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Yamareco

記録ID: 4708540
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
四国

国見山

2022年09月24日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:33
距離
5.5km
登り
448m
下り
416m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:52
休憩
0:30
合計
3:22
10:07
74
スタート地点
11:21
11:51
98
13:29
ゴール地点
天候 曇のち晴
過去天気図(気象庁) 2022年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
林道登山口駐車場
コース状況/
危険箇所等
よく踏まれた登山道
その他周辺情報 祖谷温泉、松尾川温泉は源泉かけ流し
木村家の近くのヒガンバナではアゲハが夢中で吸蜜中。
2022年09月23日 12:13撮影 by  iPhone XR, Apple
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9/23 12:13
木村家の近くのヒガンバナではアゲハが夢中で吸蜜中。
国見山登山口取り付き。
2022年09月24日 10:09撮影 by  iPhone XR, Apple
9/24 10:09
国見山登山口取り付き。
もうちょっと、はれてくれないかなー。
2022年09月24日 10:10撮影 by  iPhone XR, Apple
9/24 10:10
もうちょっと、はれてくれないかなー。
防火帯を行く
2022年09月24日 10:37撮影 by  iPhone XR, Apple
9/24 10:37
防火帯を行く
尾根っぽくなった。
2022年09月24日 11:09撮影 by  iPhone XR, Apple
9/24 11:09
尾根っぽくなった。
国見神社で御参りを。
2022年09月24日 11:17撮影 by  iPhone XR, Apple
9/24 11:17
国見神社で御参りを。
明るい尾根に出たらV字に折り返して山頂へ。
2022年09月24日 11:22撮影 by  iPhone XR, Apple
9/24 11:22
明るい尾根に出たらV字に折り返して山頂へ。
オトギリソウの類。
2022年09月24日 11:26撮影 by  iPhone XR, Apple
9/24 11:26
オトギリソウの類。
山頂の三角点を愛でるkinuasa。
2022年09月24日 11:27撮影 by  iPhone XR, Apple
9/24 11:27
山頂の三角点を愛でるkinuasa。
キアゲハの雄がkinuasaのシャツにとまって食事を始めたようだ。
2022年09月24日 11:31撮影 by  iPhone XR, Apple
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9/24 11:31
キアゲハの雄がkinuasaのシャツにとまって食事を始めたようだ。
山頂は秋の風情。
2022年09月24日 11:38撮影 by  iPhone XR, Apple
9/24 11:38
山頂は秋の風情。
広い尾根を下っていく。
2022年09月24日 12:07撮影 by  iPhone XR, Apple
9/24 12:07
広い尾根を下っていく。
林道が見えた。
2022年09月24日 12:23撮影 by  iPhone XR, Apple
9/24 12:23
林道が見えた。
ミドリヒョウモンの雌が吸蜜中。
2022年09月24日 12:37撮影 by  iPhone XR, Apple
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9/24 12:37
ミドリヒョウモンの雌が吸蜜中。
今下ってきた尾根を振り返る。
2022年09月24日 12:37撮影 by  iPhone XR, Apple
9/24 12:37
今下ってきた尾根を振り返る。
アケボノソウか。
2022年09月24日 12:44撮影 by  iPhone XR, Apple
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アケボノソウか。
山々の眺望が広がる。
2022年09月24日 12:46撮影 by  iPhone XR, Apple
9/24 12:46
山々の眺望が広がる。
正面に国見山。
2022年09月24日 12:50撮影 by  iPhone XR, Apple
9/24 12:50
正面に国見山。
リンドウが咲いている。
2022年09月24日 13:08撮影 by  iPhone XR, Apple
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9/24 13:08
リンドウが咲いている。
シモバシラか。
2022年09月24日 13:12撮影 by  iPhone XR, Apple
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シモバシラか。
オオバショウマ。となりはアキチョウジか。
2022年09月24日 13:22撮影 by  iPhone XR, Apple
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9/24 13:22
オオバショウマ。となりはアキチョウジか。
剣は雲に隠れているが、素晴らしい山並。
2022年09月24日 14:02撮影 by  iPhone XR, Apple
9/24 14:02
剣は雲に隠れているが、素晴らしい山並。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス カメラ シュリンゲ

