秋田の山旅その3 快晴の太平山（↑宝蔵 ↓旭又）

2022年09月14日(水) [日帰り]

• GPS: 07:13
• 距離: 10.0km
• 登り: 979m
• 下り: 971m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:19
• 休憩: 1:52
• 合計: 7:11

距離 10.0km 登り 979m 下り 983m

7:51 旭又登山口
10:00 10:15 宝蔵岳
11:20 12:22 太平山
12:38 12:41 旭岳
13:19 13:37 御手洗
14:22 14:36 御滝神社
15:02 旭又登山口
15:02 ゴール地点

天候

一日快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

前夜太平山リゾート公園外周道路駐車スペースで車中泊して、翌朝旭又登山口へ。

コース状況／危険箇所等

登山道はよく整備されていますが、一部復旧作業中。
登山口〜宝蔵岳：旭又コースとの分岐点から本格的な登り道。ブナ林の中に天然杉の巨木が混在する山道を気持ち良く登ります。途中にワニの頭の形の倒木。宝蔵岳は尾根の分岐点。
〜弟子還岳：念仏坂の急斜面を下って、痩せ尾根を進む。弟子還の急崖に鎖場が3カ所。足場はしっかり有るので、特に問題は無いが、降雨時は滑り易いので要注意。
〜太平山(奥岳)：気持の良い尾根道歩き。
〜旭岳：前後左右の眺めを楽しみながら、緩く尾根道歩き。
〜登山口：西尾根を九十九折で下りる。傾斜が緩んで御手洗。冷たい清水を楽しんで、あやめ坂を過ぎると御滝神社。直ぐに弟子還沢の崩壊地。復旧作業中で、土の急斜面の下りはロープがあるが要注意。雨天時は特に危険。後は緩く下って登山口。

