大峰山系・八経ケ岳1915m 関西の最高峰に登り、オオヤマレンゲを探す
コースタイム
◇地 図 国土地理院1/25000 地形図「南日裏、弥山」
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
感想
梅雨の晴れ間の大峰山系。急登で苦しい所もありましたが景色も素敵で気温も上がらず 涼しい風がさわやかな山行でした。日本百名山にふさわしい風情と変化の多い山でした。
日帰りで日本百名山を味わえる贅沢な大峰山系のバスハイク。奈良県に入り、鮎釣りの吉野川を車窓より眺めていたら、いつの間にかバスは高度を上げて山道を駈け抜け登山口に着いた。
折しも日本列島は梅雨の最中、ピンポイントの大雨や雹が降ったりする大荒れの週で催行も危ぶまれていたが、CLを始め皆さんの祈りが通じ、有り難くも帰神まで雨に遭うことはなかった。西口の登山道からは縦横無尽に走る木の根に翻弄されながらも、時折吹く心地よい風に助けてもらい、一時間程の急登に耐え抜いた後、弁天の森で昼食。「仲良くしましょう」とばかりに集ってくるコバエを口に入れないように注意を払いながらも素早くオニギリを頬張る。
弥山小屋に向かってはさらに急登が続き、心が折れそうな私達へCLご夫妻からパイナップル&蜂蜜&レモンのシャーベットの冷たくも温かい差し入れをいただき、息を吹き返した。嶮しい山道の合間には、朽ちた大木を優しく包むかのような見事な苔の森が現れ、こちらに語り掛けるように静かに佇んでいるようにも感じられ、これも一服の清涼剤となった。
弥山小屋ではザックをデポし、鹿除けの柵でガードされた大山蓮華の群生地を通り抜けて関西最高峰の八経ヶ岳へ詰める。(残念ながら大山蓮華は2冂の白い可愛い蕾を付けてはいたが、1週間位後が見頃だった模様。)
八経ヶ岳山頂には長さ1.5m程の立派な銀色の錫杖が埋め込んであった。見晴らし良く、ガスで煙る中に大峰山系の豊かな山々が幾重にも見えた。「着いた〜」此処でゆっくりしたいものであるが、遠路の山旅でもあり、写真撮影の後早々に弥山小屋にとって返した。
木洩れ日を背中に受けながらピストンで来た道を下山。まぁ、良くこんな急なところを登ってきたものだと皆一様に感心しながら下ってゆく。いつの間にか1班の方と距離が開いてしまっていたが、CLの「ここまで無事で来たのに怪我はつまらないよ」のお言葉に、逸る気持ち抑えながらゆっくりと下りて行った。
下山後は、「今日の山は本当に登り甲斐があったね〜」と、大峰山系八経ヶ岳登山を堪能した喜びに沸き、バスは一路神戸へ向かった。(KA)
5年前に行けなかった八経ヶ岳に、やっと行けました。
2009年06月28日(日)バスハイク 大峰・観音峯(1347m) みたらい渓谷 南朝ロマンの小径
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-52292.html
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