大日岳
- GPS
- 04:39
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 749m
- 下り
- 576m
コースタイム
天候 | 曇り〜数滴の雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
旧の登山口から登るのですが、見事に迷いに迷い地図指示とは違うルートで登りました 崩落地が多くて、地図が在っても無くても私同様なルート取りしか出来ないんじゃないかと思います(帰路で確認済み) 途中からは太尾登山口からのルートに合流し、その後は危険個所は・・・・・在りました!! 大日岳への鎖による岩登り! あんなもの出来ません、私は無理でした! 危険というより、決死覚悟で登れるならどうぞ 私は「死ぬ」と判断したので巻き道ルートから登りましたが・・・・・ こちらも死ぬまではいかないが普通ではないです、私には!! |
写真
感想
大日岳まで行ってみようと
平日はとにかく忙しくて、金曜日の夜になり初めて「明日は何処に行こうか」ということが多い
今日はあちこちへの行先を考えるより、今まで訪れた山で印象に残っている山をチョイスしてみると私は釈迦ケ岳になる
同じ行程で同じ処へ行くのは面白くないので、別ルートでまた目的地もそれ以上進んでと今回の計画となった
土曜日は3時起きの4時出発を狙い、前夜金曜日は9時半ごろには就寝した
こんな時刻に眠るなんて普段はあり得ないが、やはり「金曜まで働いたんだから、無理してでも土日は行くぞ〜」という精神論が勝ちますね
そういう気が起きるということは、まあまだ元気があるんだろうからやはり行きたい
今日は太尾登山口手前の旧登山口・不動木屋谷登山口から入ることとする
ここははじめて訪れたときから「ここからアプローチしたいな」と考えていたところ
来たこともない山なのに、初めて訪れたときにそう感じたのは何故なんだろう?
なんかね、誰も来ないから余計に「じゃあ行ってみるか」になるんだと思う(天邪鬼か!)
たぶん難しい登りになると踏んでいたが見事に当たり!
地図通りにルートが無い
全く違う方向には道があるが、作業道か登山道かは判断できない
色テープがある訳でもないので勘というか、自身の賭けに任せての登山
途中で道標見たときは安心したが、すぐにまた迷うことの繰り返し
どうにかGPS確認を頻繁にしつつ進み、合流点まで来ました
ここで合流した3人連れから「太尾登山口は私たちしかクルマ居ませんでした」と
え?、今日は良くない天気だがいま降雨じゃないし適当な台数は来ていると踏んでいたが拍子抜けという感じ
まあ山の混雑がないというか、ほとんど独占状態の時間が得られるというのは私向きだなと
「大日岳まで行こうと思う」と言われたので「私も今日は行こうと考えてます」
塩分と水分補給している間に先行されたので、後を追う形で出発しました
古田ノ森で追い越して、その後はショートカット路で深仙小屋へ向かいます
途中で何頭も鹿に出逢い、また壊れた木製橋もありで楽しくまた閑かな(だれも居ない)歩きを楽しめました
深仙小屋では下界から吹き上げる雲(霞という感じ)が凄かった
風も強く少し寒い感じもした
ここで3人連れが追いついてきたので、負けずに(何を争っている!)先を急ぎます
ピークがあり「大日岳じゃないよなあ」と思いながら登りつめましたが、単なる岩山でした
その間に追い越され、後にこれが自身には良い結果となることが幸いした
ピークを下りてみると「大日岳(行場)」と道標があり、さあこれがクライマックスかと!
登る先が見えたとたんに登る気が消えうせた
「墜ちずにあの人は登れるのか?」「俺には出来ないというか、今いるここからどうすれば上に進めるんだ?」
「もし断念するとしても、下りることは出来ないんじゃないか」
止めるなら今しかないと思いつつ、足元を確認しても下りる可能性が低いことが判明!!
「俺はここで一生を終えるのか?」
このままの姿勢で下りるのか、前後ろと向きを変えて下りるのかと自問自答するが答えが無い
「下りられない」
本当に下りる行為が怖いじゃなく、選択肢が無いことへの恐怖感だけあり「万事休す」となった
しかしここで一生を終えたくないので、やって来たことの逆をするしかないなと言い聞かせてどうにか事故もなく下りることが出来ました
途中で身動きを塞がれていた間、余裕をかまして「釈迦ケ岳キレイだなあ」とか言いながら撮影ばかりしていたが、これは上に居る人へのカモフラージュ!
なぜなら「俺は身動き取れないけど、どうすればいい?」と問いかけようかとも考えていた本当に!
それはみじめというより、他人に迷惑をかける(責任をかける)ことがいけないことだと判断できたのでそれはしないこととした
気を取り直して確実に下りるという行動にスイッチし、戻ることが出来た
本当に久しぶりに「万事休す」を感じた瞬間だった
その後は「たしか巻き道があったはずだが・・・」と考え、進むと3人連れがこちらへ下りてきた
様子を聞こうと声を掛けた
「よく岩場を登れますね! 私は無理だから断念しました」
「こちらのルートは行けますか?」
返してきた答えは「全然平気な巻き道ですよ」
「ではこちらで上がります」と進みましたが、あんの野郎!!