感想

毎年、秋のこの季節には祖谷の隠れ家で俗世を離れて心の洗濯。今回は二泊三日の計画ながら、あいにく天気が悪い予想だった。それでも初日の23日は雨は免れた。何度もここを訪れながら未だ乗ったことのない大歩危の遊覧船に乗船するつもりだったが、前日までの雨で川は増水して濁流が激しい勢いで流れ、欠航になってしまった。そこで、これまで気になりながら素通りしていた木村家住宅や歴史資料館に行ってみることになったのである。西祖谷に向かって車を走らせていると、「襖からくりの里」という古びた看板が目に入った。さっそく林道に入って訪ねてみた。年に一度、地元の有志によって保存のために行われるという襖からくり。その舞台となる阿弥陀堂は普段は固く扉が閉ざされている。それでも、祖谷の山郷でひそやかに繰り広げられる行事を想像するには十分な重みを観ぜさせられる堂宇である。すぐ横には古びた石階段が尾根に沿って上へ上へと続いている。有宮神社参道だそうで、折角なのでお参りしていく。本殿手前には「国見古道」の入口があった。
続いて車を木村家住宅へと走らせる。国指定の重文である。江戸中期の祖谷の農家で、この辺りで最古の現存の建造物だという。第19代当主がここをカフェとして営業しているらしいがこの日は休みだった。石垣の上の藁屋根の建物である。
続いて京上の資料館へ。ビデオを見て知ったのだが、平の国盛の直系の一家は阿佐家を名乗り、その家が県指定の文化財となっている。今度見に行ってみよう。
翌24日、朝は曇り空で山はガスがかかっているが、雨は免れた。予定通り、国見山に向かう。ガイドブックや標識のルビは「くにみやま」だが、祖谷の民は「くにみさん」と呼んでいた。ここでは「くにみさん」と呼ぶことにしよう。
二人とも膝や足にトラブルがあって長距離歩行を避けないといけないので、林道登山口からピストンで最短行程とする予定だ。台風の置き土産の樹木の枝や葉、落石が路面に散乱しているが、幸いにも最上部の駐車場まで乗り入れることができた。十分な面積のある駐車場だが、我々以外の車はなし。天気がいまいちなので、誰も登っていないのだろうか。
立派な標識の横から、セメント階段を上るのがとりつきである。杉やヒノキの植林帯と雑木林が交互に現れる。植林も間伐や枝打ちがきちんと行われていて明るく、おかげで下草のササも健在だ。途中から防火帯らしき切り開きを登る。傾斜はさほど急でもない。途中で二人組の登山者とすれ違い、写真を撮ってもらう。グングン尾根を登っていくが、かなり高くなったところでトラバース道となり、大岩が現れると間もなく国見神社に出る。お参りの後、さらにトラバースを続ける。すると明るい尾根上にでる。ここから、ほとんど180度ターンして尾根上をちょいと登ると、国見山の山頂に飛びだした。芝で覆われた見晴らしのいい山頂なのだが、雲とガスが切れない。時間があるのでゆっくりと待ってみる。果報は寝て待て、というじゃないか。晴れていれば剣や石鎚まで見晴らせるという。ちょっとずつ青空が支配を広げ、期待を持たせるが、すっきりときれいに雲が取れるようにはならないのだった。
いつまでもいるわけにもいかないので、あきらめて出発だ。予定ではピストンするとしていたが、大歩危方向へ伸びる尾根を辿って林道経由で周回するプランに変更。広く傾斜の緩い尾根をずんずん下っていくと、林道が目前に迫ってきた。尾根に沿ってそのまま下っていくと、件の有宮神社に出るらしい。林道の所まで来るとなんだか天気が良くなってきた。明るい陽光が降り注いで気持ちがいい。ここで昼ごはんにする。天気はますます良くなって、セメント舗装の林道歩きながらすがすがしい気分だ。林道沿いの花を眺めつつ下れば、山々の眺望も見事にひらける。林道のカーブを曲がると正面上方に国見山が聳えている。意外な高さだ。この林道、下る一方の道と根拠なく思い込んでいたが、意外にも登り返しがあり、アレー、と言いつつ越えていけば、やがて再び下りに転じ、さしたる距離も行かぬうちに駐車場へと帰還した。
隠れ家に戻ると、山々の眺めが透明感を増している。一番奥に聳える尖がった山頂は矢筈山である。その左に均整の取れた丸みのある前烏帽子山のピークが見える。さらに左に寒峰と続く。矢筈山はすでに登った。今度は烏帽子山、そして寒峰がターゲットだ。それまでに二人とも足を直さないと。来年の目標を立てて、今年の四国の山行を終えたのだった。

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