ルートミスでヤブ漕ぎ!笠置山
- GPS
- 03:31
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 521m
- 下り
- 521m
コースタイム
09:45 笠置山取り付き
※間違った取り付きのため全般的にヤブ漕ぎ
11:15 笠置山山頂
11:40 下山開始(幸袋(庄司)方面へ)
12:30 千石峡・車道
13:00 花の水辺公園キャンプ場
天候 | 曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ただし、他にも駐車可能場所は多数あります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※注意!以下の理由により当レコは参考程度に笑覧下さい。 登りに使用した平瀬橋付近からの取り付きは、登山者用ではないと思われます。 ただし、実際に人の歩いた後があるため、倒竹が現れるまで割と楽に登れます。(おそらく土地の所有者?あるいは林業関係者?電設関係者??) 倒竹が現れた後は、激しいヤブ漕ぎ(タケ漕ぎ?)を強いられますので、まったくおススメできません。 また、倒竹エリアをクリアした後は歩きやすい稜線となりますが、踏み跡が薄くなる、あるいは全くない場所があるため、GPSでマップと方向を確認しながら登る事が必須です。(ただし、尾根に沿って登るため、そうそう迷う事はないと思います) 最後にヤブに行く手を阻まれますが、左方向へトラバースし登り上がると、正規の登山道へ合流します。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック(28L)
レインウェア(上下)
ヘッドランプ
ハイドレーション(1.5L)
GPSロガー
カメラ
行動食
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共同装備 |
救急セット
|
感想
月曜は曇りの予報だったため、近場、かつ、登ってないお山という事で、宮若市の笠置山に行ってきました。
千石峡へ到着し、「分県登山ガイド 福岡県の山」を忘れてきた事に気が付き、ネットで情報収集しようと、携帯を操作するがデータ通信不可。。。(これはauの場合で、他のキャリアは分かりません)
たまに「1x」の通信OKの表示が出るが、現在のWebサイトは「Flash」がフツーに使われているため、表示されない状態に等しい。。。
ネットでの情報収集と並行で、今朝の記憶を呼び起こす事に。
確か、5月に行かれたjhashiさんや2013年末のpapitoccsさんのレコでは「平瀬橋(赤い橋)を渡った先に登山口がある」だった記憶が。
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[color=ff0000]これが最初のミス。
⇒情報収集は事前にしっかり行い、あやふやな部分を無くす![/color]
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手早く着替えを済ませて、あまり頼りにならない記憶を元に出発。
ネットは相変わらずデータ通信不可。。。
平瀬橋(赤い橋)を渡ると、直ぐに急登の取り付き点らしき箇所が。
奥に赤テープが見えるが、あまりの急角度の斜面に、いくらなんでもコレは違うだろうと思い、試しに千石峡方面へ歩いてみる。
千石峡から左手にある笠置山方面は、急傾斜の崖となっており、少し歩いてみたが、取り付き点は見当たらない。
記憶では「平瀬橋の近く」だったため、引き返し、今度は車道を若宮方面へ歩く。
車道を少し歩いたカーブの先に取り付き点らしき場所があり、急登とは違い、なだらかな道が奥の方に見えたため、ここから侵入する事に。
ただ、登山口の表示がなかったので、一抹の不安が(;一_一)
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[color=ff0000]これが2番目のミス。
登山ガイド等に載っている登山道はしっかりと登山口の表示がある(はず?)[/color]
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登山道らしき場所(結果、登山道ではなかったが)は、竹林で人の踏み後があり、右手上方には尾根道のようなルートが見える。
竹林を少し奥に歩いてみたが、踏み跡が薄れ、右手の尾根道との高低差が大きくなってきたため、引き返し、尾根道へ登り上がる。
尾根道に出ると、踏み跡は薄いが、数名が歩いた形跡があり、前方には登山道らしい雰囲気の道が見える。
ホッとした気持ちになり、改めて歩き始めると、目の前に竹ヤブが。
竹ヤブというより、おびただしい数の倒竹の群れ。
明らかにルートミスしている事に気が付き、引き返そうと思案するが、踏み跡を確認すると、倒竹の奥へと進んでいる。
この竹林の奥に続いてる踏み跡の行き先が気になり、先へ進むことに。
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[color=ff0000]これが3番目のミス。
好奇心に勝てなかった。。。
ルートミスに気が付いたら、引き返す方が賢明。[/color]
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倒れた竹を踏み越え、またぎ、くぐり抜け、やっとこさ倒竹の嵐を抜けると、広い尾根道歩きとなった。
尾根道の周囲は、木が切られており、人の手が入っていることが伺える。
人の形跡があった事で、再度、ホッと一息。
広くなった尾根道を快適に歩き、また急登をあえぎながら登り、先へ進む。
この時はルートミスしている事を自覚していたため、できるだけGPSで現在位置を確認しながら歩を進めた。
広かった尾根道は次第に細くなり、最終的には、落ち葉や濡れた土で滑る急登を登り詰めた処で、前方は完全にヤブに遮られたデッドエンド。。。
落ち着いてGPSを確認すると、ここを登り上がると、山頂までは残り僅か、また山頂までは平坦な地形図となっている事が分かった。
トラバースしようと左右を確認すると、左側は砂利、かつ急傾斜の斜面、右側は完全にシダに覆われヤブ漕ぎを強いられる。
ふと左前方を見上げた時、一筋の光が目に入る!
