑り込んだ。 下山時もほぼ満車だった。 ◎パノラマ台〜石割山 石割山への登山口を間違えヤブ漕ぎの末平尾山へ登ったため正規の登山ルートの状況はわからない。 平尾山〜石割山は東海自然歩道で道は明瞭だが石割山手前はトラロープが設置された急坂が続くため、下りに使う際は注意が必要。。 富士山の眺望は石割山よりも平尾山の方が格段に良かった。 ◎石割山〜山伏峠 東海自然歩道となっており迷うようなヶ所はないが、山と高原の地図にも記載されているように崩落個所が何ヶ所かあり注意が必要。 石割山〜石割山分岐の間は一部笹がうるさく蜘蛛の巣がひどかった。夏場はあまり歩かれていないようだ。 石割山分岐〜山伏峠の下りはトラロープの急坂が続き、雨後のためか登山道は滑りやすく下りにくかった。 ◎山伏峠〜鉄砲木ノ頭(明神山) 東海自然歩道となっておりコースを通じてブナの新緑が素晴らしい。 大棚ノ頭〜富士岬平に鎖場が一ヶ所あるが特に危険というほどではない。 この区間も蜘蛛の巣が多く、夏場はあまり歩かれていないようだ。 高指山〜鉄砲木ノ頭(明神山)は道幅も広く今回のコースの中では登山者も多かった。 鉄砲木ノ頭手前はコバイケイソウの大群落となっており、6月後半ごろに開花を迎える模様。 富士岬平、高指山、鉄砲木ノ頭が展望地となっているが、鉄砲木ノ頭はほぼ360度のパノラマで今回のコースの中では最も展望が優れた場所だった。 地図やガイドブックでは鉄砲木ノ頭(明神山)となっているが、現地の標識は明神山と記されている。 |
写真
感想
本来14日は上日川峠〜笹子駅までのロングコースを歩く予定だったが、嫁さんが勤め先の会議のため残業を余儀なくされ、睡眠を十分にとれないということで急きょパノラマ台〜石割山〜山伏峠〜鉄砲木ノ頭の周回コースに変更した。
14日午前1時に起きて1時半に自宅を出立。中央道〜富士五湖道路を経由して午前3時前にパノラマ台に到着した。
パノラマ台は富士山の眺望ポイントで写真家の人気が高く、おりしも好天の満月ということで駐車場はほぼいっぱい、わずかに空いたスペースに何とか車を止めることができた。
この日も夏日の予報だがさすがに標高1000メートルを超えるパノラマ台、出発時の気温は6度で吐く息は白かったが私は半袖シャツ1枚でスタート。一方嫁さんは厚手の手袋装備…
いったん国道413号に下り平野から石割山ハイキングコース入口に向かうが、ここでミスを犯し正規ルートより一本手前の道を左折。
途中で間違いに気付いたけど、国土地理院地形図を見ると間違えたルートが山道として記載されており、そのまま進んでも本来ルートに復帰可能と判断して直進した。
ところが途中でトレースが消えてしまい、さらに現在位置確認の際に尾根を一つ取り違えてしまい猛烈な藪に突入。
定石ならばここは当然引き返すべきなのだが、頭上の平尾山の位置が目視で確認できたので、そのまま強引に藪を突破して無事に平尾山に到着。
ただ半袖が裏目に出て、密生する野バラのトゲで両腕は切傷だらけ、嫁にはさんざん嫌味を言われた。
でも平尾山からの富士山の眺めは最高。藪漕ぎで苦労した分素晴らしい眺めの感動は大きい。
石割山も富士山の眺めはいいが、平尾山に比べるとやや見劣りするか?