・・・・とは思いませんでしたが、「どこが普通の巻き道やねん!」「勢いと体力がなければ登れないし、下りるのもそんなに安易じゃないぞ!!!!」という状況でした
行かれた皆さんはどう思うのでしょうか?
わたしはこの巻き道でさえ「普通じゃないよねココ」と考えます
まあどうにか頂上には上がれました
先ほど女性が岩場頂上で座っていた処はどんなだろうと行こうとしましたが諦めました
先ほどの万事休すが再来しそうで、怖くなったのです
特別高所恐怖症ではないが、今日の万事休すはダメージを喰らいました
岩場の行ける処まで行けずに、少し手前からの撮影が今日のクライマックスとなりました
さて、下りるのはいいがまた万事休すにならんだろうなという思いで下りました
結果はどうにか大丈夫でしたが、ここは今のところ危険度1位です私的には
もちろん他の山なんかほとんど知らないんだから、ここで1位と決めるのは可笑しいだろうけど、自分的には1位で結構です!!
さて万事休すから(もういいって)脱したので、帰路に専念します
食事も未だなので途中で休憩しないとと、千丈平付近までは進みました
ここで食事しましたが、ふと気づくと鹿が近寄ってきていました
どうやら食べ物を狙っているようで、様子をうかがいながらも少しづつ近くへ来ます
驚かせないようにして後ずさりすれば鹿はだんだんと近づいてきます
最短距離は5〜6メートル近くにまで来ました
もちろん向こうさんの狙いは私の食物(野菜スープとおにぎり)なんだろうけどね
しばらく睨み合いのような関係となっていましたが諦めて去って行きました
数分間は確実に近くに居たので、動画も写真もかなりの量が得られました
これも今日の収穫の一部だなと、万事休すとは裏腹なことが嬉しかった
その後は一心不乱に帰路を進みました
あとは往路とおりに戻るのか、太尾まで戻ってから不動木屋谷登山口まで林道歩きするかのチョイスです
太尾までも歩きたいが、往路で失敗したので帰路は完全に地図通りに歩けるのかどうか自身で確認もしたいので往路を舞い戻ることにした
時間的にも小一時間は差が出ると思うので、チャレンジします!
結果です・・・・
散々迷いましたがだいたい地図通りに進みましたが完全は不可能です
崩落が多く、その方向へ行けないようにか切り倒した木々が行く手を阻んでいます
また崩落点をそのまま進める場合もあれば、迂回しないと通過不可能もありで地図指示では歩けないことは判明しました
あとは本当に地図通りの登山口に戻れるのかどうか?
少し上方への下山終了という形でした
まあ、誤差の範囲と思いクルマまで戻って帰ります
が・・・・・・
途中でパンクじゃないかと思ったとたんにハンドルが異様に右に取られ停車しました
見事に右フロントタイヤぺしゃんこ!
外してみて何が刺さっているのかと確認したが無い!!
サイドウォールにキズ2箇所あり、この時点で修理不可能=タイヤ交換と判断しました
購入は仕方ないが、いまここですべきことが2倍となる
テンパータイヤは駆動軸には使用しないが原則なので、右後ろタイヤを外してテンパータイヤへ交換
右前パンクタイヤを外してから右後ろタイヤを取付けるという、2度の着け外しが必須となった
これで40分程度のロスとなり、家人への連絡もauスマホは全くダメ
途中の旭エレハウスに公衆電話があるということでどうにか連絡もついた
タイヤ交換代金も掛かるし、バッテリー交換も近々にしないといけない状況なので出費が痛い!
と、今日のお出掛けは波乱万丈と言ってよいのではないでしょうか
ケガはなかったが、トラブル多数ありというのは負の財産とは思わないが、まあなんだあな
楽しい一日だったことは間違いありません
最後に今日の山行き
このルートはやはり好きですね
不動木屋谷登山口からも太尾登山口からもいいし、大日岳も印象には強烈に残る山でした
鹿にも遭えたしで「来て良かったのでまた来たいね」と花丸でしたよ!!
コメント
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私も昨年 早朝にやっちゃいまして
落石を踏んでザックリ
新品のタイヤだったし18インチ
大変な出費でした。
以来 トラウマになって
釈迦ヶ岳へは 行けない状態になっています(笑)
こんばんは、大変でしたよ!
ていうか、私タイヤ4本は約1年で交換していますが、以前に縁石に擦り左前タイヤを交換しています
今回また右前を交換というハメになりダメージでかいです!
それとタイヤ交換時のジャッキハンドルの重さは、普段とはかけ離れて重かったです
山歩き疲れからかと思いますが、二度と起きてほしくないですね
今回の山行きは波乱万丈でしたね!
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