三川山 〜急登の尾根で汗だくになる〜
- GPS
- 04:59
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 684m
- 下り
- 684m
コースタイム
- 山行
- 4:38
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 5:00
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
最初に渡渉するところが一番緊張します。 所々に標識が立っていますが破損しているものが多かったです。 尾根歩きで倒木により道がわからなくなり、二度ほどコースを外れてしまいました。 |
その他周辺情報 | 三川権現社手前にトイレがあります。 三川山は役行者により開山された古霊場で和州吉野山(大峰山)、伯州三徳山とともに日本三大蔵王権現のの一つだそうです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子(キャップ)
登山靴
サブザック(19L)
昼食(おむすび+グリーンスムージー)
行動食(飴)
非常食(シリアルバー)
飲料(お茶600mL+水800mL)
地図(コース図・地形図)
スマホ(GPS+ナビ)
iPad mini(GPS+ログ)
ドローン(MavicMini)
バッテリー
腕時計
手拭い
ファストエイドセット
|
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備考 | 時折強めの風が吹いていたので、ドローンは飛ばしませんでした。念のために大目に水分を持ちましたが、飲み物はお茶を半分ぐらい飲みました。 |
感想
最近ちょっと体を動かしていない。先週は登山大会役員で学校の裏山へ登ったものの、そんなのでは全然リフレッシュにならない。歩いたことのない山を一人静かに歩きたい。ただ、台風が近づいていてあまりスッキリとした天気ではない。なるべく台風から遠い所と考えて、東の方、兵庫県の三川山というのを選んでみた。どんな山なのか、実はよく知らなかったのだが、あまり無理せずに歩けそうな山ということで選んでみた。
行ってみると、登山口にはずいぶん立派な社殿があった。三川山蔵王大権現社というらしい。なんでも日本三大権現社ということだ。けど、そもそも「権現」って何?という知識レベルで、その有難さがわからない。とりあえず登山の安全を祈るだけだ。
森の中の静かな径を進むと砂防堤があり、その脇を上り河原の脇を歩いて上流方向へ進むと「シャクナゲコース」、「奥の院コース」の標識がある。時計回りのシャクナゲコースの方が若干距離が短くて勾配もきつそうなのでそちらを上りのコースとすることにした。
木の根の張る尾根道で、勾配もそこそこきつい。所々ロープが垂らされているところがあるが、ロープに頼らなくても上ることはできそうだ。下草はあまりなく、道は判読できる程度で所々道の両脇からシャクナゲの楕円形の厚い葉が道に覆いかぶさっている。花が咲くのは4月頃かな。秋のこの季節にはこの山に花は見られない。その代わり、たくさんのキノコを見ることができた。9月半ばではあるがまだ暑いこの時期、こんなにキノコがあるというのはちょっと意外だった。この夏はそこそこ雨も降って、近年には珍しく「干ばつ」という言葉を耳にしなかった。それがキノコ天国を顕現させているのかもしれない。
所々「山頂まであと〇〇M」という札が落ちている。多分設置されたときには木に掛けられていたのだろうが、ほとんどが地面に落ちていて、100mごとに設置されていたであろうその札も、すべては確認することができなかった。札と札の100mの間隔が思いの外長い。背中には汗をびっしょりかいているし、帽子のつばに伝った汗が雫となってスマホの画面に落ちる。
地図に道が記されている所まで出てくると確かにそこは木が伐り払われて通路にはなっていたが、凸凹が激しく左右に傾斜がついているし、普通の車では通ることができない道だった。山頂部分にあるアンテナ施設の資材を運ぶために重機が通った後のようだ。これを道として地図上に記すのはどうかなと思うレベルだ。実際山を歩くと地図に載っていない木材運搬用の立派な林道がいくらでもある。山の中の道というのは実際行ってみないとわからないものだ。
山頂にはアンテナがいくつか立っていた。建物の扉に「兵庫県三川山中継所」と記されており、壁面には「NHK」や「Kiss FM KOBE」のロゴを確認することができた。樹林の隙間から海と町が見える。方向からして、香住の町だろうか。ザックにはドローン(Mavic Mini)も入れて背負ってきたが、時折吹く風が気になる。汗をかいた身体には涼しいが、ドローンを飛ばすには少し心配な風だったのでドローン飛行はやめておいた。
下りは西側の尾根を進んだ。概ね杉林に落葉広葉樹の混ざる下草のない尾根で歩き易い。ただ所々、岩が突出していて迂回しなければならない所や倒木で道が覆われているところがあり、そこで尾根をトラバースする必要がある。ただ、上手に復帰できないと道のない急斜面や藪の中に入り込んでしまい、道を探して樹林、薮の中をさまようことになってしまう、そんな場面が二度ほどあった。ということで、私のGPSログをあまり当てにしないように。こちらのコースにも「山頂まであと〇〇M」の標識がありどれぐらい歩いたかの確認をすることができた。落ち葉の積もった尾根はふかふかと柔らかく、傾斜はそこそこあるものの、気持ちよく歩くことができた。
川の水の音が左右から聞こえてくるとゴールが近い。杉林の尾根の先端はなかなかの斜度があるが、ふんばって滑らないように体を横にしながら下っていく。そして、左右の川が合流する所が尾根の終点だ。渡渉し、少し森の中を歩いて車のところまで戻ってきた。
当初の予定では4時間ほどの山行と考えていたのだが、少しオーバーしてしまった。そんなにのんびり歩いていたわけではない。上り坂は息が切れたし汗もしっかりかいた。下りの尾根も時々ルートを外れたりしたものの無駄に時間を費やさずなるべく急ごうと思いながら歩いた。それでも思いの外時間がかかっている。体力が落ちたのかなぁ、それとも歩き方とか靴とかに問題があるのかなぁ。できれば検証してみたいと思う。
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