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Yamareco

記録ID: 4683709
全員に公開
沢登り
中国山地西部

天上山 煤井谷〜大草谷

2022年09月15日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:20
距離
15.5km
登り
1,295m
下り
1,289m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:08
休憩
0:18
合計
7:26
距離 15.5km 登り 1,295m 下り 1,294m
9:04
61
一松寺
10:05
10:10
163
煤井谷のお宮
12:53
12:58
47
林道天上山線
13:45
13:48
40
14:28
57
大草谷下降点の小ピーク
15:25
37
大草谷本流
16:02
16:07
23
林道大草線
16:30
一松寺
天候 はれ
過去天気図(気象庁) 2022年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
今回は大草林道を降りてくるので、湯来方面からだと国道433号線を加計方面へ進み、県道71号線の分岐の先、国原の一松寺の駐車場を利用させてもらう。国道433号線を20分ほど戻り、最初の八幡宮の先、煤井谷橋を渡ってから右手の林道天上山線に入り、40分ほど登ると林道がカーブした所にお宮がある。お宮の右手から入渓する。(車は良い道をお宮まで入れる。)
コース状況/
危険箇所等
煤井谷からの天上山登山道は、笹がかぶっているが、迷うところはない。
その他周辺情報 国道433号線沿いに湯の山温泉。
今回は大草谷を下る予定なので、一松寺から国道と林道歩いて入渓点のお宮まで来た。暑くて1時間ほどかかったが、普通の沢登りのアプローチならそんなもの。車なら良い道をここまで入れる。
2022年09月15日 10:05撮影 by  503SH, SHARP
9/15 10:05
今回は大草谷を下る予定なので、一松寺から国道と林道歩いて入渓点のお宮まで来た。暑くて1時間ほどかかったが、普通の沢登りのアプローチならそんなもの。車なら良い道をここまで入れる。
3m。あえて淵を胸までつかり左岸をへつって直登したが、左からも巻ける。
2022年09月15日 10:26撮影 by  503SH, SHARP
9/15 10:26
3m。あえて淵を胸までつかり左岸をへつって直登したが、左からも巻ける。
最初の小滝群をすぎると、ゴーロの区間が長く続く。
2022年09月15日 10:56撮影 by  503SH, SHARP
9/15 10:56
最初の小滝群をすぎると、ゴーロの区間が長く続く。
登山道の丸木橋が横切った先は、きれいな赤いナメが見られる。
2022年09月15日 11:12撮影 by  503SH, SHARP
9/15 11:12
登山道の丸木橋が横切った先は、きれいな赤いナメが見られる。
大滝10m。少しシャワーを被るが、水流の左側を直登できる。
2022年09月15日 11:39撮影 by  503SH, SHARP
9/15 11:39
大滝10m。少しシャワーを被るが、水流の左側を直登できる。
滝の上。10m滝から核心部が始まる。
2022年09月15日 11:42撮影 by  503SH, SHARP
9/15 11:42
滝の上。10m滝から核心部が始まる。
3m。右から。
2022年09月15日 11:46撮影 by  503SH, SHARP
9/15 11:46
3m。右から。
5m。左からへつって、水流を登れる。
2022年09月15日 11:48撮影 by  503SH, SHARP
9/15 11:48
5m。左からへつって、水流を登れる。
8m。左の凹角に大きなホールド・スタンスがあり、見た目より簡単に直登できる。
2022年09月15日 11:52撮影 by  503SH, SHARP
9/15 11:52
8m。左の凹角に大きなホールド・スタンスがあり、見た目より簡単に直登できる。
3m。淵をへつって右を登れる。
2022年09月15日 11:55撮影 by  503SH, SHARP
9/15 11:55
3m。淵をへつって右を登れる。
深い釜の色が神秘的な3m。右手の岩のバンドを辿って登れる。
2022年09月15日 11:56撮影 by  503SH, SHARP
3
9/15 11:56
深い釜の色が神秘的な3m。右手の岩のバンドを辿って登れる。
渕の先に小滝。右の水中にバンドあり、へつって登れる。
2022年09月15日 12:08撮影 by  503SH, SHARP
9/15 12:08
渕の先に小滝。右の水中にバンドあり、へつって登れる。
3m。右から登る。滝上はナメが続く。
2022年09月15日 12:12撮影 by  503SH, SHARP
9/15 12:12
3m。右から登る。滝上はナメが続く。
源流近い幅1mのミニゴルジュ。左に曲がった先に2m滝。ホールド多く左を登れる。この先でまた谷は広がり、ナメ滝が続くが、詰めると藪漕ぎなしで林道天上山線に出る。
2022年09月15日 12:32撮影 by  503SH, SHARP
9/15 12:32
源流近い幅1mのミニゴルジュ。左に曲がった先に2m滝。ホールド多く左を登れる。この先でまた谷は広がり、ナメ滝が続くが、詰めると藪漕ぎなしで林道天上山線に出る。
林道からの天上山登山道の取り付き。最初だけ丸太の段があるが、先は笹に覆われた荒れた登山道となる。
2022年09月15日 13:04撮影 by  503SH, SHARP
9/15 13:04
林道からの天上山登山道の取り付き。最初だけ丸太の段があるが、先は笹に覆われた荒れた登山道となる。
途中の岩場より南東側の小天上山を望む。岩場以外は展望はほとんど無い。急登が続き、途中何か所か偽ピークがある。
2022年09月15日 13:15撮影 by  503SH, SHARP
9/15 13:15
途中の岩場より南東側の小天上山を望む。岩場以外は展望はほとんど無い。急登が続き、途中何か所か偽ピークがある。
天上山山頂。北西側は切り開きがあり、展望が良い。十方山方面が見える。筒賀方面の登山道は笹が刈られていた。
2022年09月15日 13:44撮影 by  503SH, SHARP
2
9/15 13:44
天上山山頂。北西側は切り開きがあり、展望が良い。十方山方面が見える。筒賀方面の登山道は笹が刈られていた。
下山中の大岩。
2022年09月15日 14:01撮影 by  503SH, SHARP
9/15 14:01
下山中の大岩。
林道天上山線に戻り、少し左手に進むとカーブミラーの所から登山道が続いている。760mの小ピークまで進み、東に向かって大草谷の枝沢を、クヌギやミズナラの樹林の下の笹を漕いでくだる。
2022年09月15日 14:28撮影 by  503SH, SHARP
9/15 14:28
林道天上山線に戻り、少し左手に進むとカーブミラーの所から登山道が続いている。760mの小ピークまで進み、東に向かって大草谷の枝沢を、クヌギやミズナラの樹林の下の笹を漕いでくだる。
枝沢の斜滝10m。左岸を下る。水量少なく、ぬめるので注意が必要だ。この下にもスラブ状の10m滝が3本続き、いづれも左岸より巻き降りる。
2022年09月15日 15:03撮影 by  503SH, SHARP
1
9/15 15:03
枝沢の斜滝10m。左岸を下る。水量少なく、ぬめるので注意が必要だ。この下にもスラブ状の10m滝が3本続き、いづれも左岸より巻き降りる。
4m。左岸を巻き降り。
2022年09月15日 15:16撮影 by  503SH, SHARP
9/15 15:16
4m。左岸を巻き降り。
枝沢の3段25m。下段の上まで左岸を巻き降りる。この下にもトイ状10mがあり、やっと本流に合流した。
2022年09月15日 15:20撮影 by  503SH, SHARP
9/15 15:20
枝沢の3段25m。下段の上まで左岸を巻き降りる。この下にもトイ状10mがあり、やっと本流に合流した。
大草谷本流ゴルジュ奥の6m。右岸から小さく巻いて降りれる。
2022年09月15日 15:40撮影 by  503SH, SHARP
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9/15 15:40
大草谷本流ゴルジュ奥の6m。右岸から小さく巻いて降りれる。
本流唯一のゴルジュ。ゴルジュの下は、2m程度のナメ滝が幾つかある。
2022年09月15日 15:42撮影 by  503SH, SHARP
9/15 15:42
本流唯一のゴルジュ。ゴルジュの下は、2m程度のナメ滝が幾つかある。
4m。右岸を巻き降りた。この後はきれいなナメが続いたあと、ゴーロの谷となり、林道大草線に上がる。
2022年09月15日 15:46撮影 by  503SH, SHARP
9/15 15:46
4m。右岸を巻き降りた。この後はきれいなナメが続いたあと、ゴーロの谷となり、林道大草線に上がる。
撮影機器:

