記録ID: 4740586
全員に公開
アルパインクライミング
奥多摩・高尾
大岳山北稜 海沢in
2022年10月01日(土) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 08:32
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,497m
- 下り
- 1,507m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
海沢探勝路破線コースは台風十九号による影響で大きく荒れていることから、令和2年7月から通行止めの扱いとなっています。 大滝を巻き、沢に下降後渡渉。840m峰までは泥壁のかなりの急傾斜を肩まで。谷側は切れ落ちており、足場も悪く、スリップすれば一発アウトなので、部分的にコンテとスタカットを交えながら登る。チェーンスパイクやバイルがあればより安全に登高できるのでお薦め。 840m峰からは一旦コルまで急な斜面を下降。コルからは踏み跡の付いた植林帯を沢まで下り、対岸の北稜へ向けて渡渉。一登りすると岩稜帯となり、3ピッチの登攀となる。各ピッチのアンカーは十分な太さの立ち木があるため、これを利用する。3ピッチ目の終了点手前のナイフリッジに2ヶ所ハーケンあり。 終了点からナイフリッジを20mほど進み、リッジの突端に残置のスリングが巻かれた立ち木から切れ落ちた垂壁を7mほど懸垂下降してコルへ降り立つ。 その後現れる核心の垂壁(Ⅳ~Ⅳ⁺)を越え、尾根沿いに進むと大岳山山頂へ至る一般道へ合流。1km弱で山頂へ。 山頂には、これまでの静寂から一転、多くの登山者で賑わっていた。 ここで昼食後、鋸山~天地山の縦走を経て海沢へ周回。 |
写真
核心部は終了かと思っていたところで垂直の岩壁が進路を阻む。
スタンスは細かいが左側から左上するクラック沿いにラインを見出す。基部から2m弱のクラックへリンクカム0.5をセットし離陸。苔がびっしりで緊張する。Ⅳ~Ⅳ⁺
スタンスは細かいが左側から左上するクラック沿いにラインを見出す。基部から2m弱のクラックへリンクカム0.5をセットし離陸。苔がびっしりで緊張する。Ⅳ~Ⅳ⁺
装備
共同装備 |
50mロープ
クイックドロー
アルパインヌンチャク
ハーケン
ハンマー
|
---|
感想
身近な奥多摩は大岳山に、地形図から目星を付けた今回のルートは沢登り、登攀、懸垂、ルーファイ全てが必要となる楽しいバリエーションルートでした。
登山の総合力を試す場としても、マルチピッチの練習としてもお勧めできます。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する