【利尻山】☆旅×山☆凛々しい最北の百名山へ

2022年09月09日(金) ~ 2022年09月11日(日)

• GPS: 10:29
• 距離: 20.3km
• 登り: 1,835m
• 下り: 1,850m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:24
• 休憩: 1:35
• 合計: 8:59

距離 17.0km 登り 1,736m 下り 1,740m

4:29 利尻島ファミリーキャンプ場ゆ〜に
5:04 5:05 利尻山北麓野営場
5:15 5:19 甘露泉
5:21 利尻山−ポン山 分岐
5:48 四合目
6:15 6:16 五合目
6:34 6:43 六合目
7:01 7:02 七合目
7:41 7:50 長官山
8:02 利尻岳山小屋
8:27 8:33 九合目
8:54 8:55 沓形分岐
9:09 9:32 利尻山北峰
9:48 沓形分岐
10:07 10:18 九合目
10:38 10:39 利尻岳山小屋
10:48 10:57 長官山
11:26 11:27 七合目
11:38 11:46 六合目
11:59 五合目
12:19 四合目
12:40 利尻山−ポン山 分岐
12:43 甘露泉
12:52 13:02 利尻山北麓野営場
13:28 利尻島ファミリーキャンプ場ゆ〜に

2日目

• 山行: 0:57
• 休憩: 0:32
• 合計: 1:29

距離 3.3km 登り 112m 下り 113m

4:20 利尻島ファミリーキャンプ場ゆ〜に
4:37 4:38 ペンション ヘラさんの家
4:51 5:22 ペシ岬展望台
5:24 ぺシ岬
5:48 利尻富士温泉
5:49 利尻島ファミリーキャンプ場ゆーに

天候

1日目　曇りのち晴れ
2日目　晴れときどき霧
3日目　晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 船 飛行機

《往路》
羽田空港10:45発　ANA571便　稚内空港12:35着
バスでノシャップ岬など観光
稚内港16:40発　ハートランドフェリー　鴛泊港（利尻島）18:20着
徒歩（約20分）でファミリーキャンプ場ゆーに

《復路》
利尻空港14:25発　ANA4930便　新千歳空港15:20着（乗り継ぎ）18:00発　ANA4732便　羽田空港19:35着

コース状況／危険箇所等

鴛泊コース：登山口〜9合目までは急登も少なく歩きやすい登山道
9合目〜山頂は切れ落ちたヤセ尾根やザレた急登もあり、特に下りはスリップしやすいので注意
標準コースタイムが9時間超なので、早出が望ましい
コース中にトイレはないので、携帯トイレを持参し、携帯トイレブースを使用します（自分は持参したけど使用せず）

その他周辺情報

利尻島ファミリーキャンプ場ゆーに：１泊520円（予約不要）受付14時〜19時
受付の時間内は外に出店が立ち、生ビール、つまみ、ホタテの磯焼、お弁当などが購入できます。キャンプ場トイレ内に電源タップがあり充電可能。芝生の上で快適ですが、外灯が夜中も点いているので、テント張る場所によっては寝るには明るくて気になります。