装備

個人装備
ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 飲料 コンパス 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ ロープ ヘルメット カラビナ スリング エイト環 渓流シューズ

感想

天上山の湯来側の登山道がある煤井谷は、初級の沢登りコースとして知られている。最初の小滝群を過ぎるとゴーロ歩きが長いが、流木が少なく、きれいなナメや淵も混じるので、気持ちよく遡行できる。大きな滝が2本あるがいずれも直登ができる。大滝からが核心部であり、淵や滝を高巻くことなく遡行できる。今回は、煤井谷からつないで天上山に登頂し、隣の大草谷を下ってみた。大草谷は殆ど登られていないと思われるが、広島山稜会35周年記念誌「峠」の昭和35年の記録には、流れにそって丸木橋や木馬の橋をたどる。滝は数多くあるがいずれも小さく、傾斜が緩いのと水量が少ないために見るべきものはない。このコースは下山路としたほうが良い、とある。今回は、煤井谷登山道の760mピークから枝谷を下ったのだが、これが曲者で水量は少ないがスラブ状の大滝を何本もかけて悪く、下降にてこずった。「峠」の記録によれば、一本上の枝谷が楽だったようだ。本流には一か所ゴルジュがあり、美しい滝が2本見られた。きれいなナメ滝の多い谷だが、最後はゴーロになって林道大草線に上がった。今回ついていなかったのは、アプローチの林道でメマトイが目に入って不快だったこと。何か毒のある草に触ったらしく腕がピリピリ痛いこと、下山後ズボンをはき替えていたら、ふくらはぎにタカサゴキララマダニ*が食いついていたこと、幸い簡単に取れたが、大草谷への下降の笹藪漕ぎでやられたようだ。
*https://www.yamareco.com/modules/diary/596888-detail-266599

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