その他周辺情報

太平山リゾート公園のザ・ブーンで入浴、520円。

写真

9/14 7:27

駐車場には登山コースの鳥観図。
今日歩くコースが良く分かりました。

9/14 7:49

8時前に出発。
旭川を渡り、ひと登りして林道に合流。

9/14 8:03

林道終点で今度は旭又沢を渡ります。

9/14 8:06

ほどなく、旭又コースと宝蔵コースの分岐点。
登りは右の宝蔵コースに入って、

9/14 8:30

秋田杉の天然木やブナを眺めながら、斜度のある広い尾根を登って行きます。

9/14 8:52

途中で出てきた倒木。
ワニの頭部にそっくりです。

9/14 9:11

下草の刈り払いがされていて、気分良く歩けます。

9/14 9:26

軽井沢分岐点に到着。
右方向、国民の森に下る登山道は黄色のテープで進入禁止。

9/14 9:27

オオカメノキの木には赤い実が熟していました。

9/14 9:35

途中の樹間から赤倉岳方向の稜線が望めました。
テンションアップ。

9/14 9:39

アキノキリンソウ

9/14 9:47

綺麗に傘が開いたキノコ

9/14 10:00

花たちを眺めながら登り続けて、

9/14 10:01

宝蔵岳に到着。
尾根道の途中の感じです。

9/14 10:06

小休止して、エネルギー補給。

9/14 10:12

チャージ終わって再出発。
まず念仏坂の急な下り。

9/14 10:13

古いお助けロープが有りますが、使わずに3点支持で下ります。

9/14 10:17

下り終わって、弟子還の急斜面が見えました。

9/14 10:22

痩せ尾根を進んで、

9/14 10:26

私の好きな鎖場が登場。
一つ目の鎖場を登って、

9/14 10:30

弟子還の急崖が間近に。
右手側を登ります。

9/14 10:31

2つ目の鎖場。

9/14 10:32

2つ目の鎖場の頭から、剱岳方向の眺め。

9/14 10:34

3つ目の鎖場。これが一番長かった。

9/14 10:37

登った先には、沢山の花たち。

9/14 10:37

オヤマリンドウ。

9/14 10:39

9/14 10:47

赤い実も。

9/14 10:49

弟子還の山頂には弟子還嶽神社の石碑。

9/14 10:48

南西方向、剱岳、鶴ガ岳、中岳と続く稜線。

9/14 10:50

少し進んで、太平山(奥岳)山頂。
テンションアップ。

9/14 10:51

山頂の神社、アップで。

9/14 10:57

緩く進む尾根道はお花畑。
陽光にオヤマリンドウも嬉しそう。

9/14 10:59

ツリガネニンジン。

9/14 11:00

可憐なアザミ

9/14 11:01

こちらは終焉を迎えてますが、大きなアザミ。

9/14 11:19

灌木の中をひと登りして、山頂に到着。
鳥居を潜って、

9/14 11:20

太平山三吉神社、奥に参篭所(山小屋)。
三角点もあります。

9/14 11:20

山頂標識アップで、1170.4m。

9/14 11:21

いつものように三角点にタッチ（一等三角点）。

9/14 11:21

お社の横には沢山の石碑。
信仰の厚い山ですね。

9/14 11:22

アップで方位盤。
回りの山が良く分かりました。

9/14 11:23

東方向、八幡平、雲を被った岩手山、先日歩いた乳頭山・秋田駒ヶ岳。

9/14 11:24

時計回りに東南方向、栗駒山方面。

9/14 11:24

南方向、横手盆地を俯瞰。

9/14 11:24

少し回って、中岳方面の稜線。

9/14 11:25

歩いてきた尾根道の遥か向こうに、日本海に突き出た男鹿半島。霞んでいますが😅

9/14 11:28

アップで岩手山。

9/14 11:28

秋田駒ヶ岳。

9/14 11:30

三吉神社にお参りしてから、

9/14 11:41

神社北側の日陰でお昼ご飯。
今日は味噌ヌードル。
隣に座った地元の登山者から色々とお話を聞きました。

9/14 11:46

参篭所の外壁には説明書。
役行者が創建したことや、夏場は神社関係者が常駐していること等々、県外者の私にも良く分かりました。

9/14 12:20

食事の間に御開帳されていましたので、再びお参りしました。

9/14 12:23

正面手前の旭岳に寄り道して、旭又コースで下山します。

9/14 12:24

参篭所の左横奥に、明日歩く予定の森吉山。
なだらかな山容です。

9/14 12:24

下る途中で北西方向、八郎潟干拓地。
奥は日本海。

9/14 12:27

ナナカマドには沢山の赤い実。

9/14 12:29

金属製の鳥居は風雪で変形。

9/14 12:32

オオカメノキの赤い実も一杯。

9/14 12:38

旭岳山頂には石の祠。

9/14 12:39

笹森から赤倉岳に延びる稜線。
一日で周回できるとのことです。

9/14 12:39

Uターンして、北側から見る太平山。

9/14 12:47

旭又コース下降点の鐘を鳴らして、

9/14 12:51

急斜面を九十九折で下ります。

9/14 12:57

こちらにも花たち。

9/14 12:58

セリ科の花

9/14 13:22

サラシナショウマ？

9/14 13:23

セリ科の花は区別が難しい。

9/14 13:23

傾斜が緩やかになって、御手洗(みたらし)まで下りてきました。

9/14 13:24

石仏様が2体。
お着物は大分くたびれています。

9/14 13:24

御手洗神社の標識柱と石碑。
横には休憩ベンチもありました。

9/14 13:25

柄杓の掛った木柱の奥に、

9/14 13:26

小さな窪地の底から清水が湧いていました。皆さんが大切にしているんですね。
乾いた喉にとても美味しい。

9/14 13:26

下流に向かって、清らかな流れ。
写真では分かりませんが、しっかり流れていました。

9/14 13:48

下り続けて

9/14 14:23

途中の急坂にはこんな看板。

9/14 14:30

ほどなく、御滝神社(おたきじんじゃ)。

9/14 14:30

横の道標。

9/14 14:33

直ぐに弟子還沢の崩壊地。
復旧作業半ばで、木道の奥の急斜面をロープたよりに下りました。

9/14 14:34

土の急斜面。

9/14 14:35

下り終えて見上げてます。

9/14 14:36

弟子還沢を渡って、

9/14 14:41

広い林道を下ります。

9/14 14:44

横の標識。
昔は木材か何かの運搬施設が有ったのでしょうね。

9/14 14:44

宝蔵コースの分岐点を通過して、

9/14 15:02

旭又登山口に15時に戻ってきました。
お疲れ様でした。

9/14 15:04

駐車場の奥には立派なトイレ。
ペーパーはありません。

撮影機器：

DMC-TX1 Panasonic

感想

kazusan

先週末に奈良を出発して始めた秋田県の山歩き。
3山目は秋田県中央部、秋田市と上小阿仁村とにまたがる太平山。
秋田駒ヶ岳から下山後、中一日の休養日を挟んで臨みました。
前夜は手前の太平山リゾート公園近傍で車中泊して、翌朝旭又登山口へ。駐車場には先客が2台でしたが、無人。
登山開始後暫くで、男女1組が下山してきました。訊けば山頂の参篭所で泊まったとのこと。
以降、山頂まで誰にも会わずに静かな山歩き。秋田駒ヶ岳と大違いでした。宝蔵岳への登りは天然木の秋田杉の巨木が点在するブナ林の中を、森の霊気を感じながら気持ち良く歩けました。
弟子還の鎖場も足場がしっかり有るので楽しく登り、大平山山頂は快晴で夏を思わせる暑さ。山頂からの眺望を楽しみ、三吉神社にお参りしてお昼ご飯。旭又コースから上がってきた地元の登山者と山談義を楽しんで、帰路に。旭岳を経由しての下山も、御手洗の清水で喉を潤し、マイペースで気持ち良く。御滝神社の手前で登って来た女性2人組以外は誰にも会わずに帰着しました。
ブナ林の霊気、鎖場、尾根道歩き、山頂からの眺め、美味しい清水等々、十二分に楽しめた山歩きでした😊

秋田の山旅その1　晴天の乳頭山・笊森山　乳頭温泉より往復
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4672063.html

秋田の山旅その2　晴天の秋田駒ヶ岳
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4676695.html