黒戸尾根〜甲斐駒ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 2,378m
- 下り
- 2,381m
コースタイム
11:22甲斐駒ケ岳山頂12:05-16:47尾白駐車場
登り6H 下り4H42M
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年09月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
七丈小屋着のテン場を越えた所で1ヵ所土がむき出しで、完全にざれた斜面が有り、 登った跡だらけだったので登っていった。しかしこれまでの登山道と明らかに違い悪すぎる。 すると下から声をかけられる。どうやら右側にちゃんとした登山道が有った様だ。 あと黒戸尾根でヤマレコ内を検索すると多くの有益な情報が有るので そちらを参考にしてください。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
近々縦走の計画を考えているので、そのトレーニングと今の自分の体力を知るために
黒戸尾根で甲斐駒ケ岳へ向うことにした。
予定の縦走だと1日に2000m位のアップダウンと20〜30km位の歩行距離を3日間続け
1日軽めで又2日間ヘビーにといった内容だが、今の自分に可能なのだろうか。
なのでザックもそこそこ重くしようと思ったが、控えめに9kgくらい(笑)
黒戸尾根は歩行距離にしてこの高度差、かなりの急登を予想していたが、さすがに堪えた。
一昨日の塔の岳の疲労が抜けきらない上に、前日の夜に殆ど寝ることができなかった。
よほど翌日にスライドしようかとも考えたが、翌日は曇りの予報だし縦走計画では
体調が悪い中を歩くのは必至なので、ここは予行練習になるだろうと強行した。
結果としては縦走計画は白紙、、、とてもではないが無理だな。
駐車場には5:10位に到着。既に8割位は埋まっていた。
家族づれも多く薄暗い中、いかにも山グッズらしいものを所狭しと広げたりしている。
これを片付けていたら、いつになっても出発できんぞ、などと思いながら私は到着後10分で出発。
竹宇駒ケ岳神社の横を通り過ぎ、定員5人のつり橋を渡ってから登山道へと入っていく。
しばらくして後ろから軽快な足音が聞こえてきた。明らかに早い足取りでスタイルはトレラン。
こんな所にもいるんだな。パッと見は細身でマッチョには見えないのだが、なにせ走ってる、、
しばらくすると又1人、今度は軽登山な衣でたちで若そうだが、
正直、秋葉原の似合いそうな感じだった。(すいません)
ただし、歩くスピードが異様に速い。小股で進んでいく足取りが妙に軽い。
とても省エネな歩き方で浮いているようにすら見える。
ひょっとして幽霊?などと思ってしまうくらいだ。
しかし、この時間帯でこのペースなのだから、十分自分を知っている上での日帰りなのだろう。
又、次に抜かれたのは、私よりひとまわり近く年長と思える方で、
この人はいかにも長く山を歩いていますといった感じの方で、足取り強くガシガシと進んでいく。
人それぞれいろんなスタイルが有るもんだ。頂上までに結局5〜6人の方が抜いていった。
始めのトレランの方は七丈小屋で再会したので、おそらく3H強位で頂上に達していそうだ。
次の幽霊さんは4H30Mくらいかな?
自分はというと途中に吐き気はするは、今来た道をすぐに戻ると思うとめまいがするし、
こりゃあツェルトも有るし最悪、撃沈ビバークかな、などと思いながら最後の岩場を這いずるように登っていった。
七丈小屋の手前くらいまで来たときに、前方に一瞬大きな赤い屋根がはっきり見えた。
やっと小屋まで来たかと進んでいくが、なかなか小屋が現れない。
どうやら幻覚を見たようだ。それ程疲れてはいないと思っていたがショックだ、、
頂上からの眺めは、なかなかすばらしく夏山に来た〜と感慨もひとしお。
仙丈ケ岳のカールの方面から縦走路が見え、その左には北岳と間ノ岳、またその後ろには、
少し白く靄のかかった、うすい青色の富士が静かに顔を出している。
紫外線は意外に強くランニングシャツで横になっているとつらい。
UVカットのYシャツを頭からかぶると驚くほど涼しさを感じる。
熱を感じるのは紫外線なんだな〜と痛切に感じた。
軽く食事を取り、少し横になってから恐怖の岐路へと着いた。
意外と体力も回復したので、ゆっくり下りて出来ればヘッデン無しで下りることが出来ればいいや
位な感じでボチボチ下山を開始する。
まだまだ登ってくる方も多く、おそらく小屋泊まりなのだろう。
以外に小さな子供も多く、両親の間に3人の8才から10才位のとってもかわいらしい女の子をはさんで登ってきた方達もいた。
苦痛な顔もせず楽しんで登っている。微笑ましくもあり羨ましくもみえる光景だ。
下りの2000m位までストック無しで来たがもう限界、最後はストックのお世話になり駐車場へ到着。
今回は時間を気にしすぎてしまった。どうもこれは最近の良くない傾向で、
確かにそこから得るものも多く有るが、同時に失うものも大きい。
2度ほど喋りかけられたが、疲れすぎて思考視野がとても狭くなっているため、
ろくな返答が出来なかった。(すいません)
が、しっか〜し。今度は荷を軽くして体調万全、トレランシューズで望みたいと思うのはなぜだろう、、
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