光が見えるのは経験則的に、その先には登りがない平坦な場所か、山頂の場合が多い。
左前方の急傾斜の斜面へトラバース気味に侵入し、木を掴み、ジグザグに歩いて徐々に光へ近づく。
登り上がると、開けた場所に出た。
何かの遺跡かなぁ、と思うほど、平坦な場所。
祠(ホコラ)が一つあり、厳粛で清冽な雰囲気を醸し出している。
思わず、祠の神様にここまでの登山の無事のお礼と、これからの山中での無事をお祈りした。
また、ここで笠置山に入り初めての「登山標識」を見つけて、思わず「あっ!」と声が出てしまった。
標識・道標のある嬉しさと安心感。
登山道は、良く歩かれているので、道幅も広く、踏み固められていて、一目でそれと分かる。
そして登山道道標のお陰で安心して歩を進められる♪
祠のある広場(?)から快適な登山道を約10分程度歩き、笠置山の山頂へ到着!!
山頂直下は、西〜東側の半円くらいはもの凄く平らな場所で、そこからこんもり土を盛ったような山頂へ登り上がる。
笠置山山頂も非常に平らな場所!
ベンチ等が設置してあれば快適なのにと思いつつ、転がしてあった丸太の上に座り、景色を観ながら休憩を採る。
頭上には適度に葉が茂り、日差しを遮ってくれているため、休憩にぴったり。
また、風が吹き抜けて心地よい。
笠置山山頂は、南〜東側方面へ展望が開けている。
今日は霞んでいましたが、飯塚市方面への展望が一番良さそう。
また、南側へ目をやると三郡山地が微かに見えてた。
山頂では携帯電話のデータ通信が可能であったため、相方のcafe_mocha師へ山頂到着の一報を入れ、下山を開始。
下山は、「幸袋(庄司)方面」の標識がある方面へ。
「相田」方面へ下山すると、千石峡から反対側の飯塚市方面へ降りてしまうので注意して下さい。
道標の示す方向へ快適な登山道を歩き、無事に千石峡周辺の車道へ到着!
ここから舗装路を約1.5km程度歩く。
ただ、舗装された道と言っても、千石峡対岸(笠置山寄り)の舗装路は車通りが少なく、また、頭上は樹林に覆われ、左手には八木山川が流れているため、涼しく快適に歩くことができる。
(この日、1時間くらい歩きましたが、車の通行は1台もありませんでした)
途中、千石峡キャンプ場の中に「穂掛神社」なる社があったので、本日の山行で無事に下山できた事に改めてお礼参りをしました。
更に舗装路をテクテクと歩き、ニャーニャー鳴いている子猫(!?)を発見したり、川の中にある円形ステージ、水浴びしている羊(に見える岩)を見つけたりして、現在は廃業していると思しき「千石荘」を過ぎると、駐車した「花の水辺公園キャンプ場」が左手の対岸に見えてくる。
ここから川の中にかかる木造の橋を渡り、無事に駐車場に到着!!
ホント、無事に戻ってこれた事を感謝したいと思った。
千石峡は、すこし水が濁ったよう見えましたが、前日までは雨だったことを考えると、本来は水浴びしても良いくらい綺麗な川なのでは?と思います。
夏の千石峡では、笠置山登山の後に川遊び・キャンプと、アウトドアを満喫できるのかも(^−^)
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今回の登山では改めて、正規の登山道と道標の有難さに気づかされました。
普段は道標がある有難さを感じずに山登りを楽しんでいましたが、それは個人やどこかの組織の方々が、道標や登山道を整備して頂いた上で成り立っている快適さなんだ、という事。
登山に対するスキルが高ければ問題とならない可能性がありますが、登山歴として1年程度の自分には、身に沁みて感じることができ、有意義な山登りだったと思います。
また、上に3つほどミスを書き連ねましたが、どれも難しいことではなく、基本的な事でした。
いつもは、事前準備をしっかりするのですが、何故かこの日は準備が不完全で、、、。
また、好奇心に打ち勝てずに先へ進んでしまいました。
記録として掲載したのは、今後、同じ取り付きから間違って登らないように、また自分への戒めが目的です。
(まぁ、このような取り付きからは誰も登らないと思いますが)
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コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
山を初めのころは、私も迷うことが有りました。
今は、下調べと、gpsに予めルート(カシミール3dでつくったもの)をいれて、ルートに沿ってしか歩きません。
赤テープもいろいろな方が付けて、奥まで行って不明ということもあり、余りあてにできません。今までの中で、基本にしていることは、周回の場合は、難しい、分からない、不安な方を登りにつかいます。そうすると、ダメなら登る途中で、引き返すのも容易です。一般に、下るときに迷いやすいです。
又、迷ったら沢筋には下りないこと、通過できないことが多く危険です。
尾根に道が有ることが多いので、尾根に上がることです。谷筋は、電波も通らないので、通信もできません。
迷ったら、戻るのが鉄則でした。
gakukohさん。
ルートに沿って、が安全な登山の基本ですよね。
それには事前の準備をしっかりするのが一番!
