塔ノ岳 (マルガヤ尾根 小丸北尾根 塔ノ岳西尾根 尊仏岩)


- GPS
- --:--
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,912m
- 下り
- 1,901m
コースタイム
9:00塔ノ岳西尾根入口9:38-10:38不動ノ水場-12:19尊仏岩12:30-12:40塔ノ岳山頂13:00-
13:30花立山荘-14:40大倉
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰り 大倉駐車場14:50-自宅16:30 |
コース状況/ 危険箇所等 |
マルガヤ尾根 登りはじめの樹林帯にヒルがうじゃうじゃいました。ところどころに目印のテープやキラキラのリボンがあります。 小丸北尾根 はじめはひたすら一直線に下降していきますが、徐々に左についているテープを追っていくと下に河原が見えはじめたところが分岐になります。河原を右に見ながらトレースを行くと広い河原にでます。 不動ノ水場〜丹沢主脈コース 修験者が行ったトラバース道?詳しくは知りませんが、トレースがあったので安易に足を踏み入れてみるとかなりやっかいでした。 尊仏岩 踏みあとはしっかりしていて少し注意すれば危険箇所はありません。問題は明確に場所がわからず、あちこち探索してしまうと周辺は崖が多いので滑落/遭難の可能性があります。 |
写真
感想
ルートや写真の配置(特に不動ノ水場〜丹沢主稜コースへのトラバースや尊仏岩の位置など)は、一部適当になっていますので予めご了承ください。
今日は、ここのところ山から遠ざかってしまっていたので、足慣らしに尊仏岩の探索でもしようと思い計画を立ててみました。せっかくなので以前から地図で気になっていた、マルガヤ尾根と小丸北尾根を併せてコースを組んでみたのですが、序盤のマルガヤ尾根で久しぶりにヒルの洗礼を受けてしょっぱなから意気消沈しました。
急登を歩きはじめ、なんとなく気になって地面を見ているとかなり大きな蛭を発見。すると登山靴の小さな穴に頭を突っ込んでいたりズボンにくっついていたりと冷や冷やしましたが、急登を行ったところで靴を脱いで確認してみると、今日は血を吸われているところはありませんでした。
以降そのことやハエや暑さ、のどの痛みなど様々ことにエネルギーを奪われ、鍋割稜線にでるまでがとても長く感じられたので、小丸北尾根を下ってから登りかえすことを考えると面倒になってきました。
しかし時計の時刻もまだ早かったのでユーシン方面へ行くことに腹を決め、降りだすと気分も次第によくなり、思ったよりも早く河原へ降りたつことができました。そこでお腹も空いたので長い休憩をとり、再び塔ノ岳を目指し出しました。その後それなりに時間はかかりましたが、難なく不動ノ水場へ到着しました。
尊仏岩の位置は多少予備知識があったのですが、山頂まで行ってまた降るのも面倒だったので、トラバースしていきながら大体の見当をつけたところを目指して行くことに決めました。はじめはトレースもあったので問題なさそうに思えたのですが、少し歩き出すと崩落して土がむき出しになっているところがあったり、その後も崖になっているような尾根と尾根のあいだのようなところが延々と続き、そのたびに高巻きをしたり、トラバースできるところはしてみたりして進みました。
一度前のよりも傾斜が楽だと思い、土がむき出しになっている箇所をトラバースしてみようと試みてみると、雨の降ったあとだったからか土が脆くなっていて崩れ始め、掴まるものも何もないようなところでしたので危うく滑り落ちてしまうところでした。
その後、岩の位置もあいまいでいくつもの尾根を上からのぞきながら、かなり時間を使って主稜コースへ出ました。参考に持って行った地図を見ても場所が特定できず、眠気を抑えながら傾斜のきつい下方を見ていると頭から落っこちかねませんでしたので、今日のところは一旦探索を諦めてまた後日調べてから来ようと、やむを得なく山頂へ歩きはじめました。
が山頂まで歩いていくと小屋の真後ろの尾根と何方のサイトに書いてあったことを思い出し、明瞭な踏みあとを辿っていくとようやく初のご対面を果たすことができました。前に南インドを旅行したときに、首のないお坊さんの像がありそれは、仏教でいうところの自己犠牲を表現しているのだとガイドさんに教えられたことがありました。まるで尊仏岩の仏様も、あのとき見たものとそっくりの姿をしているなあと思いながらしばしその余韻に浸り、山頂へ引き返しました。
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