利尻富士温泉：500円　正午〜21時
キャンプ場ゆーにの道を挟んで反対側にあり。コインランドリー完備（洗濯機300円、乾燥機30分200円）

セイコーマート利尻店：7時〜23時
北海道の誇るコンビニ・セイコマ。弁当、行動食、お酒などからアルファ米、携帯トイレなどの登山用品までいろいろ揃います。

写真

9/9 12:04

久々の北海道　飛行機で一路稚内へ
上空から支笏湖、洞爺湖が見える

9/9 13:21

日本最北端の稚内駅
以前来た時と駅舎が変わり、近代的になっていました

9/9 14:11

バスに乗ってノシャップ岬へ
お昼もだいぶ過ぎているので、観光の前に昼食

9/9 13:56

旅の始まりから豪勢な食事
ウニ、いくら、ホタテ、たこの4色丼

9/9 14:20

ノシャップ岬
これから渡る利尻島も良く見えてます

9/9 14:28

岬に立つ灯台は日本で2番目の高さだそう

9/9 15:04

北海道遺産にもなっている防波堤ドーム
昔はここからサハリン（樺太）への航路があったそうです

9/9 16:44

稚内からフェリーに乗り利尻島へ
フェリーに乗るとぐっと旅感が増します

9/9 17:51

礼文島へ陽が沈む

9/9 17:53

いよいよ利尻が近づいてきた

9/9 18:11

稚内で行動食を購入
北海道のお菓子を集めました

9/9 18:27

黄昏の利尻島に到着

9/9 18:44

港から20分ほど歩いて、今夜のキャンプ地へ
テントを張ってから夕食や飲み物などの買い出しに行き、明日に備えます

9/10 4:35

2日目
薄暗いうちに出発
北麓野営場の登山口までは車道歩き

9/10 5:03

登山口に到着
利尻山山頂が見えてます
あそこまで登るのか〜

9/10 5:12

甘露泉水までは整備された道

9/10 5:16

甘露泉水で水を補給
冷えていておいしかったです

9/10 5:20

ほとんど登っていないのにもう3合目？
ここから本格的な登山道が始まります

9/10 5:50

樹林帯を緩やかに登っていきます

9/10 6:10

少しずつ樹木もなくなってきて、展望が開そうな予感

9/10 6:42

6合目の第一見晴台

9/10 6:35

見晴台からは礼文島や出発地の鴛泊が良く見えます

9/10 6:48

長い行程なので、途中数カ所に携帯トイレブースが設置されています
携帯トイレは麓のセイコーマートでも売ってました

9/10 6:59

9月に入って、北の山は秋の気配

9/10 7:01

胸突き八丁ってことは、ここから急登ですかね

9/10 7:10

まあまあ急ですが、思っていたよりもしんどくない

9/10 7:26

ずいぶんと礼文島がしっかりと見えてきて、鴛泊の町は遠くなりました

9/10 7:41

8合目　長官山
8合目というわりには、まだまだ山頂は先で、ここからが長い

9/10 7:49

いつまでも見ていたくなるほど凛々しい姿です

9/10 8:02

利尻岳小屋
基本的に宿泊はNGらしいです

9/10 8:02

中は意外と綺麗で、泊まる人も結構いそう

9/10 8:15

だいぶ山頂が近づいてきた感じです

9/10 8:15

先ほど歩いてきた長官山と利尻岳小屋

9/10 8:32

いよいよラスト1合

9/10 8:45

ここからが大きな岩があったり

9/10 8:53

ザレた急登だったりで大変です

9/10 8:59

モグラたたきのような登山道
見た目より歩きやすくて、なかなか良いアイデアです

9/10 9:07

頂上の祠が見えてきました
あと少し

9/10 9:09

最北の百名山、利尻山に登頂

9/10 9:23

珍しく記念撮影をしていただきました

9/10 9:13

真っ青な海に浮かぶ礼文島
そして鴛泊の町

9/10 9:13

南峰とロウソク岩
南峰のほうがこちらより標高高いですが、立入禁止です

9/10 9:24

西側の北海道本土との間からはガスが湧いてきました

9/10 9:40

火山のザレた急な下りはスリップ注意

9/10 10:37

長官山へ少しの登り返し

9/10 10:40

山頂を振り返る

9/10 10:56

礼文島はまた花の時期に訪れてみたいですね