登るのは低山だから、、、と思わず、しっかり準備して臨みたいと思います。
丁寧なコメント、ありがとうございました!!
maltenさん。
福岡方面のレポート。楽しみに見ております。
竹林にやられましたか。大変でしたね。
長崎市内の里山でも、放置された竹林にバッタリ遭遇することがあります。
九電の作業道として使われている登山道では、整備が行き届いているのですが、
そうでない、人が入らなくなった里山では
山頂から下る踏跡はしっかりしているのに、
人里目前で竹林や耕作放棄地に行く手を阻まれたり、
地形図の破線がほぼ消滅状態だったり、
竹は広がりやすく、倒れやすいってのが厄介と聞きます。
竹林や耕作放棄地のせいで、ヤブを漕いで
結果、お蔵入りになったログをいくつか持っています(笑)
iwayataraoさん。
コメント、ありがとうございます♪
こちらこそ、長崎方面のレコを楽しく拝見させて頂いています。
私もヤブ漕ぎは何度も経験してますが、今回の竹林は特にひどかったです・・・。
誰かが通った踏み跡がなければ、間違いなく引き返してますよ。
ただ、結果論として、無事に帰って来れたので、良い経験をしたと考えるようにしてます!
これでヤブ漕ぎスキル(?)が上がったと(苦笑
それと、iwayataraoさんもヤブ漕ぎログをお持ちのようですので、機会があればレコとして掲載しては如何でしょう?
登山地図が最新情報に更新されているとは限らないので、生の情報は貴重です!
藪漕ぎマニアが誕生するわけですね
ってのは冗談で、何事もなく登頂されて無事に下山できて良かったです
まるてんさんってまだ登山歴は1年程なんですね 意外です
私もまだ登山歴が浅い頃(←今もだけど)迷った事があります。
どーこー見渡しても正規のルートが見つからず、下ると滝が現れたりして
散々迷った挙句「また山頂に戻る覚悟、今日中に下山できない覚悟、翌朝出社出来ない覚悟」を決めて少し戻ったらすぐに正規のルートがあったというオチがありました
迷ったら戻るのが鉄則って頭では分かってたけど、なかなか実践出来ないんですよね!
こういう体験をして身に染みました
たぶん今度からはちゃんと戻れると思います。
まるてんさんが書いてる「あやふやな部分をなくす」ってのも大事ですよね
あ、あと感想の赤い文字、かっこいいし分かり易いですね
yukarinnkoさん。
コメントありがとうございます♪
ヤブ漕ぎマニアって
でも、ヤブ漕いで、正規のルートに達した時の達成感はありましたね(苦笑
でも、もうコリゴリです。。。
⇒特に単独山行では
yukarinnkoさんも迷った事があるんですね!
道迷いは、誰でも一度は通る道・・・なんでしょうか??
次からはしっかり事前調査して臨みたいと思います。
それと。
赤い文字や太字は、簡単なHTMLコードを挿入しています。
⇒こういった事はやって良いのか分かりません。
ひょっとしたらヤマレコの管理者の方に怒られてしまうかも。。。
更にもう一つ。
登山経験は、2012年09月からでしたので約2年です。
お詫びして訂正致します(笑
gakukohさん、iwayataraoさん遠くからベテランの方からのコメントありがたいですね!
反省点3つ、わたしもしみじみうなずきました。
それにしても一人で・・・すごいですね。無事に下山できてなによりでした。
希望の光の写真、気持ちがすごく伝わりますー!
踏み跡、赤テープなど登山道の整備をしていただく方々のおかげで安全に楽しめますね。
わたしも無理と思ったら引き返す。
阿蘇以来決めています。
kururinさん。
コメント、ありがとうございます♪
kururinさんや他の方にも、色々アドバイスを頂いて、ありがたいです
やはり「戻る勇気」「引き返す判断」が重要ですよね!
次から判断を誤らないように気をつけます
ただ、元来、好奇心が旺盛な方でして、、、
好奇心に打ち勝てるか?不安です。。。
それと。
プロフ写真が変わったようですね!
あの「阿蘇の大冒険」の時の写真ですかねー
maltenさん やっちゃいましたね。 お探しだった登山口は「花の広場公園」から県道を1Kmほど宮田方面に戻った「千石公民館」ですよ。
papitoccsさん。
ほんと、やっちゃいました(苦笑
事前にしっかり確認しとけば良かったんですが、、、
自宅に帰った後、みなさんのレコを確認して、かなり長く車道を歩かなきゃいけないが分かりました
とほほ
もう少し季節が移ろったら、再度、正規の登山道よりリトライしたいと考えています
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