石割山から先は東海自然歩道となるが、一部笹がうるさく蜘蛛の巣が鬱陶しい。
御正体山への道を分け、いったん山伏峠へ下るが、前日の雨の影響か滑りやすい急坂で歩きにくかった。
大棚ノ頭から先はブナの森が続く。新緑は美しいんだが、富士岬平まではやはり蜘蛛の巣が多く気分的にはいまいち乗り切れない。
富士岬平で展望は開けるが富士山には雲がかかり頭は隠れてしまった。次の高指山はカヤトの草原で絶好の休憩ポイントで食事休憩。
ここで平野から上がって来られたご夫婦と遭遇、今日初めて人と会った。
高指山からは道も広くなりプロムナードの様相となる。何よりも蜘蛛の巣が少なくなったのがうれしい。
陽が高くなり気温も上がるが空気が乾いているうえに稜線は風が通り蒸し暑さは感じない。
ただ、睡眠不足の嫁が、夢遊病者のようにふらふらと、もしかしたら寝ながら歩いているといったありさまで急激にピッチが落ちる。
何とか到着した鉄砲木の頭はこのコース随一の展望台で富士山はもとより、丹沢、御坂、さらには遠く南アルプスも一望できるが、富士山の上半身はすっかり雲の中に隠れてしまった。
地図やガイドブックでは鉄砲木ノ頭(明神山)と表記されているが現地の標識には明神山と書かれている。
ちなみに山頂には明神山の由来となった山中諏訪神社奥宮が祀られている。
最後は視界の開けたカヤトの原を下りスタート地点のパノラマ台へ無事帰着。
朝は写真家の車で一杯だったが、この時間は観光客やハイカーの車で埋まっており人気の駐車場のようだ。
この日の最大のエポックはやはり出だしの道間違い。
読図や方向感覚には自信があり、これまで道を間違えることなど一度もなかったのだが、これが過信となり油断を招いたのかもしれない。
もっと奥深い山なら命取り。心してかかりたい。
一方で、本来登るはずのなかった平尾山の眺望が石割山よりも優れていたのは結果オーライ。
夏日の予報で気温の上昇を覚悟したが、湿度が低く稜線には心地よい風が通り体力を大きく消耗することはなかった。ただ、蜘蛛の巣が酷くいまいちテンションが上がらなかった。
笹や草がうるさい個所もあり、蜘蛛の巣とともにやはりこの程度の標高の山を夏場に登るのはちょっと厳しいか??
日曜日は嫁さん所用で、ソロで竜ヶ岳に登るつもりだったが、土曜日夜からついうっかりとルマン24時間をJスポーツで見てしまい朝まで徹夜観戦。
日曜日は山よりもサッカーをとったという人は多いようだが、車好きの我が家は山よりもルマンをとったという形になった。
中盤までトヨタがトップを守り、今年こそは・・・と思い始めた、レースも残り4分の1というところで惜しくもリタイア…。
サッカー同様残念な結果に。
さて来週は天気が良ければ、本来今週登るはずだった上日川峠から笹子駅までのロングコースを歩く予定。
予定通りに行けば黒岳から湯ノ沢峠あたりで富嶽12景めぐりの渋描き隊長御一行とランデブーできるはずだがお天気はいかに??
6月累計
山行回数 2回
山行日数 2日
合計距離: 40.3km
累積標高(上り): 3202m
累積標高(下り): 2902m
コメント
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こんにちわ。tsu-pmです。
いつも、楽しくレコ拝見させていただいています。
matchさんが間違われたところって、国道からの左折箇所じゃないでしょうか。そういえば、先日、石割山へ行ったとき、「あれ、ここかな?」と思ったところがあります。指導票もないので、さらに進むと神社(国道沿いに)があって、そこに指導票がありました。でも、平尾山のほうがのんびりできる雰囲気ですよね。
来週は、大菩薩、大縦走ですね。私は鳳凰あたりを考えていますが、天気がどうでしょうね。
それでは。
tsu-pmさん、コメントありがとうございます。
道を間違えたのは仰る通りのところです。
平野の交差点を曲がり、神社の次の車道を左折と思い込んでいたので、一つ手前を曲がってしまいました。
50メートルほど先にもう一つ道があるのは見えたのですが、それはてっきり石割の湯に行く道だと決め込んでしまいました。
トレースが消えたところで、右の尾根に登れば平尾山の先に続く登山道があるのはわかったんですが、ここで茶目っ気を出して山と高原の地図の破線ルートで平尾山に登ってやろうと左の尾根に登ったのが運の尽き。
この尾根は破線ルートの一つ手前の尾根で道は全くなく猛烈な藪でした。
ただ登り切れば平尾山に着くのはわかったので強引に突き進みました。
そもそも山中じゃなく市街地で道を間違えていたわけで、間抜けなことこの上なしです。
この時期の鳳凰は晴れれば雪が残る北岳の眺めがすばらしいでしょうね??