9/10 11:10

鴛泊に向かってどんどん下ります
標高差1700mはなかなか長い

9/10 12:35

樹林帯には花も見られました

9/10 12:40

赤や黒の実は良く見ますが、青い実は珍しいですね

9/10 12:49

北麓野営場
ここも雰囲気良さそう

9/10 13:05

最後は車道を2km歩いてキャンプ場ゆーにへ

9/10 15:59

無事に「わが家」に戻ってきました
土曜日とあって、テントは昨日の倍くらいに増えてました
とりあえず近くの日帰り温泉に入って汗を流します

9/10 15:46

キャンプ場には出店が出ていて生ビールやおつまみなど買えます

9/10 14:50

活ホタテを炭火焼でいただきました

夜は町の居酒屋に繰り出し、地酒、お刺身、ホタテフライなどをいただきました

9/11 4:43

3日目
早朝、散歩がてらペシ岬へ

9/11 4:47

最後はなかなかの急坂

9/11 5:11

灯台をシルエットに水平線からの日の出

9/11 5:16

オレンジ色のスポットライトが海に伸びる

9/11 5:17

昨日登った利尻山と鴛泊港
登ってきた山を下から眺めるのは気持ち良いですよね

9/11 5:19

礼文島が思いのほか近く見える

9/11 5:21

展望台には自分の他にも10人ほど日の出を見に来ていました

9/11 8:38

テントを撤収後、レンタカーで島を一周
まずは姫沼で逆さ利尻山

9/11 9:36

沼浦展望台からの利尻山
北海道土産の定番「白い恋人」のパッケージに描かれているのがここからの利尻山

9/13 20:29

こんな感じ
今回のお土産はこれに決まり

9/11 9:42

オタトマリ沼と利尻山

9/11 10:14

仙法志御崎公園からの大海原

9/11 10:17

海岸も山もゴツゴツしています

9/11 10:20

ちょうどウニをさばいているところでした
食べるまでには手間がかかっているんですね

9/11 11:41

利尻で有名なラーメン店「味楽」で昼食
開店5分前に行ったらすでに30人ほどの列
2回転目で入れました

9/11 12:13

評判どおり至福の一杯でした

9/11 13:02

島のどこからでも中心は利尻山

9/11 13:46

3日間、ずーと付き合ってくれた利尻山ともお別れ
利尻空港から新千歳空港経由で家路につきます

9/11 16:02

旅の〆は新千歳空港でジンギスカン

撮影機器：

E-M1MarkII OLYMPUS CORPORATION

iPhone 12 mini Apple

感想

ken_poplar

関東甲信越はぐずついた天気が続いて、先月の白峰三山縦走から約1ヶ月も山はお預け。北アルプスの計画もことごとく流れて、さすがに山欠ストレスがたまってきた。この週末もアルプスの天気はイマイチ。予報を見ると北海道だけは良さそう。ということで、思い切って最北の百名山、利尻山に飛んできました。
利尻島は23年前に礼文島と併せて観光に来て以来。その時はさほど登山に興味がなかったので島を一周したのみでしたが、海から迫り上がる利尻山の姿は圧倒的だったことは覚えています。

初日は稚内観光をしてから利尻島へ。駅舎もフェリーも以前と代わっていて、時代の流れを感じました。それにしてもフェリーに乗ると、ものすごく旅感が増しますね。久しぶりの北海道ということもあって感動しました。

そして2日目は一番の目的の利尻山。海から一気に標高1700mまで登りが続くため、きついのを覚悟していましたが、行程は長いものの急な登りがそれほどなく、予定よりもかなり早い時間に登頂。おかげでガスが上がってくる前に、山頂からの絶景を望むことが出来ました。眼下に海を見下ろしながら登る山って意外にないので、気持ち良かったです。

3日目は早朝にペシ岬からの日の出を見た後は島を一周。前日登った利尻山をこれでもかというほどいろんな方角から見ることが感慨深かったです。

3日間とも晴天に恵まれ、最高の景色を見ながら登山が出来たこと、事前にリサーチした食べたかったものが全て頂くことが出来て、キャンプ場で山好きの方と語ったり、観光も楽しめて、予定以上に満足な山旅になりました。

次回は礼文島も併せて花の時期にも再訪したいですね。