羅臼岳～快晴の知床へ。360度のパノラマを独り占め

2014年06月25日(水) [日帰り]

• GPS: 11:40
• 距離: 13.0km
• 登り: 1,553m
• 下り: 1,453m

コースタイム

6:10 羅臼国営野営場-6:20羅臼登山口-9：20泊場-10：50屏風岩-13：40石清水分岐-14:40山頂-15:00下山開始-15:30羅臼平-15:40大沢雪渓上部-16:40極楽平-17:10 650m地点-18:00木下小屋

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

岩尾別温泉ホテル地の涯～羅臼温泉（羅臼ビジターセンター）までタクシーで移動、ちょうど￥10,000ぐらい。

コース状況／危険箇所等

泊場から先は夏道がほとんど出ていませんでした。屏風岩手前の夏道がわかりにくくて、正しいルートかよくわかりませんが何とか雪渓までたどり着きました。屏風岩から先は、12爪アイゼン、ピッケル装備が無難です。標準コースタイムを大幅に超えてしまい山頂にたどり着いたのが15時ごろでした。下山のことを考えると途中何度か引き返そうかと考えましたが、好天候と日の長い時期だったことが幸いして明るいうちに下山できました。岩清水での水補給はほとんど期待できませんので、煮沸が必要でも他の場所であらかじめ補給したほうがよいです。アーバンテック SUPER DELIOS(スーパー デリオス) 携帯浄水器が役に立ちました。

写真

斜里町からみた、知床連山。今日はいい天気です。

登山口付近で。雲海から国後島がひょっこりみえます。

登山口。さてここから出発。

木かくれの滝。

木かくれの滝を超えたすぐの辺りで見つけました。大きさからはヒグマでしょうかね。ここから先のブナ林で、獣の咆哮、鼻息を3回ほど聞きました。姿は見えませんでしたが、ヒグマ？。

倒木もありますが、道迷いはありません。

ハイ松ですが、背丈以上あります。

6/25 8:51

川に沿って登っていきます。天気が良いので、マーキングがよく見えてわかりやすいです。

6/25 9:17

泊場手前です。川は硫黄成分が多いためか、硫黄臭があります。赤茶けた部分は鉄成分。

泊場に到着。ここでちょうど半分。

泊場の看板を超えたあたりから雪渓歩きが続きます。

これは何？？

延々と残雪が続きます。

屏風岩の雪渓です。

滝が3－4本流れていました。

時々後ろを振り返りながら、、、。なかなか進みません。左に下りすぎるとサシルイ川源流にたどり着いてしまう、下山でよく道迷いしやすいところと聞きます。

そろそろ海もかすんできた？。はやる気持ちとは裏腹に足がもうパンパンです。遠くに見えるのは国後、択捉島。

石清水分岐です。石清水は本当に雨だれのような量ですので、コップ一杯を集めるのが精いっぱい。下山時にコップ1.5杯分いただき、のどを潤しました。

山頂にて。

山頂からの眺め。

改めて国後、択捉島。

羅臼湖方面を眺める。

オホーツク海側（ウトロ方面）です。

改めて知床連山。

羅臼平。

大沢の雪渓、ところどころ夏道がでています。

下山は快適です。

極楽平から、羅臼岳。

確かに蟻がたくさんいましたが、クマを見ることはありませんでした。

18時、木下小屋到着。日の長い時期で助かりました。

撮影機器：

NIKON D600 NIKON CORPORATION

感想

montjapon

道東出張の機会を見計らって以前から行きたかった羅臼岳に行きました。羅臼側のビジターセンターの駐車場に車を止めて羅臼国設キャンプ場の登山入口からスタートです。下山に利用した岩尾別ルートとは対照的に、羅臼側からの登山口は残雪あり、雪渓あり、倒木あり、獣の咆哮、鼻息を聞きながらと、野趣あふれる登山体験ができました。屏風岩手前の夏道がわかりにくくて、正しいルートかよくわかりませんが何とか雪渓までたどり着きました。屏風岩の手前で12爪アイゼン、ピッケルを準備して、雪渓を登っていきます。標準コースタイムを大幅に超えてしまい山頂にたどり着いたのが15時ごろでした。下山のことを考えると途中何度か引き返そうかと考えましたが、360度のパノラマが眼前に広がった瞬間、じわじわとこみあげてくるものがありました。
この時期の北海道の山の情報が少ないので、参考にしていただければと思います。コースタイムはむちゃくちゃですが。