いまのところ週末は曇りから雨の予報ですが、何とか晴れるよう願っております。
match1128さん
パノラマ台 で行ったことがあります。
雪のある時期だったのですが、明神峠〜三国峠間だけが除雪されてなく、この区間は神奈川県だからかと思った記憶があります。
きれいですね。
静岡側からは曇で見えませんでした。
hamburg
渋描き隊長、コメントありがとうございます。
確かに三国峠から明神峠だけは神奈川県で、この区間だけセンターラインがないちょっと狭い道ですね。
縦割り行政の弊害でしょうか?
富士山がきれいに見えたのは7時ごろまでで、そのあとは雲がかかり、9時には頭は見えなくなりました。
静岡側からでも朝の7時ごろまではきれいに見えたはずです。
ここんにちは
まさに、絵葉書のような富士山ですね
早立ちしないと得られない絵ですね。想定外の藪漕ぎのあとだっただけに、その美しさは感動ものだったと思います。
道間違えは誰にでもあることだと思います。 match1128 さんの登山歴や登山日数から、初めてというのは極端に少ないほうだと思います。私なんか先日も、林道を左右逆に下ってしまいました
累積高低差も距離も結構ありましたね、次回は今回以上ですか?
私も、もう少し頑張らねば。
mtkenさん、コメントありがとうございます。
夏場はどうしても昼には雲があがってきます。
我が家が暗いうちからの早立ちにこだわるのは、私が暑さに弱いということもありますが、早く登れば登るほど、いい眺めに遭遇できる確率が高くなるという面も大きいと思います。
今度の道間違いは山に入る以前の市街地での間違いですから、間抜けなことこの上なしです。
今回は強引に稜線まで上がりましたが、本当は間違えたと気づいた時点で引き返すべきだったと思います。
来週はAB両プランともロングコースですが、大菩薩よりも天祖の方がハードなコースかもしれません。
いまの予報ではBプランになりそうな雲行きです。
matchさん、いつもすごい縦走感激しております。
「玉子かけ風」だったんですね。次回試させていただきます
yooman さんこんばんは
皆さんに比べたら大したことない距離です。
近所のセブンの棚から『オムすび』が消えちゃったんですよ、6月になって商品構成変えたのかな??
『玉子かけ風』は嫁さんのお薦めです。
御飯にしょうゆ味が効いていて、中に半熟の卵の黄身が入っています。
周回コースに変更しても結構ロングですね・・・。
それにやっぱり早い出発でしたね。
でも、あんなに綺麗な富士山が見られるのは、早起きのご褒美ですね。
私の山行は、ほぼ隔週なので、今週末は行かない予定ですが、天気が良いといいですね。
hikeさん、こんばんは
富士山がきれいに見えたのは8時ごろまでだったので、早起きした甲斐がありました。
週末はダメっぽい予報ですねー、曇りなら日原から長沢背稜を歩こうと思います
拙者は石割山から平尾山への周回コースを歩いたことがあるだけですが、確かに平尾山の方が尾根の先端にいるようで景色が好かったのを覚えています。
もっとも曇りがかった日で、富士山はちょこっと見えていただけですが。
「両手を腰に、片足を半歩前に」の決めポーズ。
「見本」より「しっくりこない」方に拍手が多いようですが・・・。
判官贔屓でしょうか
それとも撮影角度の違いに拠る動線の違いからでしょうか?
隊長
隊長こんばんは。
平尾山の西にある大平山の眺望が一番いいんでしょうね。
同じ富士周りの山でも、山中湖周辺は御坂あたりとはまた違う眺めで新鮮です。
嫁がしっくりこないのは、踏みだした足が軸足よりも低くなっているのと、腕をつき出す角度が上を向きすぎているからだと思います。
票が私よりも多いのは「しっくりこない」という私のコメント効果でしょう。笑
まっちさん、こんばんは
富士山、近いですねぇ
この距離で見てみたいです
私も土曜は、富士山の見える場所に居ましたが、遠かった・・・
しかも頭を隠してた・・・
日曜は見えたけど、やっぱ遠かった
最後の草原、きれいですね
ここで昼寝したいなぁ
雪野さん、こんばんは。
富士山が見えるところにいらっしゃったんですね。
土曜日は頭の先まできれいに見えたのは7時半ごろまででしたが、変態早出登山のおかげでうまく拝むことができました。
草原ですが、写真で見ると気持ちよさそうですが、この時期は油断するとあっという間にハエが群がってきます。
昼寝するなら秋がお勧めです。
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